« 2015年2月 | トップページ | 2015年4月 »

2015年3月

2015/03/31

「デッドマン・ダウン」

本日の映画

デッドマン・ダウン [Blu-ray]
movie-15 「デッドマン・ダウン」  Dead Man Down  2013年米

DIR:ニールス・アルデン・オプレヴ
CAST:コリン・ファレル、ノオミ・ラパス、ドミニク・クーパー、テレンス・ハワード、イザベル・ユペール
STORY:ヴィクターは裏社会のボスの右腕のヒットマン。彼の向かいのマンションには顔に傷を持つ女ベアトリスが住んできた。ベアトリスは、ヴィクターの殺しを目撃したと言って自分の顔に傷をつけた男を殺して欲しいと頼む。

☆☆☆復讐物のサスペンス。

オプレヴ監督というと、ノオミ・ラパスが出演した「ミレニアム ドラドン・タトゥーの女」の監督。タッグを組んでハリウッドに進出した作品ということになる。

それぞれ心に傷を持った男女の復讐劇で、なんとなく予想はついたものの、一応ちょっとした驚きもあったりして、それなりに楽しめた。

C・ファレルも久々いいなと思ったし(あまり得意な俳優さんではないけれど)。
N・ラパスもいいとは思うのだけど、顔に醜い傷を持って、近所の子供たちにも石を投げられるほどという設定なのに、それほど醜くないんだな。やるならもっと徹底的にやった方がよかった気がする・・・
一番印象に残ったのは、ラパスの母親役イザベル・ユペール。強烈。

前半は静かなドラマだったのが、一転後半は動きの激しいアクションになるところがちょっとバランスが悪いかなという気も。

結末はハッピーエンドでほっとしました。

2015/03/30

サントリー ザ・プレミアムモルツ 香るプレミアム

1503301
去年春に期間限定で発売された香るプレミアムが戻ってきた!
限定的でなく発売された模様。

缶は、通常のプレモルと金青が反対になったバージョン。
注いでみると、やや薄いかなという色だが、泡はとってもきめ細やか。
飲んでみると、ぐっとくるかと思いきや、意外と穏やか。でもコクはあってしみじ

みおいしい。いいですねぇ。
そうそう、これ上面発酵のエールだったんでしたね。
これ、好き。

2015/03/29

サントリー ラドラー

1503291
昨年ドイツを旅行した際、初めてラドラーを飲んだ。
混じりものだしな~と思っていたけど、どうしてどうして。さっぱり飲めて、昼食とかのどの渇いた時にいいなあと。
しかし、日本では売っておらず・・・
今回発売されると聞いて楽しみにしていた。

注いでみると、やや薄い黄金色。
飲んでみると、甘い!
確かにレモンの味はするのだけど、これは甘過ぎでしょう。甘いレモネードを飲んでるみたい。
正直、残念。

2015/03/28

【動物絵画の250年展】

art-17 【動物絵画の250年展】 府中市美術館

1503281
府中市美術館で開催されている【動物絵画の250年展】にいって参りました。
この展覧会は2007年に開催された【動物絵画の100年展】の続編とのこと。
もちろん!この展覧会も見にいっております。

序:動物という存在
橘保国の「鯉図」からスタート。いやはや大きな鯉だ。
大きいと言えば、歌川国芳の「大漁鯨のにぎわい」。大井沖に迷い込み弱った鯨を見物する人々の絵。いつの時代も物見高い人たちはいるものだ。
森狙仙は、やはり猿。手長猿というのがめずらしいが。びよーんと伸びた手がユーモラス。
狙仙なのにリス?と思ったら森徹山だった。リスだらけ!

1章 想像を具現する
狙仙・中井藍江・徹山の「蝙蝠鹿松図」。鹿と蝙蝠という取り合わせが不思議だが、どちらも縁起ものなんですね。
宋紫石の「鯉図」の方が保国のより好き。はねる鯉。黒田綾山の「琴高仙人図」に出てくる鯉は金属っぽくて変だが・・・
島田元旦の「玉兎図」。兎たちと月と、ごつごつとした岩と滝。不思議な構図。

そして、虎のコーナーへ!
いやーよく集めたなあ、虎。
想像で描いたものだがら、どれも微妙な虎(笑)。かわいすぎたり、形が変だったり、模様が変だったり・・・
一番、虎っぽかったのは円山応挙の「猛虎図」かな。
司馬江漢の絵はライオンだった。が、ライオンか?これ!オランダの図鑑に描かれたライオンとそっくりだが・・・

上田公長「蟹子復讐之図」。さるかに合戦ですね。
蟹の子供が復讐のため、スカウトしてる図・・・らしい。
下からふーふー言いながら臼、一瞬大根に見えたはさみに加えて栗をスカウト中?いや、これはおもしろい。
何度か見ている国芳の「絵鏡台合かゝ身(みみずく・獅子・般若面)」。影絵ですね。猫の体勢が結構アクロバット。
酒井梅斎「孫悟空図」。孫悟空がシャボン玉?をしているのだが、その泡の中には孫悟空の分身たちが。おもしろい。

2章 動物の姿や動きと、「絵」の面白さ
土方稲嶺「糸瓜に猫図」。瓜を見る猫がちょい怖い。
関蓑州「象図屏風」。なんだかせせこましく屏風に象が閉じ込められてる感じ。耳がちょっと変な気が。
衣笠守昌の「牛馬図屏風」。馬はさらっと描かれ、牛はもうちょっと描きこんである。
鍬形蕙斎「鳥獣略画式」。単純化した鳥獣がかわいらしい。デザイン的というか。
稲葉弘道「鶴図」。多分、羽根の奥をくちばしでつついてるところだと思うのだが、なんでこんなところを描いたかなあ(笑)。
お隣、若冲の「鶏図」も、ちょっと不思議な鶏。

3章 心と動物
大原呑舟「月に泥亀図」。なるほど、月とすっぽん・・・
長沢蘆雪「烏・雀図」。雀がかわいい。
狙仙の「滝見鹿図」。この鹿もかわいい。猿だけじゃないんですね。
冷泉為恭の「五位鷺図」。なぜ五位鷺というのか、はじめて知りました。
仙厓義梵の2枚。「南泉斬猫図」は題材がかわいそうなので好きじゃないのだけど・・・
仙厓の描く猫って、目が飛び出してるし、相当デフォルメされているが、ユーモラス。
岸勝の「猿の座禅図」はぷっと笑ってしまう。顔は人間でしょう、これ。丸々した体がいいなあ。
上田公長「芭蕉涅槃図」。涅槃図といっても(隣にフツーの涅槃図もあったが)芭蕉の涅槃図。この人は、ユーモアのある作品を描く人なのかな。
応挙の「芭蕉と虫図」。構図のおもしろさ。これいい。
そして、やはり狙仙といえば猿でしょう。ということで猿が4枚。
どれがいいかな?一番好きなのは「蜂猿図」かな。毛並みがいいんだなあ。
森一鳳の「熊図」の熊は小熊なのだろうか。かわいい!

