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2015/04/29

【ルーヴル美術館展】

art-26 【ルーヴル美術館展】 国立新美術館

1504291
国立新美術館で開催されているルーヴル美術館展に行って参りました。
ルーヴルものって毎年やってる気がしますが・・・
今回は風俗画がテーマ。

プロローグⅠ 「すでに、古代において・・・」風俗画の起源
エジプトのオストラコン(牛飼いが描かれる)やギリシャの壺など。この部門って、ルーヴルに行っても見る時間がないか、時間がとれてもさっと通りすぎてしまう部門。
と、この章の最後にマリー・ヴィアンの「アモルを売る女」。
どう見てもロココっぽいのだけど、なぜここに展示されていたのか・・・。
アモル売り・・・アモルって何人もいるものなの?売るほどに?というワタクシの疑問。なぜかこの絵、気になる。

プロローグⅡ 絵画のジャンル
昔は、歴史画、肖像画、風景画、静物画、風俗画の順にエライ絵だということになっていたらしい。はじめは風俗画という言葉すらなかったのである。
この章ではそれぞれのジャンルの絵が展示されていたが、歴史画が「キリストのエルサレム入場」?宗教画は歴史画の一部なんでしょうか。これ、ル・ブランの肖像画はデポルト「狩人としての画家の肖像」。これは肖像画兼風景画といったところ。
風景画はロラン。牛の向こうに見えるのは山羊?
静物画のボージャンが「チェス盤のある静物」がよかった。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を象徴する物がいろいろと描かれているが、パンとワインはキリストと血と肉意味するのではとあった。風俗画のル・ナン兄弟の「農民の食事」でも描かれており、こういう絵でも意味を持たせるということがよくあったのであろうか。

第Ⅰ章 「労働と日々」-商人、働く人々、農民
実にいろいろな職業があるもんだなあ。
「両替商と妻」、「徴税吏たち」は先日のボッティチェリ展でも同様のものを見てきたところだが・・・あれとは少し違ってますね。
ドラクロワやミレーなどもあったが、うれしかったのはブリューゲルの「物乞いたち」が見られたこと。小さい作品なんですよね。純粋に物乞いを描いたというだけではない絵。
こんな職業も?というのが抜歯屋。見世物にされている。ホントホルストの作品ではスリも2人描かれていて、おもしろい。
女性はというと、料理をしていたり、買い物だったり(シャルダンの絵がありましたね)、生活感のある絵が多いのだが、ドロリング「台所の情景」に描かれている女の子は、よく見ると猫をじゃらしていたりする。
ムリーリョ「物乞いの少年」は、抑えめな色調もあってかもの悲しい。

第Ⅱ章 日常生活の寓意-風俗描写を超えて
日常生活を描いた絵でありながら、神話や聖書の世界が描かれている絵。
ダーフィット・テニールス2世の聖ペテロの否認は、これは別の時代でしょうというところに描かれているし、レンブラントの「聖家族または指物師の家族」は確かに聖家族のようにも思えるが、生活感があってやっぱり指物師の家族なんでしょう。イエスの頭に輪っかがないし。レンブラントらしい光が描かれた絵。
レニエ「女占い師」は、この時代、こういう主題の絵がはやっていたのか、盗人の上前をはねるという絵。
そして、フェルメールの「天文学者」。学者が着てるの、ホントに着物なんでしょうか?

第Ⅲ章 雅なる情景-日常生活における恋愛遊戯
オランダ絵画では、道徳的暗示が込められている絵が多かったとのこと。
ヤン・ステーンもデ・ホーホもそんな絵。こういうの、まさに風俗画だなあと。
その後のフランスではヴァトーが描きはじめた雅宴画というジャンルがはやったとか。ロココの時代、優雅な絵ばかりである。

第Ⅳ章 日常生活における自然-田園的・牧歌的風景と風俗的情景
狩りの絵が並ぶ。
どちらかというとこれは風景画のジャンルなのでは?と思わなくはないのだけど、当時の狩りの様子は風俗画といえなくもないか(やや苦しい)。
ルーベンス、フラゴナール、トロワイヨン、コローなど。この中ではルーベンスとフラゴナールがよかった。
バロセル「象狩り」の象はちょっと変。やはり見たことがないのに描いたのだろうか。

第Ⅴ章 室内の女性-日常生活における女性
ティッツィアーノの「鏡の前の女」。ティッツィアーノが描く女性ってみんな同じ気がするのだけど・・・これ、ちょっと色っぽい。
ブーシェの「オダリスク」もなかなか!おしり丸出しのあられもない格好で、ちょっと恥ずかしくなる(笑)
オランダ絵画では、授乳したり、読み書きを教えたりといった、母親としての女性を描いたりしているのだが・・・この違い。

第Ⅵ章 アトリエの芸術家 
なんといってもシャルダンの「猿の画家」。何度か見てはいるのだけど、猿まねという皮肉が効いていておもしろい。同じテーマの絵がもう一枚あった。
最後は廃墟の画家ロベールの「ルーヴル宮グランド・ギャラリーの改修計画、1978年頃」。ロベールはルーヴルの改修にかかわったとのことで、この絵なのだけど、ロベールがのぞんだ通りには改修されなかったようで・・・天井がガラス張りだったらまた違った感じになったでしょうね。

同じルーヴル美術館展とはいっても、切り口が違うとまったく違う展覧会になりますね。
是非どうぞ。

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