« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

2015年4月

2015/04/30

六本木:点心屋台 餃包 六本木店

1504301
昨日、国立新美術館でルーヴル美術館を見た後、マグリット展を見る前に昼食ということでぶらぶらと歩いて行った。
このあたりもいつも昼食に困るのだが、ミッドタウンも高いし、通りを歩いていけば何かあるに違いないと、六本木の交差点に向かって歩いた。
が、いろいろお店はあれど決め手にかけて、交差点まで行ったところで、何か中華っぽい店が信号を渡ったところにあるぞ、これを見て折り返そうと行ってみたら、なんかよさげ。
人がいっぱいに見えたけれど聞いてみたらあいていたので入店。
カウンター席に案内された。といっても、壁に向かったカウンターで、椅子はスツール。座りづらいけれど、この席妙に落ち着く(笑)。屋台がコンセプトらしくて、全体的にそれっぽい感じなんですね。

1504302
メニューは手作り感満載。

1504303
で、頼んだのは五目餃包定食。
スープ餃子4個に野菜300グラム。ご飯付きで690円(税別)。ご飯は+100円でひき肉卵かけご飯にできるとのことだったけれど、フツーに白いご飯で。
まあ、これが基本かなと。

1504304
餃子はもっちり、味はついているのだが、燻製タレ(酢ベース)か塩ごま油でもどうぞということだった。
ま、野菜は味はついていないわけだから、かけた方がいいですね。
まずは燻製タレから。それほど燻製って感じではなくて、これは結構たくさんかけた方がいい。ちなみに、スポイトになってるんですね、これ。
そして、塩ごま油で。これはちょっとでOK。で、最終的な結論としては、両方かけるとよりおいしかったです。

野菜がこれでもかというくらい入っていて(何せ300グラム)、結構ヘルシー。
ふと入ってみたお店だったけれど、なかなかよかったです。

東京都港区六本木4-9-8 リラビル 1.2F

2015/04/29

【ルーヴル美術館展】

art-26 【ルーヴル美術館展】 国立新美術館

1504291
国立新美術館で開催されているルーヴル美術館展に行って参りました。
ルーヴルものって毎年やってる気がしますが・・・
今回は風俗画がテーマ。

プロローグⅠ 「すでに、古代において・・・」風俗画の起源
エジプトのオストラコン(牛飼いが描かれる)やギリシャの壺など。この部門って、ルーヴルに行っても見る時間がないか、時間がとれてもさっと通りすぎてしまう部門。
と、この章の最後にマリー・ヴィアンの「アモルを売る女」。
どう見てもロココっぽいのだけど、なぜここに展示されていたのか・・・。
アモル売り・・・アモルって何人もいるものなの?売るほどに?というワタクシの疑問。なぜかこの絵、気になる。

プロローグⅡ 絵画のジャンル
昔は、歴史画、肖像画、風景画、静物画、風俗画の順にエライ絵だということになっていたらしい。はじめは風俗画という言葉すらなかったのである。
この章ではそれぞれのジャンルの絵が展示されていたが、歴史画が「キリストのエルサレム入場」?宗教画は歴史画の一部なんでしょうか。これ、ル・ブランの肖像画はデポルト「狩人としての画家の肖像」。これは肖像画兼風景画といったところ。
風景画はロラン。牛の向こうに見えるのは山羊?
静物画のボージャンが「チェス盤のある静物」がよかった。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を象徴する物がいろいろと描かれているが、パンとワインはキリストと血と肉意味するのではとあった。風俗画のル・ナン兄弟の「農民の食事」でも描かれており、こういう絵でも意味を持たせるということがよくあったのであろうか。

第Ⅰ章 「労働と日々」-商人、働く人々、農民
実にいろいろな職業があるもんだなあ。
「両替商と妻」、「徴税吏たち」は先日のボッティチェリ展でも同様のものを見てきたところだが・・・あれとは少し違ってますね。
ドラクロワやミレーなどもあったが、うれしかったのはブリューゲルの「物乞いたち」が見られたこと。小さい作品なんですよね。純粋に物乞いを描いたというだけではない絵。
こんな職業も?というのが抜歯屋。見世物にされている。ホントホルストの作品ではスリも2人描かれていて、おもしろい。
女性はというと、料理をしていたり、買い物だったり(シャルダンの絵がありましたね)、生活感のある絵が多いのだが、ドロリング「台所の情景」に描かれている女の子は、よく見ると猫をじゃらしていたりする。
ムリーリョ「物乞いの少年」は、抑えめな色調もあってかもの悲しい。

第Ⅱ章 日常生活の寓意-風俗描写を超えて
日常生活を描いた絵でありながら、神話や聖書の世界が描かれている絵。
ダーフィット・テニールス2世の聖ペテロの否認は、これは別の時代でしょうというところに描かれているし、レンブラントの「聖家族または指物師の家族」は確かに聖家族のようにも思えるが、生活感があってやっぱり指物師の家族なんでしょう。イエスの頭に輪っかがないし。レンブラントらしい光が描かれた絵。
レニエ「女占い師」は、この時代、こういう主題の絵がはやっていたのか、盗人の上前をはねるという絵。
そして、フェルメールの「天文学者」。学者が着てるの、ホントに着物なんでしょうか?

第Ⅲ章 雅なる情景-日常生活における恋愛遊戯
オランダ絵画では、道徳的暗示が込められている絵が多かったとのこと。
ヤン・ステーンもデ・ホーホもそんな絵。こういうの、まさに風俗画だなあと。
その後のフランスではヴァトーが描きはじめた雅宴画というジャンルがはやったとか。ロココの時代、優雅な絵ばかりである。

第Ⅳ章 日常生活における自然-田園的・牧歌的風景と風俗的情景
狩りの絵が並ぶ。
どちらかというとこれは風景画のジャンルなのでは?と思わなくはないのだけど、当時の狩りの様子は風俗画といえなくもないか(やや苦しい)。
ルーベンス、フラゴナール、トロワイヨン、コローなど。この中ではルーベンスとフラゴナールがよかった。
バロセル「象狩り」の象はちょっと変。やはり見たことがないのに描いたのだろうか。

第Ⅴ章 室内の女性-日常生活における女性
ティッツィアーノの「鏡の前の女」。ティッツィアーノが描く女性ってみんな同じ気がするのだけど・・・これ、ちょっと色っぽい。
ブーシェの「オダリスク」もなかなか!おしり丸出しのあられもない格好で、ちょっと恥ずかしくなる(笑)
オランダ絵画では、授乳したり、読み書きを教えたりといった、母親としての女性を描いたりしているのだが・・・この違い。

第Ⅵ章 アトリエの芸術家 
なんといってもシャルダンの「猿の画家」。何度か見てはいるのだけど、猿まねという皮肉が効いていておもしろい。同じテーマの絵がもう一枚あった。
最後は廃墟の画家ロベールの「ルーヴル宮グランド・ギャラリーの改修計画、1978年頃」。ロベールはルーヴルの改修にかかわったとのことで、この絵なのだけど、ロベールがのぞんだ通りには改修されなかったようで・・・天井がガラス張りだったらまた違った感じになったでしょうね。