最後は子犬たち。
子犬といえばやっぱり応挙でしょう!うーん、かわいい。
お隣に、長沢蘆雪の若い頃の絵が。応挙の弟子だけあって、応挙のにそっくり。

やっぱり動物の絵っていいですね。
後期はすべて入れ替わるとのことなので、是非行かねば。

2015/03/27

ジョナサン・ホルト『カルニヴィア1 禁忌』

本日の本

カルニヴィア 1 禁忌 (ハヤカワ・ミステリ 1875)
book-13 『カルニヴィア1 禁忌』 ジョナサン・ホルト著 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

STORY:ベネツィアの教会の石段で司祭の服を着た女性の死体が発見され、憲兵隊大尉カテリーナが調査を開始する。一方米軍基地に赴任したばかりのホリーは旧ユーゴ内戦時の記録公開を求めに応じ、記録を調べはじめるが・・・

☆☆☆ベネツィアを舞台にしたミステリ。

はじめに登場するのは、これが初めての殺人事件捜査となるカテリーナ・ターポ大尉。切れ者の上司の下で張り切って捜査にあたるが、上司に惹かれてしまう・・・
次に登場するのが、父が軍人であったため、子供の頃世界中を転々とし、イタリアにも長く住んでいたことから、第二の故郷イタリアへの赴任を願い出たホリー・ポーランド少尉。前任者から引き継いで民間人からの依頼で、過去の記録調査をはじめたところ、依頼者が亡くなってしまう。
そして、もう一人登場するのが、幼い頃誘拐され、鼻と両耳をそがれてしまったことから精神的な問題を抱えた、天才ハッカーにしてSNSカルヴィニア主宰者の大富豪、ダニエーレ・バルボ。

最初はバラバラだったはずの物語が、次第に交錯し、1本の糸になるあたりからぐんとおもしろくなる。
謎解きだけでなく、サスペンス、スリラー、アクション、スパイ物、歴史、宗教etc、あらゆる要素が絡まり合って、物語は進んでいくのだが・・・

明らかになる真実は(この本はフィクションだけれど、事実も相当含まれているのだと思う)、あまりに辛く残酷なもの。読むのがしんどくなるほどに・・・

2作目はどうなるんだろう?
またまた大きな陰謀が明らかになるのだろうか?
楽しみだ。

そして、まだまだ謎の多いバルボとカルヴィニアの実態が明らかになるのだろうか。3人がどうなっていくのかも興味深い。

2015/03/26

純米吟醸 夢

1503261
新潟みやげにいただいた日本酒。市島酒造のもの。
瓶がきれいですねぇ。捨てられず飾っております。

飲んでみると、ふわっとした甘みが感じられるけれど、さらりと飲める感じ(危険!)。やや低めのアルコール度数ということもあってか、普段あまり日本酒を飲まないワタクシでも、すいすい飲めるお酒かと。

2015/03/25

「ブラッド・ダイヤモンド」

本日の映画

ブラッド・ダイヤモンド [Blu-ray]
movie-14 「ブラッド・ダイヤモンド」  Blood Diamond  2006年米

DIR:エドワード・ズウィック
CAST:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン
STORY:90年代、内戦下のシエラレオネ。漁師ソロモンは反政府軍に捕らえられるが、混乱に乗じてピンクダイヤを隠す。このダイヤを横取りしようとする元傭兵ダニーに、武装組織の資金源であるブラッドダイヤモンドの実態に迫るジャーナリストのマディーが接近する。

☆☆☆硬派なドラマ。

アフリカの暗部を描いたドラマである。
ダイヤモンドというのときらびやかな世界を想像するのだけど、裏ではダイヤモンドを巡るどろどろとした世界がある。

そして、悲惨なシエラレオネの実態。
家族は容赦なく引き離され、殺しが日常化し、子供は洗脳されて殺人者にされてしまう。
あまりに悲しい現実。

その中で決して希望を失わなかった主人公は家族に再会、洗脳され少年兵となっていた息子も取り戻す。
ここにからんでくるのが、ディカプリオ扮するダイヤの密売人ダニーと、特ダネを狙ってダニーに接近するジャーナリストのマディー。
このダニーとマディーのロマンスは、この厳しいドラマの中にあって、ちょっと浮いてるかなあと思わなくもない。友情でもよかったのでは?と思ったり。ちょっと甘さが出ちゃった感じで、はじめから最後までびしっと厳しい映画にしてもよかったのではないかと思ったのだった。

ディカプリオは相変わらずの童顔で(笑)、この役にはどうかしら?と不安だったけれど、まあまあがんばった方。J・フンスーがよかったというのもあるけれど、はじめはお互いを利用するだけの関係だったのが、次第に友情がめばえていき、ラストには・・・悲しくも感動的な場面が。
ダニー、はじめは屑みたいな男だと思っていたけれど、改心した・・・というか、本来的にはいい奴だったのかも。

勉強になる映画でした。
長いけど、見る価値あり。

2015/03/24

たかぎなおこ『親孝行できるかな?』 

本日の本

親孝行できるかな? (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
book-12 『親孝行できるかな?』 たかぎなおこ著 メディアファクトリー

