« たかぎなおこ『親孝行できるかな?』  | トップページ | 純米吟醸 夢 »

2015/03/25

「ブラッド・ダイヤモンド」

本日の映画

ブラッド・ダイヤモンド [Blu-ray]
movie-14 「ブラッド・ダイヤモンド」  Blood Diamond  2006年米

DIR:エドワード・ズウィック
CAST:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン
STORY:90年代、内戦下のシエラレオネ。漁師ソロモンは反政府軍に捕らえられるが、混乱に乗じてピンクダイヤを隠す。このダイヤを横取りしようとする元傭兵ダニーに、武装組織の資金源であるブラッドダイヤモンドの実態に迫るジャーナリストのマディーが接近する。

☆☆☆硬派なドラマ。

アフリカの暗部を描いたドラマである。
ダイヤモンドというのときらびやかな世界を想像するのだけど、裏ではダイヤモンドを巡るどろどろとした世界がある。

そして、悲惨なシエラレオネの実態。
家族は容赦なく引き離され、殺しが日常化し、子供は洗脳されて殺人者にされてしまう。
あまりに悲しい現実。

その中で決して希望を失わなかった主人公は家族に再会、洗脳され少年兵となっていた息子も取り戻す。
ここにからんでくるのが、ディカプリオ扮するダイヤの密売人ダニーと、特ダネを狙ってダニーに接近するジャーナリストのマディー。
このダニーとマディーのロマンスは、この厳しいドラマの中にあって、ちょっと浮いてるかなあと思わなくもない。友情でもよかったのでは?と思ったり。ちょっと甘さが出ちゃった感じで、はじめから最後までびしっと厳しい映画にしてもよかったのではないかと思ったのだった。

ディカプリオは相変わらずの童顔で(笑)、この役にはどうかしら?と不安だったけれど、まあまあがんばった方。J・フンスーがよかったというのもあるけれど、はじめはお互いを利用するだけの関係だったのが、次第に友情がめばえていき、ラストには・・・悲しくも感動的な場面が。
ダニー、はじめは屑みたいな男だと思っていたけれど、改心した・・・というか、本来的にはいい奴だったのかも。

勉強になる映画でした。
長いけど、見る価値あり。

« たかぎなおこ『親孝行できるかな?』  | トップページ | 純米吟醸 夢 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ブラッド・ダイヤモンド」:

« たかぎなおこ『親孝行できるかな?』  | トップページ | 純米吟醸 夢 »

twitter

google


  • Google

    WWW
    ブログ内

amzon