同じルーヴル美術館展とはいっても、切り口が違うとまったく違う展覧会になりますね。
是非どうぞ。

2015/04/28

国分寺:函館赤ちょうちん 南口店

1504281
最近、土曜勤務の時は、午後美術館を2つまわり、夜はこのお店で飲むのがすっかり定例化している。
駅近くの函館赤ちょうちん。

いつもカウンターだったが、今回はカウンターがいっぱいではじめてお座敷で。

1504282
まずは生ビール。お通しはたこさんウィンナーとうずらの揚げたの。これは変わらないなあ。
その後のお酒は赤ワイン2杯。

1504283
豚ガツ串。意外に柔らかかった。たれで。

1504284
にしんの天ぷら。天ぷらで食べるって発想がなかったけれど、これはこれでおいしい。

1504285
コロッケ、たこの酢の物。コロッケは芋×1、クリーム×2。
たこ酢はわりとマイルド。

1504286
厚揚げ焼き。
厚揚げは、小さい頃、祖父が晩酌で食べていたのをよくもらっていた。その頃から大好き。

次回は、海老明石焼きを食べるかな?

国分寺市南町3-18-17

2015/04/27

【ボッティチェリとルネサンス展】

art-25 【ボッティチェリとルネサンス展】 Bunkamuraザ・ミュージアム

1504271
松濤美術館でイヌ展を見に行ったあと、文化村に移動、ボッティチェリとルネサンス展を見て参りました。
なんと、工房作品を含む17点ものボッティチェリ、しかもその多くが日本初公開。これは是非行かねばと。

序章 富の源泉 フィオリーノ金貨
フィオリーノ金貨がルネサンス期に国際通貨となったことから、フィレンツェはヨーロッパ経済の中心となり繁栄したという。
この金貨、表にはフィレンツェの百合の紋章が、裏には洗礼者聖ヨハネが刻印されている。ちょっと見づらいけれど・・・
本物かどうか確かめるためか、噛みあとのある金貨もあった。

第1章 ボッティチェリの時代のフィレンツェ-繁栄する金融業と商業
そして、いきなり登場するのがボッティチェリの「ケルビムを伴う聖母子」。
額縁がぐるりと金貨で囲まれており、そのことから両替商組合本部に飾られていたと考えられているらしい。マリアがやさしげな表情を見せている。
金融業で栄えたフィレンツェならではの展示品も。模写作品「両替商の妻」と「高利貸し」が興味深い。特に高利貸しの人相が悪く、なんとなく、シャイロックを連想させる。

第2章 旅と交易 拡大する世界
この時代、商人の息子は十代になると旅に出されたとのことで好まれたモチーフがトビアスと大天使ラファエル。ボッティチーニの作品がまさにこのテーマ。
病に伏せる父親がお金の回収のため、息子トビアスを旅に出した際、無事を祈る両親の願いを聞き入れて大天使ラファエルが旅に同行したという旧約聖書の物語。
このモチーフがなんと、ボッティチェリの「受胎告知」にも小さく描かれている。メインテーマはあくまでも受胎告知なのだけど、外にラファエルとトビアスが見える。おもしろい受胎告知の絵。

第3章 富めるフィレンツェ
この頃、ヨーロッパでは奢侈禁止令が出されている。華美な服装、装飾、婚礼や葬儀も対象になったとのこと。
それに従い、フラ・アンジェリコの「聖母マリアの埋葬」と「聖母マリアの結婚」も地味に描かれたとのことだが、埋葬はともかく結婚の方は結構豪華な気が・・・

第4章 フィレンツェにおける愛と結婚
カッソーネ(長持ち)に描かれているのが、スケッジャの「スザンナの物語」。一枚に、順を追ってストーリーが展開していく様子が描かれていて、おもしろい。スザンナと長老の物語は嫁入り道具の長持ちにぴったりのテーマかも。

第5章 銀行家と芸術家
この展覧会のハイライトである。
ボッティチェリづくし!
聖母子、聖母、聖ヨハネ、天使・・・
どれもいいのだけど、やはり5月6日までの限定公開の作品「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」だろうか。非常に鮮やかで、また植物や背景の描き込みが細かい。ぱっと目をひく作品である。ヨハネの毛皮がちょっと変な気もするが・・・
そして、大迫力なのが、フレスコ画「受胎告知」。
ガブリエルの背後からマリアまでつながる光の線が神々しい。ガブリエル、浮いてる??
「キリストの降誕」はすみずみまで見るべし!いろいろなもの、人が描かれている。

第6章 メディチ家の凋落とボッティチェリの変容
メディチ家の凋落により、パトロンを失ったボッティチェリ。
次第に修道士サヴォナローラの思想に傾倒していき、作風も大きく変化する。
色味がなくなり、不自然なゆがみも。華やかさがすっかり影をひそめて、うーん、晩年の作品はあまり好きではないなあ。
サヴォナローラの火刑を描いた絵もあった(ボッティチェリじゃありません)。
裁判、処刑台へ連れて行かれるところ、火刑の場面が一枚の絵におさめられている。

ボッティチェリの作品のみならず、フィレンツェの栄枯盛衰も見どころ。
是非どうぞ。

2015/04/26

【いぬ・犬・イヌ展】

art-24 【いぬ・犬・イヌ展】 松濤美術館

1504261
渋谷区立松濤美術館で開催されているいぬ・犬・イヌ展に行って参りました。
思い起こすと、昨年はリニューアルオープン企画でねこ・猫・ネコ展をやったんでしたね。これがなかなかによくて、是非イヌも!と思ってたらちゃんとやってくれて感激・・・

今回も飼い犬の写真を持って行くと割引きがある、ということで写真が貼ってありました。うーん、でも猫展の時の方がたくさん写真があったかな。

序章
犬は猫よりはるか昔からいた、ということで埴輪でスタート。
この素朴な感じがいいですね。

第一章 イヌのいる生活・イヌのいる情景
江戸時代の屏風などがあったが、犬が必ずしもメインテーマじゃないんじゃない?という作品ばかりでちょっとどうかなと。
あ、でも根付とか印籠はかわいかったですね。
昭和の時代の作品では、森田沙伊「庭前小景」がよい。森田曠平「渡来図」は、西洋人も結構変だし、背景の船乗りたちはおもしろいし、犬も不思議。

第二章 イヌと美人
美人と猫というのはよくあるけれど、犬もあるんですね。でも数は少なそう。
そして、ここに描かれる犬はなぜか狆。
狩野芳崖の「毛利鏻姫像」が見られたのはうれしい。これも狆。

第三章 可愛い仔犬たち
このパートが一番ツボ!
でも、当然あると思っていた応挙がなくて残念。ま、府中美術館の展覧会でたくさん見たからいいけれど(後期は1点でるそう)。
長澤蘆雪はいいですね。なごむなあ。「一笑図」の首をつままれた犬もかわいいし、「降雪狗児図」の犬の表情もいい。
国井応文・望月玉泉の「花卉鳥獣図巻」の毛の描き方、細かい。しかし水犬ってなんなんでしょう?
竹内栖鳳の2作品も好き。「土筆に子犬」は絵に掛け軸が描きこまれているところがおもしろい。
子犬と土筆とかたんぽぽとか似合うんですね。

