「ローマでアモーレ」
本日の映画
movie-13 「ローマでアモーレ」 To Rome With Love 2012年米伊西
DIR:ウディ・アレン
CAST:ウディ・アレン、アレック・ボールドウィン、ロベルト・ベニーニ、ペネルペ・クルス、ジュディ・デイヴィス、ジェシー・アイゼンバーグ、エレン・ペイジ
STORY:ローマで婚約した娘に会うためにアメリカから飛んできた元オペラ演出家の夫妻、小悪魔的な恋人の親友に惑わされる若き建築家に警告を与える著名建築家、田舎から上京したばかりの新婚カップル、ある日突然有名人になってしまった中年男。ローマの4つの物語。
☆☆☆アレン監督主演のコメディ。
ワタクシ、ウディ・アレンの映画はぴたりとはまるとすごい好きになるのだけど、苦手な作品も多い。
好きなのは・・・
「カイロの紫のバラ」、「ラジオ・デイズ」、「マンハッタン殺人ミステリー」、「世界中がアイ・ラヴ・ユー」、「マッチポイント」など。
どちらかというと、世間的には評価されている作品は苦手だったりする。
そして、この映画。
うーん、これは残念ながら苦手な部類に入るかなあ。
一つ一つのお話はそれなりにおもしろいのだけど、出演者が苦手だったり、ちょっと泥臭すぎたり。
元演出家のお話は、娘の婚約者の父親が美声の持ち主だが、シャワーを浴びていないといい声が出ないということで、ステージ上でもシャワーを浴びながら歌う・・・というのがおもしろかったのだけど(実際のテノール歌手だそうで、さすがうまい)、どうもねー、俳優としてのアレンは苦手なもので。ジュディ・デイヴィスはよかったけど。
建築家のお話は、演出のおもしろさだろうか。
有名建築家は若い建築家にしか見えていないようにも思えて、心の中の声?自分の未来?
ボールドウィン(最近、個人的に再注目している)、アイゼンバーグ、ペイジとキャストもよし。
新婚カップルの話は、夫の方も妻の方もどっちもどっち。やや泥臭いコメディだが、ペネロペ・クルスがさすがの迫力。「それでも恋するバルセロナ」もよかったけど。
一番個人的にダメだったのは、突然有名になる男のお話。
皮肉をきかせてるんだろうけれど、ロベルト・ベニーニが苦手なので、全然共感できる部分がなく・・・
アレンのヨーロッパシリーズもこれでおしまいでしょうか。
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