楽しみにしてるたかぎさんの新作。
このところ旅とかマラソンとかを読んできたのだけど、違う方向性の本。
旅のお話も入ってますけどね。

たかぎさんが、どうやったら両親に喜んでもらえるか悩みつつがんばるお話。
喜ぶポイントをはずしてしまうこともあるのだけど、十分親孝行だよね。

そして、ご両親のキャラがまた楽しくて・・・
普段はあまり会話もなく、一緒に行動することも少ないようだけど、あ・うんの呼吸が感じられて、なかなかいいコンビ。

ほのぼのエッセイであります。

2015/03/23

サントリー プレミアムモルツ マスターズドリーム

1503231
コンビニ先行発売のビール。
プレモルの派製品のようだ。
なんかね、ずんぐりむっくりのフォルムがかわいらしいな。
小さめの瓶なので330かなと思ったら、305mlなのであった。とすると、結構

高級なビールってことになりますね。

注いでみると、きれいな黄金色で泡はきめ細やか。
飲んでみると、いい苦味ですねぇ。甘みも後ろに控えてるのだけど、このバランスが絶妙。飲み応えがあって、これはぐっと一息に飲んでしまうのがもったいないビール。

おいしいなあ。


2015/03/22

アサヒ クリアアサヒ糖質0

1503221
クリアアサヒの新製品。
最近糖質0製品が各社から出てるけど、いずれも缶が緑色。なんでかな~

注いでみると、泡は粗くてあっという間に消える。
飲んでみると、ん?甘いな。糖質0なのに?
って関係ないか。甘味料は使われてるわけだから。そして、明らかにビールとは違う香り。
アルコール分を高くすることで飲み応えあるようにしたのかもしれないけれど、これはちょっとね。

2015/03/21

武蔵境:若鯱家 イトーヨーカドー武蔵境店

1503211
武蔵境に出かける用事があり、お昼を昨年10月以来の若鯱家へ
若鯱家は名古屋のお店で、一番有名なのはカレーうどんかと思うのだが、今日は別のものにしようかと。
なぜなら・・・
別のものが食べてみたかったから・・・
というより、昨日の夜カレーを食べたから。

1503212
ということで、
ワタクシが頼んだのは、味噌煮込みうどん。
味噌煮込み用の麺なので固いですが、と言われるがもちろんOK。
具は、鶏肉、卵(下の方に入っていて見えず。結構よく固まった)、ねぎ、あげ、しいたけ、かまぼこ。
うどん、確かにやや固めだけど、山本屋本店なんかに比べると穏やか。味も穏やか。でもおいしい。
パッと見、鍋が小さなと思ったのだけど、深さがあってそれなりの量だった。

1503213
同居人の、きしめん(温)とミニ味噌カツ丼のセット。
ちょっと味見させてもらったが、汁甘め。あげも結構甘いそう。
きしめんもいいね。

味噌串カツなんかも食べてみたいな。

2015/03/20

「ローマでアモーレ」

本日の映画

ローマでアモーレ  [DVD]
movie-13 「ローマでアモーレ」 To Rome With Love  2012年米伊西

DIR:ウディ・アレン
CAST:ウディ・アレン、アレック・ボールドウィン、ロベルト・ベニーニ、ペネルペ・クルス、ジュディ・デイヴィス、ジェシー・アイゼンバーグ、エレン・ペイジ
STORY:ローマで婚約した娘に会うためにアメリカから飛んできた元オペラ演出家の夫妻、小悪魔的な恋人の親友に惑わされる若き建築家に警告を与える著名建築家、田舎から上京したばかりの新婚カップル、ある日突然有名人になってしまった中年男。ローマの4つの物語。

☆☆☆アレン監督主演のコメディ。

ワタクシ、ウディ・アレンの映画はぴたりとはまるとすごい好きになるのだけど、苦手な作品も多い。
好きなのは・・・
「カイロの紫のバラ」、「ラジオ・デイズ」、「マンハッタン殺人ミステリー」、「世界中がアイ・ラヴ・ユー」、「マッチポイント」など。
どちらかというと、世間的には評価されている作品は苦手だったりする。

そして、この映画。
うーん、これは残念ながら苦手な部類に入るかなあ。

一つ一つのお話はそれなりにおもしろいのだけど、出演者が苦手だったり、ちょっと泥臭すぎたり。

元演出家のお話は、娘の婚約者の父親が美声の持ち主だが、シャワーを浴びていないといい声が出ないということで、ステージ上でもシャワーを浴びながら歌う・・・というのがおもしろかったのだけど(実際のテノール歌手だそうで、さすがうまい)、どうもねー、俳優としてのアレンは苦手なもので。ジュディ・デイヴィスはよかったけど。

建築家のお話は、演出のおもしろさだろうか。
有名建築家は若い建築家にしか見えていないようにも思えて、心の中の声?自分の未来?
ボールドウィン(最近、個人的に再注目している)、アイゼンバーグ、ペイジとキャストもよし。

新婚カップルの話は、夫の方も妻の方もどっちもどっち。やや泥臭いコメディだが、ペネロペ・クルスがさすがの迫力。「それでも恋するバルセロナ」もよかったけど。

一番個人的にダメだったのは、突然有名になる男のお話。
皮肉をきかせてるんだろうけれど、ロベルト・ベニーニが苦手なので、全然共感できる部分がなく・・・

アレンのヨーロッパシリーズもこれでおしまいでしょうか。

2015/03/19

ミネット・ウォルターズ『養鶏場の殺人/火口箱』

本日の本

養鶏場の殺人/火口箱 (創元推理文庫)
book-11 『養鶏場の殺人/火口箱』 ミネット・ウォルターズ著 創元推理文庫

STORY:エルシーはノーマンとつきあうことになるが、職を失ったノーマンは養鶏場を開く。経営がなかなか軌道に乗らない中、エルシーから結婚のプレッシャーをかけられて・・・養鶏場の殺人他1編
☆☆☆ウォルターズの中編集。

長らくミネット・ウォルターズは苦手な作家だったが、去年『遮断地区』を読んでとてもおもしろかった。でもこれはウォルターズにしては異色の作品かと思ったので、おそるおそる今度は読みやすいと言われているこちらにチャレンジ。
なんでも、この2作は普段本を読まない人向けに書かれたという。

確かに、読みやすい。
が、「養鶏場の殺人」は、結婚したくて仕方のない精神不安定なエルシーという主人公がホントやな女で、そして、そんな女に追い詰められるノーマンが哀れで、サクサク読めるけれども不愉快さマックス。いやー、怖い。
最初に結論は示されているので、謎解きのおもしろさがあるというタイプではないけれど、なぜ破滅に向かうことになったかという心理サスペンス的おもしろさがある。あ、これ、ルース・レンデルの『ローフィールド館の惨劇』的な作品ですね。
うーん、レンデルは昔好きで次々読んだものだけど、なんでウォルターズが苦手なんだろうな。

好みからいうと『火口箱』の方がいい。
閉鎖的社会の中での事件で、これもある意味不愉快さがあるのだけど、読み終わってへーなるほどとなる。
これはだまされましたね。短い中に、思いがけない展開があって、うまい。

次は何にチャレンジしよう?