第四章 洋犬たち
江戸時代に描かれた洋犬、ボルゾイっぽい犬が多いですね。
はじめに入ってきた洋犬ってこんな犬ばかりだったのでしょうか・・・
一番気にいったのは村田勝四郎の彫刻たち。ダックスフントがかわいいのなんの。この人、知らなかったけれど、朝倉文夫の弟子なんですね。一つ置物に欲しいくらい。
師匠の朝倉文夫の「スター」は堂々として立派。まだ行ったことがない朝倉彫塑館、是非行ってみたいものだ。

第五章 有名なイヌたち
西郷隆盛像が3点。西郷の顔もまちまちなのだが、ツンもまちまち。いったいどんな犬だったんだろう。西郷も写真もないし、肖像画も描かせなかったというから、ツンもわからないのかもしれない。
絵本の花咲爺と桃太郎の原画はユーモラス。
忠犬ハチ公の彫刻は、ちゃんと左耳が折れてました・・・

犬好きの方は是非どうぞ。

渋谷:かしわ 渋谷ヒカリエ店

1504251
本日は仕事。
終わって、松濤美術館に行く前の昼食です。

ヒカリエって、もちろん並んでるお店もあるのだけど、あまり待たなくて入れるのがいいですよね。
ということで、、今日はかしわという、鉄板・お好み焼きに入ってみた。
ま、はじめは鶏料理のお店と勘違いしたんですけどね。

1504252
ワタクシは鶏ねぎそば、同居人は鶏ミンチかしわ焼き。
そばは結構太くてうどんみたい。
かしわ焼きは、鶏の入ったお好み・・・みたいのもの。じゃがいもとかも入ってる。
いずれももうできあがっていて、暖まった鉄板に置いてくれる。
いずれも、滋養健康鶏スープ(これはしみじみおいしい!)、鶏麦飯などがついてきます・
麦飯にはとろろをかけて。

滋養健康鶏スープの他に、もう一つ鶏スープがついてきたのだけど、それはお好みもそばもそれに浸して食べるといいそうな。
でも、なくていいなあ、これ。

おいしかたのだけど、スープが飲みづらいとか、ご飯もこんなのに入ってなくていいとか・・・
もうちょっと食べやすい工夫が必要かと。テーブルがもうちょっと広ければね。

お酒が欲しくなるメニューだったけれど、まだまだ予定があったので断念。残念。
お酒のリストを見たら、ポルトガルのワインが3種類もあったりして、ちょい気になりました。

東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 7F

2015/04/24

「かぞくモメはじめました」

本日の映画

かぞくモメはじめました [Blu-ray]
movie-20 「かぞくモメはじめました」  Parental Guidance  2012年米

DIR:アンディ・フィックマン
CAST:ビリー・クリスタル、ベット・ミドラー、マリサ・トメイ、トム・エヴェレット・スコット
STORY:時代遅れという理由で解雇されてしまった野球実況者のアーティは、娘アリスに依頼され、娘夫婦の留守中、3人の孫たちの面倒を見ることになる。ところが、久々に再会した孫たちはとんでもない悪ガキで・・・

☆☆☆日本未公開のコメディ。

ビリー・クリスタルにベット・ミドラーとは懐かしい!
やっぱりこの2人ならコメディでしょう。

ワタクシ、B・クリスタルは少々苦手なのだけど(アカデミー授賞式の司会とかは素晴らしいと思うが)、B・ミドラーは大ファン。
さすがに、2人とも年をとって、おじいちゃん、おばあちゃん役だったけれど、役作りなんかは変わりませんね。いや、少しおとなしくなったかな。年とった分・・・

お話自体は、定番中の定番。
悪ガキたちに振り回され、ピンチに陥り、でも最後はうまくまとまってめでたし、めでたし。
なんて書くとあっという間に終わっちゃうけれど、こういう映画もたまには悪くない。っていうか、こういうタイプの映画で、定石的じゃな展開が生じたら、がっかりしちゃいますね。いいんです、やっぱりな展開で(笑)。

少々おとなしくなったとはいえ、B・クリスタルの悪のりぶりは健在だし、うれしいことに、B・ミドラーは歌って踊ってくれるし。
途中から、M・トメイも参戦してひっちゃかめっちゃかに。そう、M・トメイってすっとぼけたコメディもうまいんだよな~

というわけで、まずまず楽しめたけど、この題名はひどすぎる(笑)。パクり感満載。
それに、あんな何でもオートメーション化された家に住むのはやだっ。非人間的。

2015/04/23

ポール・アダム『ヴァイオリン職人の探求と推理』

本日の本

ヴァイオリン職人の探求と推理 (創元推理文庫)
book-16 『ヴァイオリン職人の探求と推理』 ポール・アダム著 創元推理文庫

STORY:イタリアのヴァイオリン職人ジャンニの同業者で親友のトマソが殺害される。トマソは幻のヴァイオリンを探していたらしい。ジャンニはカルテットを組む友人の刑事アントニオに協力して事件を追うが・・・
☆☆☆ヴァイオリン職人が探偵役をつとめるミステリ、開幕。

カルヴィニアシリーズというヴァネツィアを舞台としたミステリを読んだところで、やはりイタリアを舞台にしたミステリを読んでみようということで手にとった本。
いずれも作者はイタリア人じゃないんですけどね。

で、この本の主人公はヴァイオリン職人。
いやー、おもしろい探偵ですよね。
ヴァイオリン職人が探偵役というのは設定上、難しかったのか、息子同然の刑事に協力して(専門知識を駆使してアドバイスするという立場で)、犯人を追うという設定。

いやー出てくるわ出てくるわ。
音楽業界の内幕、エピソード、楽器にまつわる蘊蓄。
それほど詳しくないワタクシではありますが、へーとかホーとか感心しつつ読み進めた。
犯人の追及が目的だったはずなのだけど、やがてある楽器にまつわる謎の探求へと目的が変わっていき・・・
いや、もちろん、2人も人が殺されるわけだから、犯人を捕らえることは目的なのだけど、「謎」の方に次第に重点はうつっていくのである。
この過程で、ジャンニとアントニオはあちこちへ旅するのだが、少ないヒントから次から次へと追っていく様子が、冒険映画のようで楽しかった。

正直、推理に関しては今ひとつ(唐突だし)なのだけど、それよりも「謎」の探求の方がおもしろかったので、よし。

刑事の活躍がちょっと少なかったのが残念だけど、次作に期待しましょう。

2015/04/22

キリン 淡麗極上生

1504221
淡麗リニューアル。
極上とついたけど、どうかな。

注いでみると、色は結構濃い。
飲んでみると、後味が変。まあ発泡酒ですからね。
苦味はあるのだけど、やはりビールとは違うわけで・・・

前よりはよくなったんでしょうかね。

2015/04/21

アサヒ スタイルフリー プリン体ゼロ

1504211
スタイルフリーの派生品。
こちらは度数が6度とちょっと高め。
しかし、プリン体も糖質も0と言われるといかにもおいしくなさそうで・・・

という予感は的中。
注いでみると、やや薄めの色だけれどビールに見えなくはない。
のだけど、香りからして全然ダメ。なんともいえない臭いで顔をしかめてしまう。
飲んでみると、人工的な味をつけたジュースかしらん。
えぐみもあるし、甘みもあるし、うーん。何とも言えませんね。

これはもう絶対ダメ!

