「グッドナイト&グッドラック」
本日の映画
movie-32 「グッドナイト&グッドラック」 Good Night,And Good Luck 2005年米
DIR:ジョージ・クルーニー
CAST:デヴィッド・ストラザーン、ジョージ・クルーニー、ロバート・ダウニーJr、パトリシア・クラークソン、レイ・ワイズ、フランク・ランジェラ、ジェフ・ダニエルズ
STORY:1950年代の冷戦時代、マッカーシー議員を筆頭に徹底した共産主義者の排除活動が行われていた。皆が沈黙する中、CBSの人気キャスター、エド・マローとプロデューサーのフレンドリーはマッカッシーの欺瞞を暴こうとする。
☆☆☆☆G・クルーニー監督第2作。
G・クルーニー、俳優としては超大作、娯楽作にたくさん出演しているが、監督、製作者、脚本家としては実に硬派。
この映画は、赤狩り旋風(マッカーシズム)と闘ったキャスターとプロデューサーを描いたもので(実在の人物)、これまた硬派な作品である。受賞には至らなかったが、アカデミー賞では作品、脚本、主演男優賞など6部門でノミネートされている。
赤狩りについてはおぼろげに知ってはいたものの、どのようにこの時代が終焉したのかということ、それがエド・マローらによってだったということは知らなかった。
自分が正しいと思うことを貫くため、決してあきらめず闘い続けた男、マローのなんと格好いいことか!
狂信的なマッカーシズム(怖いなあ。なぜこんな方向へと向かってしまったのか)の中で、標的になることを恐れた人々・・・マスコミまでががだんまりを決め込む中、勇気をもって闘ったCBSの人たち。良心が残っていたことにホッとする。
こんな映画を作ってしまう、G・クルーニーもスゴイが、主演のD・ストラザーンがまたいいんですね。抑えた演技ながら、決して屈しない意思の強い男を好演。彼の「Good Night,And Good Luck」という台詞(番組の終わりの決め言葉)が、渋くていいなあ。
白黒映画というのもいいんですね、雰囲気が。
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