2015/03/18

ベルジャン・キング ホワイト

1503181
業務スーパーで買ったベルギーのビール(日本においてはビールではない)。

ベルギーでホワイトとくれば、まさに白ビールかと思いきや・・・
注いでみると、それほど白くはない。
飲んでみると、結構フルーティ。やっぱり白ビールか。
いいかも、これ。

2015/03/17

「シャーロットのおくりもの」

本日の映画

シャーロットのおくりもの スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
movie-12 「シャーロットのおくりもの」  Charlotte's Web  2006年米

DIR:ゲイリー・ウィニック
CAST:ダコタ・ファニング、ケヴィン・アンダーソン、エシー・デイヴィス、ボー・ブリッジス、エレン・バースティン
声の出演:ジュリア・ロバーツ、スティーヴ・ブシェミ、ドミニク・スコット・ケイ、ジョン・クリーズ、オプラ・ウィンフリー、キャシー・ベイツ、ロバート・レッドフォード、トーマス・ヘイデン・チャーチ
STORY:エラブル家に11匹の子ブタが生まれるが、一匹処分されることになってしまう。娘のファーンが子ブタを引き取ると宣言、ウィルバーと名付けて育てる。向かいの農場に預けられたウィルバーは、春に生まれた子ブタはハムにされてしまうと聞いて怯えるが、心優しく賢いクモのシャーロットが守ってあげると約束してくれる。

☆☆☆E・B・ホワイトのロングセラー児童書の映画化。

ワタクシ、前にアニメ(1972年製作)は見てるんですね。
でも、ぜーんぜん記憶になくて・・・
見始めてもぜーんぜん思い出さない(笑)

子ブタが出てくるところなんかは、「ベイブ」みたいだけれど、一応こっちはクモのシャーロットが主人公。
クモ、ワタクシ大嫌いなので、うへーと思ったし、はじめはシャーロットの顔も気持ち悪いと思ったのだけど、いやはやだんだんかわいく見えてきた。

シャーロット、とっても優しいクモ。
子ブタのウィルバーを守ってあげようと、策をめぐらす。
最後は・・・いやはや、ちょっと悲しかったけれど、感動的。

それに至るまでは、がちょう、牛、馬、羊など牧場の動物たちが楽しい(ベイブに似てるけど・・・ってこちらの方が先ですよね)。
カラスのコンビとかネズミはちょっと鬱陶しかったけれど(ギャグがベタすぎる)・・・

声優がまた超豪華。
で、皆さん結構はまってる。

出演者では、やはりこの頃のダコタちゃんはまだまだかわいいな~
でも、子ブタのウィルバーには残念ながら負けてる。
動物ものの映画におけるヒトはハンディがありますね。

2015/03/16

桜庭一樹『お好みの本、入荷しました』

本日の本

お好みの本、入荷しました (桜庭一樹読書日記) (創元ライブラリ)
book-10 『お好みの本、入荷しました』 桜庭一樹著  東京創元社

桜庭さんの読書日記3冊目。
この読書日記、大好きなのだけど、2冊目から3冊目までちょっと空いちゃいましたね。このサイズだと家で読むもんだからなかなか進まない。あ、でも割と軽い本だから持っていけそうだな。

2008年4月から2009年5月までの日記なのだが、直木賞を受賞したあとというのもあり、忙しそう。
そして、電撃結婚(のち離婚されている)!しかも吉本の芸人と。
そんな中、ベガスに行ってみたり、アイルランドに行ってみたり。
超超忙しい中、あいかわらずの読書量。凄いなあ。
しかも、本の幅がそれはそれは広くて、守備範囲の広さに驚く。
読んでみたいなと思う本もたくさんある一方、マニアックすぎる本もあり・・・
読書ガイドというよりは、桜庭さんの日常を楽しむ本でありましょう。

4冊目も読み始めてます。

2015/03/15

サッポロ グリーンアロマ

1503151
昨日に引き続いてオフ製品。
昨日は糖質40%オフだったが、今日のはなんと80%オフ。不安がよぎる・・・
まあ、こちらは潔くビールではなく新ジャンルですけど。

注いでみると、色は薄い。
飲んでみると、糖質オフにありがちな不思議な香り(あんまり好きじゃない香り)。
で、3種のボタニカル素材(コリアンダーシード、オレンジピール、ホップ)のうち、一番感じられるのはホップ。そういう意味ではいいのだけど、やっぱりオフ製品だなという感じ。

リピートはしないですね。

2015/03/14

アサヒ ザ・ロイヤルラベル

1503141
セブン&アイホールディングス限定発売のビール。
なんと、糖質オフ製品である。へー、ビールにもねぇ。

注いでみるとフツーのビールの色だが、泡はかなり粗い。
飲んでみると、ん??
これホントにビール??
言われないとわからない。新ジャンルかと思ってしまう。
ビールでも糖質オフにするとこんなになっちゃうんだなー。
これはなしでしょう。

2015/03/13

「ライジング・ドラゴン」

本日の映画

ライジング・ドラゴン [Blu-ray]
movie-11 「ライジング・ドラゴン」 十二生肖  2012年香港

DIR:ジャッキー・チェン
CAST:ジャッキー・チェン、クォン・サンウ、オリヴァー・プラット
STORY:散逸してしまった十二支をモチーフにした国宝のブロンズ像の収集を依頼されたトレジャーハンターのJC。精鋭メンバーでチームを結成したJCは世界各地へと探しに行くが・・・

☆☆☆ジャッキー脚本、監督、製作、主演の映画。

ジャッキー・チェン最後のアクション超大作、だそうである。
ジャッキーももう60歳。さすがに出ずっぱりで体張りまくりのアクションはキツいんでしょうね。

いやでも、あのお年で、あれだけのアクション出来るのは凄いなあ。若い頃から小さな怪我から大きな怪我(重傷だったことも何度もあったよね)まで数知れず。自分でやるというこだわりがあるんでしょうね。スタントは使わないで。