2015/04/20

【動物絵画の250年展】(後期)

art-23 【動物絵画の250年展】(後期) 府中市美術館

1504201
動物絵画の250年展、前期が楽しかったので、後期にも。
半券を持って行くと、半額になりますので、前期に行った方は忘れずに!

序:動物という存在
1枚目からいいな~
森徹山の「群鶏図」。雁、鴨、白鳥がこれでもかというくらい描かれている。水、陸、そして空まで。いったい何羽いることやら・・・
そして、なんだかユーモラスな「駱駝図」は谷文晁の作品。なんでも外国から贈られたラクダを幕府がいらないと言ったので、見世物一座に買われたとのこと。きっと文晁は見たんでしょうね。でも、こぶが後ろすぎてなんか変・・・かわいいのだけど。

1章 想像を具現する
縁起物の中に、鹿が2点。応挙のもそうなんだけれど、これって鹿?と思ったり。角が立派すぎたり、体が丸すぎたり。
田中訥言の「大黒天と鼠図」がおもしろい。
そして、前期も大いに笑った虎のコーナー!いやはやよく集めたよな~と感心。後期の方がより、笑ってる虎が多かった気が。ポスターになってる土方稲嶺の「猛虎図」も、ニッと笑ってるし、なにげにモデル立ち(笑)。
しかし、一番びっくりなのは、堅山揚谷の「竹虎図屏風」。竹がくねっているのも不思議なのだけど、虎の毛がツンツン。針みたい。で、しっぽが異様に長い。これは見たら忘れない。
前期もあった上田公長。後期は「狐の嫁入り図屏風」。この人の絵、かわいい。
後期の国芳は「猫の当字 ふぐ」。猫がやっぱりアクロバットなのだけど、よく見るとふぐもいるのだった。

2章 動物の姿や動きと、「絵」の面白さ
円山応挙「粟鶉図」。羽根がとっても柔らかそう。
司馬江漢の「猫と蝶図」、「犬に木蓮図」。猫もちょっと変な気がするけれど、これ犬ですか??カワウソみたい(笑)
黒田稲皐「群鯉図」。ううっ、鯉が集団で向かってくる。怖い・・・結構シュールな絵。
柴田是真「滝図」。掛け軸をはみ出して描いてある。鯉は滝を登っているのか、虫を狙ってジャンプしただけなのか。おもしろい。
これまたおもしろいのが建部凌岱の「海錯図屏風」。いろいろな魚が描かれているのだけど、上向いてたり、裏向きだったり。なんでその向きなのか!
かわいいのが、応挙「百兎図」。よく描いたな~

3章 心と動物
木米の「山水図」はどこに動物?と思ったら、ごくごく小さく鹿がいたんですね。うーん、でもこれって動物画の範疇?
鹿でおもしろかったのは、三浦樗良「双鹿図」。きりんに見えるほど首長(笑)。紙も長い。
長沢蘆雪「亀図」の亀も、なんか顔が亀っぽくないような。
同じく蘆雪の「捕鯨図」は、構図のおもしろさ。
めずらしや、宮本武蔵の「布袋見闘鶏図」。鶏が今にも飛ぼうとしている。それを見ている布袋様というおもしろい場面。
仙厓の「群蛙図」。並んだ蛙がユーモラス。
前期は、何枚もの猿図が並んでいた森狙仙だが、今回は大きな屏風が一枚。いろいろな表情の猿が描かれているのだけど、小猿がやっぱりかわいいな。
そして、ラストは犬の絵。
広重の「名所江戸百景 高輪うしまち」の後ろ姿の犬もかわいいのだけど・・・
やっぱり応挙だよな~
前期もよかったけれど後期もかわいい!
ふわふわの子犬。ぺたんと座ったその足。さわりたくなるな~
最後になごんだところでおしまい。

来年も是非やってほしい展覧会です。


2015/04/19

【広重と清親-清親没後100年記念展】(前期)

art-22 【広重と清親-清親没後100年記念展】(前期) 太田記念美術館

1504191
今年は小林清親没後100年ということで、太田記念美術館と練馬区美術館でそれぞれ展覧会が開催されている。
こちらは、広重との比較で見せる展覧会。前後期で全点入れ替えということで、まずは前期に。

第1章 広重と清親-巨匠たちの競演
これはとても興味深い企画。
まずは肉筆画から。
広重の肉筆画もいいなと思ったところで、清親の「開花之東京 両国橋之図」が。これ、もろホイッスラーのノクターンでしょう。って、ホイッスラーの方が先なんですけどね。ホイッスラーは広重の絵の影響を受けて描いたとあったのだけど、むしろそっくりさんは清親。こちらを並べて見てみたい。
そして、江戸と明治のそれぞれの風景を。時代が変わるとこれだけ変わるのだなあと。でも、清親が広重の構図を意識してるなあと思う作品もあって、いやはやおもしろい。清親の広重へのリスペクトってことでしょうか。

第2章 広重-江戸の風景画
第2章は広重作品。
東都名所、東都八景、木曽海道、名所江戸百景、そしてもちろん東海道五拾三次も。ホイッスラーの絵の元となった「名所江戸百景 京橋竹がし」もあった。
何度も見たこともあるけれど、初めてみるのもあり。
あー、ホントにいつか、広重全作品を見せてくれないかなあ。

第3章 清親-明治の風景画
ぐっと近代化された風景画。
そして、光線画炸裂なのだけど、案外そうでもない作品もあるんですね。
西洋的でありながら、古風な部分も残っているという・・・
正直、広重の方が完成度は高いと思うけれど、清親も悪くないです。

第4章 花と動物たち
広重というと、どうしても風景画のイメージが大きいのだけど、花や動物も描いている。
でも動物となると、やっぱり清親かと。
「カンバスに猫」いいなあ。猫こういうことするよね。鶏、鴨もいい。

第5章 戯れる人々
これまたあまりイメージのなかった戯画である。
清親は、いわゆるポンチ絵を描いているのだが、風刺画ですね。広重は滑稽画かと。
これはこれでなかなかおもしろい。

後期も是非行きたいし、練馬の展覧会も行きたいですね。

2015/04/18

【若冲と蕪村展】

art-21 【若冲と蕪村展】 サントリー美術館

1504181
サントリー美術館で開催されている【若冲と蕪村展】を見て参りました。
なんと!全部で6期に別れており、ワタクシが行ったのは4期目。
いくらなんでもこんなに通えないもんなあ・・・(全部で3回行けば見られるらしいけれど)。

