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2015/06/14

【ルオーとフォーヴの陶磁器展】

art-30 【ルオーとフォーヴの陶磁器展】 パナソニック汐留ミュージアム

1506131
5月は調子が悪かったのと仕事が忙しかったのとでほとんど展覧会に行けず・・・
行きたい展覧会がたくさんあるので、どんどん行かなきゃ!
で、昨日は2時間有休をとって、午後汐留ミュージアムへ。ルオー、見なきゃ!

第1章 陶芸家アンドレ・メテ-その作品と生涯
ルオーやフォーヴィズムの画家が陶器の絵付けをしていた・・・ルオー以外のものはほぼ見たことがなかったのだが、彼らは陶芸家のメテの工房で絵付けをしていたとのことである。
アンドレ・メテ、今まで知らなかった陶芸家。
今回ずいぶんとたくさんの作品を見ることができた。
10点あまりはパリのプチパレの所蔵品なのだけど、うーん記憶にない(笑)
この人の作品が、なかなかよいのだ。色鮮やかで。特に青が美しい。
そして、鳥や兎、鹿などの動物の柄が気にいった。
ただ、後年、モチーフとなったのが人物で、まあ聖書の世界を描いたものなどはよいのだけど、裸婦が描いてあるお皿って(笑)。
いや、実際食事に使用するものではないにしても、ちょっとな~
ワタクシ、植物や動物の柄の方がよいです。

第2章 フォーヴの陶磁器-火に絵画
画商のすすめもあってか、たくさんのフォーヴィズムの画家たちが、メテの工房へ通い絵付けをしている。
マイヨール、、マティス、ヴラマンク、ドラン。
マティスの単純化された図柄、大胆なヴラマンク。
しかし、特に気にいったのはジャン・ピュイとルイ・ヴァルタである。
ピュイの南仏的な明るい感じ、ヴァルタの簡略化された絵もいい。

第3章 ルオーと陶芸-色彩とマティエール
最後はルオー。
ルオーはメテと親しかったこともあって、他の画家たちがメテから離れていったあとも、長く陶芸を続けたという。
ルオーの陶芸は、見た瞬間ルオーとわかるという・・・
絵と同じく強烈な印象である。
絵も厚塗りだが、陶芸においても厚塗りというかかなり重ねてる感じ。
題材も同じ、色彩も同じ。
もし、家にあったら落ち着かないかも・・・だけど、なんか惹きつけられるんですね。やっぱり、裸婦が描かれたカップ&ソーサーは自分じゃ使いたくない(笑)
ボンボン入れの蓋などちいさな作品もいいのだけど、やはり大きな花瓶などのダイナミックさがいいなあ。

陶芸とともに絵も展示されていて、いい構成の展覧会でした。

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