この映画でも、まずはローラー・ブレードで飛ばす飛ばす。すごいスピード出てるんだろうなあ。
そのあと、中間ではちょっと中だるみがあり、アクションも控え目で、あれれ、これで終わり?さすがに無理?
と思ったら、後半になって、ジャッキーらしいアクションの連続でうれしい限り。
いやあ、まだまだいけるでしょ、ジャッキー。
しかし、あのスカイダビングのアクションはどうやって撮ったんだろう?危険すぎると思うのだが。

ストーリー自体は、残念ながらアクションと同様、中だるみがあり、もうちょっとぴりりとしてほしいなあと思わないでもないけれど、元気なジャッキーが見られただけでもよしとしなければ。

そして、なんと!
最後の最後に主人公の奥さんとして出てくるのが、実際のジャッキーの奥さんだそうで。きれいな人ですねぇ。

この映画のあとも、ジャッキーは映画に出てるし(しかもアクション映画)、引退はまだまだですね。少しアクションが少なめになっても仕方ないかもしれないけれど、まだまだがんばってほしいです。

2015/03/12

国分寺:函館赤ちょうちん 南口店

1503121
最近、土曜勤務の時は美術館をはしごして、このお店で飲むことになっております。今回もまた。

1503122
まずは生ビール。その後は赤ワイン2杯。お通しはウィンナーとうずらの揚げたの。ホタルイカ。
今年はじめてのホタルイカ。生姜醤油で。

1503123
きびなごの卵とじ。
へー、きびなごのこんな食べ方もいいもんですね。

1503124
ししとう焼き。
野菜不足だったので。

1503125
なんこつ。
コリコリ。

1503126
なす焼き。
野菜食べよう企画第2弾。

1503127
エイヒレ。
前から食べてみたかったんですね。

1503128
玉ねぎ納豆。
血液サラサラ同士。

今回もまたおいしくいただきました。
次は明石焼きを食べてみよう!

国分寺市南町3-18-17

2015/03/11

【ベスト・オブ・ザ・ベスト展】

art-16 【ベスト・オブ・ザ・ベスト展】 ブリヂストン美術館

1503111
【グエルチーノ展】を見終えたあと、ブリヂストンに移動。【ベスト・オブ・ザ・ベスト展】を見て参りました。

きっと見たことある作品ばかりだしな~いかなくてもいいかな~と思っていたのだが、ビル立て替えのため長期休館するとのことで、しばらく見られないなら見ておこうと思った次第。

はじめにブリヂストン美術館の歩みを見たあと、コレクションをじっくりと鑑賞。
以下、各部屋で好きな作品を挙げていきたいと思う。

第4室 印象派の誕生
ブーダンの「トルーヴィル近郊の浜」。最近ブーダンを集中して見てる気がするが、これはまさにブーダン。
モネの「睡蓮」。初期の頃の作品でまだしっかり形がある。
カイユボットの「ピアノを弾く若い男」。最近のお気に入りはこれ。カイユボットいいなあ。
新所蔵品として「イエールの平原」もあった。緑がきれい。最近、カイユボットの購入が続いてるんですね。

第5室 印象派と象徴派
ルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」。どうもあまりに肉感的な裸婦像は好きでないのだが、これはかわいいよね。
ドニの「バッカス祭」。ドニもお気に入りの画家の一人。なんか楽しい絵。

第6室 日本の洋画1
藤島武二の「黒扇」。「淡路島眺望」は見たことあったっけ?あまりこの人のイメージじゃない絵。
浅井忠の2枚も素敵。

第7室 日本の洋画2
なんといっても好きなのは藤田嗣治の「猫のいる静物」。猫がかわいい!

第8室 セザンヌとピカソ
セザンヌも好きな画家。アンバランスな「鉢を牛乳入れ」もおもしろいが、やはり「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」。ブリヂストンでサント=ヴィクトワールを見てから、このテーマの絵を追いかけるようになった。
ピカソだったら、あまりらしくない「生木と枯木のある風景」がすき。

第9室 マティスと20世紀美術1
マティスがなんと6点も展示があったのだが、これが好きという作品はなく・・・
一番好きなのはデュフィの明るい作品「オーケストラ」。
ルオーはどれもいい。
今回気になったのは、モンドリアン「砂丘」。点描で、あのモンドリアン以前のモンドリアンである。

第10室 20世紀美術2
カンディンスキー、クレーは好きな画家。
今回の注目はスーティンの「大きな樹のある南仏風景」。うねった木とゆがんだ建物が印象的。

第3室 古代美術
ここはいつもあまりじっくりと見たことがない部屋。
今回もざざっと済ます。

第2室 戦後美術
ここはなかなか厳しい部屋。
理解するのが難しい・・・
フォートリエ、ポロックはなんとかわかるんだが・・・
ジャコメッティの彫刻が一番よかった気がする。

いったい、立て替えに何年くらいかかるんでしょうね。
休館前にいかがでしょうか?

2015/03/10

【グエルチーノ展】

art-15 【グエルチーノ展】 国立西洋美術館

1503101
土曜日、仕事を終えて行ったのが【グエルチーノ展】。

グエルチーノ?
あまり記憶にない画家だが、少なくとも2点は見たことがあるのであった。
西洋美術館の常設展示「ゴリアテの首を持つデヴィデ」、そして数年前【ボルゲーゼ美術館展】で見た「放蕩息子」である。

グエルチーノ(やぶにらみというあだ名)はボローニャ近郊のチェント生まれのイタリアバロック美術の第一人者だった人だが、急速に忘れられ、20世紀半ば以降に再び評価が高まったとのこと。
今回の展覧会はチェント市立絵画館からの出展が多いが、チェントは2012年大地震に見舞われ、絵画館も壊滅的な打撃を受け、いまもって再開のめどはたっていないらしい。この展覧会の収益の一部は再建の費用に充てられるとのことだから、そういった意味でも是非鑑賞したらよいのではないか。