第1章 18世紀の京都ルネッサンス
膳や椀の競作や、蕪村・応挙の合筆画などがならぶ。
贅沢。

第2章 出発と修業の時代
まずは若冲。
豆の絵が並ぶ。何気なく描いているように見える線(茎)が絶妙。
豆は隠元とあったが、まるでエンドウのよう。
トウモロコシもいいな。
蕪村は「十二神仙図押絵貼屏風」がいい。中国の12人の仙人を描いたものなんだけど、ユーモアたっぷり。

第3章 画風の確立
若冲の「枯木鷲猿図」、「梅花小禽図」などは、あまり若冲らしくない。が、構図はおもしろい。
らしいといえば、雄鶏の絵。やっぱり動物の絵がいいなあ。
若冲と並べると一見、蕪村は地味に思えるけれど、若冲とは違うユーモアが感じられるし、落ち着いているので、別のよさが。

第4章 新たな挑戦
若冲の「寒山拾得・楼閣山水閣」。寒山拾得の絵、だいたいどれも好き。
「烏賊図」。墨が効果的ですね。
「双鶴・霊亀図」。鶴ってこんな丸かったっけ?亀もこんなだっけ?おもしろい。
蕪村は俳画がたくさん。どれも味がある。
気にいったのは、芭蕉の図(絵)巻。芭蕉を敬愛してたんでしょうね。びったりの絵。

第5章 中国・朝鮮絵画からの影響
かわいい!!
若冲の子犬の絵3枚。箒に乗ってる2枚が特にお気に入り。この角度ってのもいい。
そして、「象と鯨図屏風」。鯨も象も大迫力。象、まさに若冲。
向かいには、蕪村の「山水図屏風」。地が銀というのもあるのだが、渋い。でもきれい。細かく見るといろいろなものが描かれているのだった。これもいいなあ。

第6章 隣り合う若冲と蕪村
若冲と蕪村はご近所さんだったのに、交流がなかった・・・らしい。不思議だ。
若冲の「蟹図」、「海老図」。なかなか大胆な絵である。蟹など若干シュール。
弟の伊藤白歳の画もあったが、兄とは違うものの、ユーモラスな絵だった。

第7章 翁の時代
晩年の作品。
蕪村の「蜀桟道図」。これはどこ?山が険しすぎる・・・よくよく見ると人もいたりするのだが。
またまた「山水図屏風」があったが、こちらは淡い色彩がよろしい。
若冲の「石峰寺図」。これは、これまでの若冲とちょっと違うような。雲の上に浮いているよう。
「托鉢図」。デザイン的でもある。托鉢僧の行列がなんかおもしろい。

こうやって2人の画を見比べるのもおもしろいですね。

2015/04/17

「もうひとりの息子」

本日の映画

もうひとりの息子 [DVD]
movie-19 「もうひとりの息子」  Le Fils De L'autre  2012年仏

DIR:ロレーヌ・レヴィ
CAST:エマニュエル・ドゥヴォス、パスカル・エルベ、ジュール・シトリュク、マハディ・ザハビ、アリーン・オマリ、ハリファ・ナトゥール
STORY:テルアビブに暮らすフランス系イスラエル人家族の息子ヨセフは兵役検査で両親の実の子ではないことが判明する。湾岸戦争の混乱の中、病院でパレスチナ人夫婦の子ヤシンと取り違えられていたことを知り、動揺するそれぞれの家族だったが・・・

☆☆☆☆2012年東京国際映画祭グランプリ。

赤ん坊の取り違え事件というと、日本映画の「そして父になる」を連想するけれど、この作品の背景はさらに複雑。パレスチナ問題が背後にあるから。
これは相当根深い問題で、未だ解決していない。

よりによって取り違えの相手が、天敵同士だったという悲劇。
お互いの家族は、はじめは容易に受け入れられない。母親同士はわりとすぐにわかりあえるのだけど、父親同士はなかなか受け入れられず・・・

それでも、子供への愛か、家族愛というべきか、すべてを乗り越えて、融合する家族。
大甘な結末すぎるきらいはあるけれど、希望のあるラスト。
きっと、乗り越えられない壁はないということだろう。
現実は厳しいかもしれないけれど、きっといつか・・・と思える。

いつかパレスチナ問題が解決することを祈らずにはいられません。

2015/04/16

アサヒ スーパードライ エクストラシャープ

1504161
スーパードライの派生品。
スーパードライ35億本突破を記念して作られたものらしい。

注いでみると、色は薄い。
飲んでみると、うーん、フツーのスーパードライとどこが違うのかしら??
って、普段スーパードライなんか飲まないのでわからないのは当然か。

お店で出るエクストラコールドっぽいのかもしれないけれど、それも飲んだことないし・・・
あまり比較は出来ないのだけど、よりシャープに刺激的になったってことなんでしょうねぇ。
でも・・・
あわせたお料理はピリ辛だったもんだから、むしろ甘みを感じたんですね。
多分そうではないと思うのだけど。

ま、いずれにせよ、スーパードライなのでリピはなし。

2015/04/15

サッポロ エビス ロイヤルセレクション

1504152
新発売のヱビス。
と思ったら去年もコンビニ限定で発売されており、しっかり飲んでいた(笑)。

注いでみると、色は濃い。
飲んでみると、ローストした香りと味。苦味はしっかりある。

5種の麦芽というのがポイントのようだけど、カラメル麦芽も使ってるんでしょう。小麦もなのか。それはちょっとわからなかったけれど、複雑な味でなかなかよろしいです。

2015/04/14

【ピカソと20世紀美術展】

art-20 【ピカソと20世紀美術展】 東京ステーションギャラリー

1504141
北陸新幹線開業記念の展覧会だそうである。
富山県立近代美術館は、数年前に富山を旅行した際にいっているのだが、特別展の黒田清輝展のことはしっかり覚えているものの、常設展示はあまり記憶にない(笑)
なので、はじめて見たつもり?で見てきた。

1 ピカソが開いた20世紀の扉
ピカソは9点。そのうち4点はステーションギャラリー所蔵のもので、初公開とのこと。
初期の「座る若い男」と晩年の「黄色い背景の女」がいい。
富山ので一番気にいったのは、新古典主義の時代の「肘かけ椅子の女」。キュビズムの後にこんな時代もあったんでしたね。モノトーンで落ち着きのある作品。こんな静的なピカソもありかと。
「ギターのある静物」はキュビズムだが、キュビズム作品なら、ブラックの「バス」の方が好み。これ、楽器のベース?
ピカソ以外では・・・
カンディンスキーの詩画集の色が好き。すでにらしさが出ている。
山羊が描かれた絵があるぞ、と遠くから見えていたの、シャガール。人は飛んではいないけれど、紛れもなくシャガール。
マティスは、マティスっぽくはなかったけれど、一瞬誰の?と思ったのはパウル・クレー。色味なし。ナチスに退廃芸術とされスイスに帰った頃の作品ということで、その気持ちの表れなのだろう。
レジェの挿絵本楽しい。
この展覧会のメインは、第1章ですね。
いや、すばらしいコレクション。

2-1 ダダ
だんだん、わけがわからなくなってくるが(笑)、まだギリギリ理解はできる。
マン・レイの「桃」もおもしろいが、一番気にいったのはオッペンハイムのりす。全然りすじゃないのだけど、りすに見えてくるところが・・・

2-2 シュルリアリスム
ミロは、この頃の作品は好き・・・という「パイプを吸う男」。晩年の作品はちょっとね。
エルンスト「森と太陽」。太陽じゃなくて月に見える。
この章で一番、印象に残ったのはポール・デルヴォー「夜の汽車」。あいかわらず謎の多い絵。なぜこんな夜中に(2つの時計は0時10分をさしている)、女性(2人は裸)がいるのか。裸の女性たちは、マネキンのよう。

3-1 戦後の展開:ヨーロッパ
だんだん難しくなってきますね。
それでも、デュビュッフェとかF・ベーコンなんかはまだわかるのだけど。
ジャコメッティの彫刻は好きだし。
現代に近づくにつれ、作品名に?と思うことも多いが、フォンタナの「空間概念-期待」でその思いはマックスに。青の画面を切り裂いたように見える・・・という絵なのだけど、何を期待するというのでしょう??

3-2 戦後の展開:アメリカ
こうなると、ウォーホルの「マリリン」がわかりやすく思えますね。
まあ、直感でこれ好き!と思うのでもいいと思うので、好きな作品を挙げておきましょう。
ジム・ダインの「赤いバスローブ」、「夜の肖像」。

4 拡張する表現と多様化の波
この中で一番気にいったのは、アルマンの「バイオリンの怒り」。壊したバイオリンをアクリル樹脂の中に閉じ込めたというものだけど、うーん、なんでこの作品が心に響いたんだろう(笑)
あとは、チャック・クロースの「自画像」。近づいてみると細かい!(実際に見てみて下さい)

富山県立近代美術館の充実した近現代アートコレクションをこの機会に是非どうぞ。

2015/04/13

東京:卵と私 八重洲店

1504131
土曜日、東京ステーションギャラリーに行く前の昼食。
ステーションギャラリーなので、あまり遠くまで行くのはなあと思いつつ、八重洲の地下街ならたくさんお店があるだろうということでブラブラしたのだが・・・
なかなかぴんとくるお店がなくて、でもなんだか「卵と私」というお店の名前が気になって入ってみることに。
ハンプティダンプティみたいな卵がロゴになっている。

メニューを見ているとスフレ卵オムライスが一押しなの?
イメージとしてはプラ-ルおばさんのオムレツ(モン・サン・ミシェルの名物ですね)みたいなもの?
これは気になる・・・
ということで頼んだのは、ワタクシはスフレオムライスドリア(デミグラスソースのハンバーグ)。
1504132

中はこんな感じ。
1504133

同居人はのスフレ卵オムライス(ビーフとマッシュルームのデミソース)。いずれもスープ付き。
1504134

確かにふわふわですねぇ。
おいしい。
ワタクシのはドリアで熱々だったので(店員さんい注意されたのにもかかわらず)、一口でプチやけどしてしまったけれど、最後まで温かかったのだった。

モン・サン・ミシェルのお店みたいに、ボールをかき混ぜる音はしないなあと思ったら、電動ミキサーでかき混ぜていたけれど、いい感じのふんわり具合。

伝統的なオムライスももちろんあるけれど、やっぱり今度入る機会があっても、スフレタイプを選びたい。


東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街 外堀地下2番通り

2015/04/12

【片岡球子展】

art-19 【片岡球子展】 東京国立近代美術館

1504121
生誕110年、片岡球子展に行って参りました。
片岡球子、長生きでしたよねぇ。最後まで意欲を失わなかったということろはスゴイね。

第1章 個性との闘い-初期作品
片岡球子というと、強烈な色彩とデフォルメが特徴だが、初期は正統派の日本画だったわけで・・・
「枇杷」はこれこそ正統派。後年からは考えられないほどおとなしい絵である。
「炬燵」も色合いこそおとなしめだし、炬燵布団の柄は相当細密に描かれているけれど、すでに形はゆがんでるんですね。
そして、枇杷から10年もたつとかなり球子らしい感じになっているのである。

第2章 対象の観察と個性の発露-身近な人物、風景
球子といえば、山。後年の富士山は印象的だが、球子にとって富士山は意外に難しい題材だったようで・・・
あらゆる角度から描いていて、結構実験的な作品もあり。こんなカラフルな富士山はありえないのだけど、なんだか見入ってしまう。
それより気にいったのは、火山を描いたシリーズ。ごつごつした岩肌の表現がダイナミック。火山の荒々しさがうまく表現されている。球子の画風にあった題材なのかもしれない。
そして、岩といえば、海もなかなか。

第3章 羽ばたく想像の翼-物語、歴史上の人物
球子のライフワーク、面構シリーズ。
歴史上の人物がかなりデフォルメされて描かれているのだが、絵師を描いた作品にはその中に対象となった絵師の絵も描かれていたりしてなかなかおもしろい。
片岡球子はずっと苦手だったのだけど、面構シリーズの北斎を見てから、このシリーズは見てみたいと思っていたのだった。今でも決して得意な画家ではないけれど。
国芳と、国芳の鯨の絵と、その絵を持っていた浮世絵研究家が描かれた絵は、同時に存在しているという不思議な絵である。
足利尊氏、義満、義政を描いた3点は、人物もかなりデフォルメされていると思われるけれど、色が赤、青、緑(顔が!)で、さすがにあまり気持ちのいいものでは・・・

第4章 絵画制作の根本への挑戦-裸婦
78歳にして裸婦へ挑戦することになった球子。
いやはやスゴイよね。
これまた、緑だったり、焦げ茶だったり・・・
ポーズもこりゃなんだ?というポーズだったり。前衛的(笑)。
空間に漂っているようにも見える。
最後までチャレンジングだった人なんですね。感心。

スケッチブックをまとめて展示した部屋もあったけれど、スケッチの段階ではフツーに描かれているかと思いきや、もうこの段階で立派に球子の絵(笑)。

いやあ、なんか圧倒された展覧会でした。

2015/04/11

【ダブル・インパクト展】

art-18 【ダブル・インパクト展】 東京藝術大学大学美術館

1504111
藝大美術館で開催されているダブル・インパクト展に行って参りました。
ボストン美術館と東京藝術大学の2つのコレクションを、日本と西洋との互いの影響関係から見る展覧会。
おもしろいコンセプトですね。


プロローグ 黒船が来た!
黒船来航により開国することになった日本。
その様子を描いたのが「ペルリ浦賀上陸図」。記録画的な絵。
三代目歌川広重の横浜を描いた浮世絵も興味深いが、外国人があまり外国人らしくないのはご愛敬。
インパクトがあったのは、河鍋暁斎の2枚。波がうねっている。
高橋由一が2枚。おなじみ、「花魁」はなんか不思議なのだけど印象に残る。
初公開というのが、「浴場図」。ワーグマンが描いた絵の模写という。大勢が一緒にお風呂に入るという風習は今も、外国人は驚くのだろうなあ。