Ⅰ 名声を求めて
グエルチーノはほぼ独学で絵を学んだそうだが、カラッチやスカルセッリーノ(それぞれ1点ずつ展示)などから影響を受けている。
気にいったのが、「聖カルロ・ボッロメーオの奇跡」。ボッロメーオはイタリアの聖人だが、鼻が特徴的。このボッロメーオが奇跡を行う瞬間、大人たちにはそれが見えていないのだが、子供には見えているという・・・その足元に猫!めずらしや、この時代の絵に猫が描かれているとは。
「聖母子と雀」もいい。ゴシキヒワではなくて雀というのがおもしろいが、キリストと雀は糸で結ばれており、のちの受難を表している。聖母の表情がやさしい。
「ゲッセマネの園のキリスト」は、んん??となる。天使の足を描きなおしているのだが、顔料が透明化して前の足が浮き出てきてしまい、足が4本あるように見えるのである。

Ⅱ 才能の開花
この頃の絵というのは寄進者を描くことになってたんだろうか?いくつかそういう作品があったが、何も描かなくとも・・・逆に払いがよくないと、部分的に弟子に描かせるとは(笑)。しっかりしてるな~
「キリストから鍵を受け取る聖ペテロ」は大きな作品である。迫力。
グエルチーノ、明暗をくっきり描く画家であるが、「ロレートの聖母を礼拝するシエナの聖ベルナルディーノと聖フランチェスコ」などは明と暗の対比がよく出ている。
「マルシュアスの皮をはぐアポロ」は、有名なアポロとマルシュアスの競争が主題だが、うーん、なんというか生々しい。
「聖イレネに介抱される聖セバスティアヌス」。セバスティアヌスのこういう姿(矢が突き刺さった絵じゃなくて)はあまり見たことがないのだが、これも生々しいというか痛々しい。
この絵の中に登場する聖イレネのそっくりさん(ほぼ同じ)に描かれているのが「巫女」という作品。

Ⅲ 芸術の都ローマとの出会い
ボローニャでグエルチーノを重用していた枢機卿が教皇に選ばれると、ローマに呼ばれわずか数年ではあるがローマで活躍する。
代表作の1つともされる「聖母被昇天」が描かれたのもこの頃。
ダイナミックな絵。
「放蕩息子の帰還」は題材はあまり好きではないのだけど、犬がポイント!
ローマからボローニャの戻ったあとの作品として「聖母と祝福を授ける幼児キリスト」。窓から注ぐ光が聖母子にあたり美しい。
「聖母のもとに現れる復活したキリスト」は服の質感がポイント。人物よりそちらに目がいってしまう。

Ⅳ 後期1 聖と俗のはざまの女性像-グエルチーノとグイド・レーニ
グエルチーノのよきライバルであったグイド・レーニ(グエルチーノよりレーニの方が知名度は高いですね)が2点あった。レーニはグエルチーノとはまったく反対で、モデルを使わず、素描もなく直接描いたらしい。
レーニも悪くはないが、これだけグエルチーノを見ていると、グエルチーノの方がいいように思えてきた。しかし、この頃からグエルチーノはレーニの影響を受けた作風に変化していっているんですね。
この頃のコレクターや注文主は残酷な絵を好まなかったとのことで、胸を剣でついて自害したルクレチアの絵は、その部分を切り取ったり、血は消されたりしていた。

Ⅴ 後期2 宗教画と理想の追求
ヨハネが主題の絵が2枚。
「説教する洗礼者聖ヨハネ」、一瞬、キリストかと思ったのだが・・・
よく見ると、毛皮をまとっており確かにヨハネ。ちょっと美形すぎるような・・・
西洋美術館所蔵なのが「ゴリアテの首を持つダヴィデ」。確かに、この絵、よく見ているのだけど、今までグエルチーノという名前に注目したことがなかった。
今回、しっかり記憶致しました。

チェント市立絵画館、早く復旧できるといいですね。
バロック絵画が好きな方、是非どうぞ。
作品数は少ないですが、充実しています。

2015/03/09

四ッ谷:徒歩徒歩亭

土曜の仕事のあと、久々にこうやの姉妹店、徒歩徒歩亭に行ってみた。
少々ひっこんだところにお店があって、できた当初大丈夫かな~と思っていたけれど、いつも結構人が入っていて、すっかり定着した模様。

1503091
やはり頼むのは雲呑麺。
以前はド醤油味を頼んだが、今回は塩味にしてみた。

スープは鶏プラスアルファかな?
塩は結構しっかりめ。
だいたい、塩ラーメン系はあまり食べないのだけど、まずまずかな・・・
と思ったところで、雲呑を食べたら、おおっおいしいぞ。
このお店もこうやも雲呑が独特で、お肉がいっぱい詰まった大きな雲呑なのだけど、味かわったのかな?それとも塩味の時にはこれなのか。相当しっかり味をつけた肉がたっぷり。その肉汁がスープに溶け出して、次第にスープの色が濃くなっていった。チャーシューはほろほろ。

ラーメンはやっぱり醤油だよね、という思い込みをくつがえされた!

今度はもう一つの名物、おかゆを食べてみようかな。

東京都新宿区三栄町9-26 鈴木ビル 1F

2015/03/08

【小杉放菴展】

art-14 【小杉放菴展】  出光美術館

1503081
山種美術館をあとにして、恵比寿で昼食を食べた後、有楽町(日比谷)に向かい出光美術館へ。
小杉放菴展を見て参りました。

〈第1章〉蛮民と呼ばれて-日光~田端時代
小杉放菴は日光二荒山(ふたらさん)神社の神官の息子として生まれ、高橋由一の門人、五百城文哉の弟子となっている。
ごくごく初期の頃はオーソドックスな絵なのだが、同時に漫画や挿絵も描いていたということだ(その後も漫画チックな作品はあり)。

〈第2章〉西洋画による洗礼-文展入賞~パリ時代
やがてシャヴァンヌに憧れヨーロッパに渡る。
まさにねー、シャヴァンヌなんですよ。平面的なところといい、フレスコ画的な色合いといい。
特に「水郷」などは、もろシャヴァンヌである。

〈第3章〉洋画家としての頂点-東京大学大講堂大壁画
放菴はシャヴァンヌが描いたソルボンヌ大学講堂の壁画に触発され安田講堂の壁画を手がけている。
これもシャヴァンヌの影響がまさに見てとれる。裸体のミューズたちが日本風になっているとはいえ、ポーズなども似ている。
中、見てみたいなあ。