第1章 不思議の国JAPAN
欧米に紹介されることになった日本の工芸や絵画。細かい細工に驚いたに違いない。
鈴木長吉「水晶置物」の竜の置物部分が見事だが、竜といえば、高石重義の「竜自在」。2メートル近い龍の置物だが、関節がすべて自在に動くのだ。X線写真が置いてあって構造はわかったのだけど、実際に動かしてほしかったなあ。無理でしょうけど。
細工の細かさでは旭玉山の「人体骨格」。30センチちょっとの骨格像なのだが、鹿の角を彫ったもの。いやはやよく出来てる。
絵は、なんといっても河鍋暁斎。「風神・雷神」もいいのだけど、「地獄太夫」がさらにいい。クリーブランド美術館展で見たものよりユーモラスな図。まわりで骸骨が踊っていたりして。

第2章 文明、開花せよ
ボストン美術館所蔵の錦絵コレクションから。
揚州周延、豊原国周、三代歌川広重など、まさに文明開化を描いているわけだが、色が鮮やかなこともあって、全体に派手。洋装の女性が描かれたものなど、なんか不思議な感覚に陥る。これもまた浮世絵なんですよねぇ。
うれしかったのは、小林清親が何点もあったこと。
猫展でも見た気がするが、「猫と提灯と鼠」好きだなあ。提灯に逃げ込んだ鼠のしっぽをつかまえた猫。鼠、万事休すの図。「鶏に蜻蛉」といい、動物を描いたものもいいな。
清親、今年はたくさん見られそうでうれしいですね。

第3章 西洋美術の手習い
日本に西洋美術を紹介する重要な役割を果たしたワーグマン、フォンネージ、ラグーザの作品と、彼らに教えを受けた画家たちの作品。
今まであまり注目していなかったけれど、彫刻家ラグーザの作品はなかなかいいかも。
この他、気にいったのはミレーの模写、高橋由一の「農夫」、浅井忠の「風景」。

第4章 日本美術の創造
開国以来、西洋美術に傾きかけていた日本だが、伝統美術を見直そうという気運が高まり、伝統的な様式と西洋画法を融合した日本画が描かれるようになる。
日本画の父、狩野芳崖の絶筆「悲母観音」。今回はこの作品とともに、弟子で岡倉天心の甥、岡倉秋水の模写もボストンからきていた。鮮やかな色。
ワタクシ的には、ボストン所蔵の「谿間雄飛図」の方が好き。
本邦初公開なのは橋本雅邦の「雪景山水図」。修復が行われたようできれい。
驚いたのは、大観の朦朧体作品。こんな作品もあったんですね。国内では不評だったようだが、アメリカでは好評だった模様。実験的な絵だとは思うが。
もう一つの驚きは、小林永濯の作品。ポスターにもなっている「菅原道真天拝山祈祷の図」は、漫画チック。そして、確かに縦の伸びた図、色彩はグレコ風でもある。
そして、ボストンから来ていた大きな屏風2点のうち、気にいったのは、西村五雲の「熊図屏風」。めずらしや、シロクマが描かれている。

第5章 近代国家として
日清、日露戦争で勝利し、近代国家となっていった日本。
神話を題材にした歴史画、戦争画が流行する。
小林清親も戦争錦絵を描いたようで、2枚展示されていた。これもまた光線画の一種といえなくもない。
ヨーロッパに留学した画家たちの作品も。

こういう視点の展覧会も楽しいですね。

2015/04/10

シャトー・パラン

1504151_2
先日UPしたシャトー・クルテューに続いて、タカムラで買ったボルドー5本セットのうちの1本である。

こちらは、メルロー85%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、カベルネ・フラン5%。
というわけで、シャトー・クルテューよりはやや濃いめかな。
あ、でも、もろメルローの味ですね。飲みやすいのが難点で気づくとたくさん飲んでしまうという・・・(笑)

2015/04/09

「英国万歳!」

本日の映画

英国万歳!【字幕版】 [VHS]
movie-18 「英国万歳!」 The Madness Of King George  1994年英米

DIR:ニコラス・ハイトナー
CAST:ナイジェル・ホーソーン、ヘレン・ミレン、イアン・ホルム、アマンダ・ドノホー、ルパート・グレイヴス、ルパート・エヴェレット
STORY:18世紀後半。イギリス国王ジョージ3世は突然乱心、奇行に走るようになる。王室が混乱する中、精神医がなんとか治療しようとするが・・・

☆☆☆ブラックな王室コメディ。

ヘレン・ミレンつながりで見てみた。
この映画ではジョージ3世の王妃を演じているのだが(カンヌ映画祭の主演女優賞受賞)、これまた似合うなあ。この後、エリザベス女王を演じることになるとは思っていなかったかもしれないけれど・・・

ジョージ3世役のN・ホーソーンも切れっぷりが半端なくて(笑)すごい・・・

のだが、これは結構ブラックだな~
舞台劇の映画化とのことだけど、王室からクレームがつかなかったのかしら?と心配になるくらい。
王の奇行にもびっくりだけど(実際のジョージ3世も精神を煩って、正気を失い、皇太子が摂政となったらしい)、皇太子はダメダメだし(R・エヴァレットがキモく演じる)、王の様子を見て次々裏切る臣下の者たちにはあきれるし・・・
王への治療もひどすぎる・・・
というのを、ブラックユーモアたっぷりに描いていて、それなりにおもしろいのだけど、どちらかというとこの笑いはワタクシは苦手の部類。
なので、おなかを抱えて笑うというところまではいかなかった。
残念。

いやでも、こんな映画が作れるなんで、やっぱりイギリスは大人の国ですね。

2015/04/08

コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ

1504151
コストコで買ったワイン。
コストコに行くと、ワインを買うのも楽しみ。普段あまりお目にかからないワインがあるので・・・

元々コート・デュ・ローヌは好きということもあるけれど、これもいいなあ。
シラー主体だけど、グルナッシュ、ムールヴェードルも含まれているということで、シラーオンリーよりは軽めで、ちょっとフルーティ。
おいしいです。

2015/04/07

「クィーン」

本日の映画

クィーン〈スペシャルエディション〉 [DVD]
movie-17 「クィーン」  The Queen  2006年英仏伊

DIR:スティーンヴン・フリアーズ
CAST:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル、シルヴィア・シムズ、アレックス・ジェニングス
STORY:1997年ダイアナ元皇太子妃が事故で他界。何のコメントも出さず沈黙を守るエリザベス女王に対し、国民の怒りが爆発。就任したばかりのブレア首相はなんとか事態を収拾しようとするが・・・

☆☆☆☆イギリス王室の実録ドラマ。

なんといっても、エリザベス女王に扮したヘレン・ミレンの演技が圧巻である。
アカデミー賞をはじめとして、その年の主演女優賞を総なめしたのもむべなるかな。
顔が似てる(似せてる)というわけではないのだけど、雰囲気、たたずまいが女王そのもの。気品があって毅然としていて・・・
H・ミレンじゃなかったら、この映画、成功しなかったでしょうね。

ブレア首相を演じたマイケル・シーンも素晴らしかった。
M・シーンというと、どうも「アンダーワールド」の狼男とか「トワイライト・サーガ」のヴァンパイアのイメージが強くてそういう俳優さんね、と思っていたのだけど、どうしてどうして。この役、うまい。
これまた、決して顔が似てるわけではないのだけど、正義感にあふれた若き首相の姿を熱演。

いやはや、しかし、いずれも実在の人物で、しかも王室がらみ。よく映画化したよな~
日本ならストップがかかりそうなものだけど、さすがイギリス王室は大人(笑)。
エリザベス女王や皇太后はまあそう悪くは描かれているけれど、無関心なフィリップ殿下とか、打算で動く皇太子なんて決してよくは描かれてない気がするのだけど・・・

オーソドックスな構成もよい。

☆一つはヘレン・ミレンの演技に!