〈第4章〉大雅との出会い-深まりゆく東洋画憧憬の心
パリで池大雅の絵を見た放菴は、帰りゆくべき道を示され帰国。大雅、浦上玉堂、青木木米などの文人画家に影響を受け、自分も描くようになっていく。
この章ではそうした画家と同じテーマで描かれた放菴の絵が展示されていたが、一番近いのは玉堂かなと思った。

〈第5章〉麻紙の誕生と絵画の革新-〈東洋回帰〉と見られて
次第に日本画へ傾倒していった放菴は、平安時代に姿を消していた麻紙が復元されるとますます日本画への傾向を深める。
とはいえ、西洋画も描いているのだが、この時期は西洋画は東洋画に近づき、東洋画はまだ西洋画の趣を残しているという不思議な絵が多い。

〈第6章〉神話や古典に遊ぶ
昭和に入って放菴の重要なテーマになったのが、神話や古典。
酒飲みで豪放磊落だった李白に親近感を持っていたのかずいぶんと描いているという(今回も展示あり)。
おもしろかったのは「白雲幽石図」。宙に浮かんだような大きな石に仙人が座っている図なのだが、これは自分自身の姿に重ね合わせているのですね。自身も庭の石に座って妙高山を眺めていたそうで、写真の展示があった。
これまたおもしろいというか、ユーモラスな作品が「さんたくろす」。まぎれもなくサンタクロースではあるのだけど、和風なのだ。
そしてもう一つユーモラスな作品が、「天のうづめの命」。出光のタンカー船長室に飾られていた絵だそうだが、うづめの命が楽しげに踊っていて思わず笑みがこぼれる絵。笠置シヅ子がモデルとのこと。

〈第7章〉十牛図の変容
牛も放菴のモチーフとしては重要なもの。
類似するモチーフとして、金太郎も。孫をモデルに描いていたとのことで、通常描かれる金太郎が赤色であるのに対して、人・・・肌色で描かれている。孫を描いているということもあって優しい絵である。
おもしろいのは「田父酔帰」。酔っ払ってうっかり手綱を離してしまってはっとなる老人と、離されたことに気づいていない牛のとぼけた表情がいい。

〈第8章〉画冊愛好-佐三との出会い
出光佐三は、放菴の「景勝の九州」という画集を見て、仙厓に通じるものがあると感じ、実際に会って意気投合したらしい。
この頃の放菴は中国の石濤に傾倒していたとのことで、その影響が色濃く出ている。池大雅の影響を受けていた時期の色調を少し明るくした感じであった。

〈第9章〉安らぎの芸術-花鳥・動物画
意外や意外、最後に行き着いたのは花鳥画。
山種でも見た白鷴がここにも!実際に飼っていたらしいですね。
初期の西洋画からは想像もつかない絵。
「梅花小禽」、いいですね。霊芝(サルノコシカケ)が描かれているのがおもしろい。

小杉放菴の作風の変化が興味深い展覧会でした。

2015/03/07

【花と鳥の万華鏡展】

art-13 【花と鳥の万華鏡展】 山種美術館

1503071
昨日は仕事がお休み。
ということで、山種美術館で開催されている【花と鳥の万華鏡展】に行って参りました。
1点をのぞきすべて山種が所蔵する作品で構成された、花鳥画の展覧会。花鳥画は大好きなのと、速水御舟の「翠苔緑芝」が見たくて行くことにした。

まずは御舟の「墨牡丹」から。墨を重ねて描いた黒い牡丹(実際は黒の花はないそう。紫らしい)、美しい。

第1章 花と鳥の競演
はじめは雉や鷺などの絵が並ぶ。
羽根の一枚一枚まで細かく描かれているものあり、きりりとした雉あり(荒木寛畝)、かわいらしい雛が描かれているものあり(橋本雅邦)。
瀧和亭の「五客図」は北宋の李昉が五羽の鳥を客にたとえて呼んだことから命名されたとのことだが、1つだけ聞き慣れない鳥が。白鷴である。見終わったあとに調べてみたら、中国にいる雉の種類とのことだった。白と黒、頭が赤となかなかに目立つ鳥。この絵でも一番下に描かれているのがそれだったか。一つ勉強になりました。
回顧展を見損なってしまった松林桂月は「春雪」。雪と南天の実の対比がいい。
鈴木其一の「四季花鳥図」はまさに琳派な作品だが、ゴージャス。右に春夏の花と鶏の親子、左に秋冬の花とおしどり。
美術館に入った時から向こうに見えていたのが上村松篁の「白孔雀」。いやー目立つ目立つ。ほぼ尾っぽでしめられているのだが、構図がおもしろい。やはり構図がおもしろい「千鳥」の方がワタクシは好き。
花鳥図といっても、鳥や虫だけでなく、愛玩動物が描かれたものもその範疇に入るらしい。西村五雲の「犬」もかわいいのだが、なんといっても奥村土牛「兎」がねー、かわいんですよ。
そして、真打ち!
御舟の「翠苔緑芝」である。紫陽花の実験的な描き方とか見どころはいろいろあると思うのだが、なんといっても黒猫と兎。黒猫の金目、くつろいでびよーんと伸びてる兎。かわいくて、思わず付箋をかいそうになってしまったが、絶対使えないので買うのは我慢。
荒木十畝の「四季花鳥」。これは派手ですねぇ。色調もなのだが、これでもかというくらいに花が描かれている。鮮やか。

第2章 花の世界
田能村直入(竹田の弟子)の「百花」が楽しい。まさに百科事典のように百の花を描いた巻物だが、一つ一つに花の名前があったらなあ・・・ワタクシ、あまり花に詳しくないのでわからない花が多すぎるのが残念。
御舟の「牡丹(写生)」はさらさらっと描いた感じであるが、写生帖がいいですね。これ、全部見てみたい。
気にいったのが、菱田春草の「月四題のうち「春」」。桜(かな?)の向こうに浮かぶおぼろ月。抑えた色調で落ち着いた感じ。
上村松篁の「花菖蒲」もよかった。今までそんなに松篁って好きな画家じゃなかったのだけど、好きになりつつあるかも。

第3章 鳥の世界
ここはなんといっても竹内栖鳳でしょう。
「双鶴」は画面いっぱいに2羽の鶴が描かれていて、迫力ある絵になっているし、「憩える車」は水車の上にゴイサギがとまっているというおもしろい図だが、「みゝづく」、そしてなんといっても「鴨雛」がかわいいこと!これ好き。
御舟の「百舌巣」も愛らしい。
川合玉堂の「鴨」は今まさに飛び立った鴨が描かれているが、動きが感じられる絵。
橋本関雪の「急湍翡翠」は翡翠色のカワセミが雪の中を飛ぶ姿が描かれていて、その色にはっとさせられる。

花鳥画がお好きな方は是非どうぞ。

2015/03/06

酒井順子『地下旅!』

本日の本

地下旅! (文春文庫)
book-9 『地下旅!』 酒井順子著  文春文庫

最近、酒井さんのエッセイにはまっております。

女子鉄として知られる酒井さん。
鉄道ものとしては以前『女流阿房列車』を読んだことがあり、これがとってもおもしろかった。ワタクシも多少鉄っぽいところがあるのかも???