2015/04/06

『カルニヴィア2 誘拐』 ジョナサン・ホルト

本日の本

カルニヴィア2 誘拐 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
book-15 『カルニヴィア2 誘拐』 ジョナサン・ホルト著 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

STORY:イタリア駐留米軍基地建設現場で人骨が発見され、第2次世界大戦時行方不明になったパルチザンのものと判明する。一方、米軍少佐の娘ホリーの誘拐事件を追うことになった憲兵隊大尉のカテリーナと米軍少尉のホリーは、SNSカルヴィニアの主宰者ダニエーレに協力を求める。
☆☆☆ベネツィアを舞台にしたミステリ第2弾。

今回も、前作に引き続き、カテリーナ、ホリー、ダニエーレ、そしてカテリーナの上司ピオーラ大佐、元CIAイタリア支局長のギルロイが登場する。

お話自体は1作目とはつながってはいないので(いや、3作目で結局つながっていることがわかるって展開もあるかもしれないけれど)、2作目から読んでもいい気もするが、是非とも1作目から!
登場人物たちの関係がやはり1作目から読まないとわからないと思うので。

いやしかし、大がかりな陰謀のお話を書いたもので・・・
歴史的な事実を元にしてるってところが怖いよな~
もちろん、フィクションなんだけど、下敷きなった数々の歴史的な事実にはホント驚く。知っていることも中にはあったけれど、中にはえーっと思うこともあり・・・

人骨が発見された事件と誘拐事件が何の関係もないように見えた序盤から、誘拐事件の方にぐっと迫る中盤、そして急に誘拐事件が解決する終盤。
が、やはりそれで終わるわけではないくて、その後も大きな展開があり、ジ・エンド。いやはや、終盤にさしかかってからは一気読み。ふー、疲れた。

カテリーナもホリーもダニエーレも活躍するし、でも辛い目にもあうし、3人の関係性にも変化があったし、ということで次作も楽しみなところだけど、もしかしてあの人がすべての黒幕なんだろうか?と思ったり。さらにびっくりの陰謀が明らかになるのか??気になるなあ。

次はいつ出るんだろう。

2015/04/05

キリン 一番搾り 小麦のうまみ

1504051
限定醸造のビール。

小麦というから、ヴァイツェンかしら~と期待して飲んだのだが・・・

注いでみると、フツーのビール色。小麦ビールっぽくはないなあ。
飲んでみると、一口目、苦味がガツンとくる。
で、小麦?
ま、かすかにそのような気配は感じるものの、あんまり・・・
小麦ビールと期待して飲むと全然違いますね。
悪くはないけど。

2015/04/04

シャトー・クルテュー

1504041
ボルドーの赤。
メルロー100%である。

注いでみると明るい色。
飲んでみると、メルロー100らしく、穏やかな味。渋みなし。
飲みやすいワインだけど、なんというか、あまり印象に残らないワインなのでした。。。普段飲むのはこんなのがいいんですけどね。

2015/04/03

「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」

本日の映画

スモーキン・エース [DVD]
movie-16 「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」 Smokin' Aces  2007年米

DIR:ジョー・カーナハン
CAST:ライアン・レイノルズ、レイ・リオッタ、アリシア・キーズ、アンディ・ガルシア、ジェレミー・ピヴェン、ベン・アフレック、クリス・パイン、ジェイソン・ベイトマン
STORY:マフィアのボスがマジシャンのエースの首に100万ドルの賞金をかけた。世界中から暗殺者が狙いにくるが・・・

☆☆☆サスペンスアクションコメディ。

なんだかスゴイ映画だ・・・

人が入り乱れ、誰が誰だか最初は全然わからない。従って、なんかスゴイけれどあんまりおもしろくないな~と思ったのだけど、識別できるようになって俄然おもしろくなった。
いやでもちょっと登場人物多すぎないか??

結構皆さん、強烈なキャラで(強烈度を競ってる?)、濃いな~
バンバン人は死ぬし、血は飛ぶし・・・
ちょっとタランティーノ的で、苦手な人はまったく受つけないでしょうね。
ワタクシは平気ですけど。

スピード感があるのもいいのだけど、ちょっと場面転換がめまぐるしくて見終わったぐったり。
ラスト近く、ちょっとしたどんでん返しもあったりして、いやはやホント疲れました。

豪華なキャストの中では、一番印象に残ったのはアリシア・キーズかな。これが俳優デビューらしいけど。C・パインの切れっぷりもよかったし、R・リオッタの壮絶な闘いも凄かった。B・アフレックは・・・情けない役(笑)。

ふー、おなかいいっぱい・・・

2015/04/02

東川篤哉『謎解きはディナーのあとで3』

本日の本

謎解きはディナーのあとで 3 (小学館文庫)
book-14 『謎解きはディナーのあとで3』  東川篤哉著  小学館文庫

STORY:恋ヶ窪の屋敷の寝室で老人の死体が発見される。直前に猫が行方不明になっており、ペットロスによる自殺なのか他殺なのか・・・「犯人に毒を与えないでください」他5編+α。

☆☆☆ユーモアミステリ第3弾。

おなじみ、大富豪令嬢である刑事にかわって事件を解決する執事、影山。そして、キザな上司、風祭警部。

このミステリシリーズ、超ゆるゆるなところがいいんですね。
これありえなくない?というエピソードが多いのは苦笑ものだったりするけれど、まあ、麗子と影山、そしてうざーい風祭警部のトリオを楽しめばいいわけで。
ちょっとマンネリ化してきたかなというところで、3巻目で終わりかな?
最終話「さよならはディナーのあとで」で、あの人物がいなくなるとは!!やっぱり終わりか・・・

今回一番印象に残ったエピソードは「殺人には自転車をご利用ください」。犯人はまあなんとなく検討がつくんですね。しかし、どうして被害者はその格好で死んでいたのか、という謎が、そういうことかと。

文庫だけ、おまけに名探偵コナンとのコラボエピソードが入ってます。
これ、コナン知らなかったら全然わかんないよね。

2015/04/01

シャトー・ベレール・ルーディエ

1504011
ボルドーの赤。
メルロー65%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、カベルネ・フラン5%で、当然ながら圧倒的にメルローの味。
でもちょっとすっきりしすぎかな?
コクがあんまりなくて、まあスイスイ飲めちゃうけれどやや物足りなさがありますね。

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

twitter

google


  • Google

    WWW
    ブログ内

amzon