で、この本は地下鉄(東京の・・・番外編として全国の地下鉄もあり)に乗り、自分の行きたい名所を巡るというもの。
そういえば、『女流阿房列車』では東京の全地下鉄に1日で乗ってみるという企画がありましたね。相当ハードそうでしたが。

へー、こんなところにこんな施設があるんだと思ったり、これ食べてみたいなあと思ったり。
だいぶマニアックな場所もあったけれど(笑)。

地下鉄に乗ってふらりとどこかに降りてみる・・・というのもおもしろいかもしれない。老後の楽しみにとっておこう(笑)。

2015/03/05

ラ・ザラゴザーナ

1503051
西友で買ったスペインビール。
西友って輸入ビールがいろいろ売ってて楽しい。まだ飲んだことないのがあるので、チャレンジしてみなくては。

ということで、今回はスペインのビール。
割とあっさり目のビール。苦味はそれなりにあるけれど、それとは別に不思議な味がする・・・
ふーん、原材料にとうもろこし?このせいかなあ。

真夏のスペインで飲んだらいいかも。

2015/03/04

「マリー・アントワネット」

本日の映画

マリー・アントワネット (通常版) [DVD]
movie-10 「マリー・アントワネット」  Marie Antoinette  2006年米

DIR:ソフィア・コッポラ
CAST:キルステン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン、リップ・トーン、ジュディ・デイヴィス、アーシア・アルジェント、マリアンヌ・フェイスフル、ローズ・バーン、スティーヴ・クーガン、ジェイミー・ドーナン
STORY:14歳でフランス王太子の元に嫁ぐことになったオーストリア皇女マリー・アントワネット。四六時中監視され、陰口をたたかれ傷つくマリー。世継ぎが生まれないことのプレッシャーもあり、次第に遊びにうつつをぬかすマリーだったが・・・

☆☆☆S・コッポラ脚本、監督、製作の映画。

S・コッポラがマリー・アントワネットの映画ですよ!
なんかミスマッチな気がしたが・・・
案の定、超ポップでカラフルな映画ができあがった。音楽も超現代風。
ちゃんとヴェルサイユでロケしてるのに、ちっとも昔風じゃないという(笑)。
少なくとも、きちんと史実を理解しようとしている方にはおすすめできません。
ラストもおかしいでしょ!本当はこんなじゃないでしょ!

一応、王妃の苦悩を描こうとはしてるし、成長もわかるんだけど・・・
何せ、演じてるのがキルステン・ダンスト。
全然、王妃に見えないのがマイナス(ファンの方、ごめんなさい)。
キュートではあるけれど、王妃の気品というものが・・・

一方、ルイ16世を演じたシュワルツマンは監督の従兄弟(ソフィアの父フランシス・フォード・コッポラ監督の妹タリア・シャイアの息子)じゃないですか。
縁故採用?
と思ったけれど、これは結構はまり役。

というわけで、歴史映画として見たら×。
でも、コッポラ流おしゃれ映画として見たら○。

決してつまらない映画ではないんですけどね、あくまでも。

2015/03/03

松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿Ⅵ』(kindle版)

本日の本

万能鑑定士Qの事件簿VI (角川文庫)
book-8 『万能鑑定士Qの事件簿Ⅵ』(kindle版)  松岡圭祐著 角川文庫

STORY:警察が目を光らせる万能贋作者雨森華蓮に招待された万能鑑定士凜田莉子。鎌倉の豪邸で依頼されたのは不可思議な鑑定の数々だった・・・

☆☆☆万能鑑定士シリーズ6作目。

日本に戻ってのお話。前回はパリでしたからね。

今回は、なんでも莉子の最大のライバル?登場なんでそうである。
ライバルの名前は雨森華蓮。万能贋作者にして天才詐欺師。
確かに!華蓮、最強の敵。
さすがの莉子も翻弄されてしまう。

豪邸に招待されての鑑定依頼、いったい何のための鑑定か、何を鑑定しようとしているのか、華蓮の狙いは何なのか・・・
まったくわからないまま豪邸を後にすることになる莉子。

なるほどねー。
そういうことだったのかとラスト近くに種明かしされるのだけど、これは思いつかなかった。

さらに、もう一展開あって・・・
ラストはなかなかよかったな。
華蓮、是非また登場してほしい。
子分も。この子分たちがハリセンボンにそっくりで(笑)。

2015/03/02

サッポロ 麦とホップ黒(リニューアル)

1503021
麦とホップ、先頃、the goldもリニューアルして飲んだところ。今度は黒もリニューアル。
注いでみると、当然ながら黒。泡は割合とよく持つ方。
飲んでみると、うーん焦げ味。
ビールではないので、後味があっさり過ぎる気もするのだが、まずまずよく出来てる方。
麦とホップでは赤の次は黒かな。

2015/03/01

サッポロ 薫り華やぐヱビス

1503011
今年も薫り華やぐヱビスが発売された。
缶のデザインが華やかですな。

注いでみると、やや薄い色。
飲んでみると、ふわーっとマスカットっぽい香り。
しかし、今まで飲んで感じたワインっぽさは少々薄れているような。どうやらホップを変えたみたいで。
よりフツーのビールに近づいたのでそれはそれでいいと思うのだけど、この製品の特徴が薄れてしまったのでは?

« 2015年2月 | トップページ | 2015年4月 »

twitter

google


  • Google

    WWW
    ブログ内

amzon