「ワールド・トレード・センター」
本日の映画
movie-34 「ワールド・トレード・センター」 World Trade Center 2006年米
DIR:オリヴァー・ストーン
CAST:ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、マギー・ギレンホール、マリア・ベロ、スティーンヴン・ドーフ、マイケル・シャノン
STORY:2001年9月11日。世界貿易センタービルに旅客機が激突。マクローリン巡査部長を班長とする港湾警察チームが現場へと急行する。4名の警官がビル内に入るが、直後にビル全体が崩れてしまう。
☆☆☆実話の映画化。
先日、「ユナイテッド93」を見て衝撃を受けたところだが、この題材、なかなか見る気が起きなかったのである。辛そうで・・・
まあでも、こちらの映画は、2名の警官が助け出されたという事実を知っているわけだし、まだ辛くないのではと見てみた。
ユナイテッドの方は、ほぼ無名の俳優を用いることによって、リアリティと緊迫感を出していたが、こちらはN・ケイジ等を起用しており、ドラマ感がある。
そして、映画がはじまってすぐにケイジとペーニャはがれきの山に埋まって動けなくなってしまうのだが、それとともに映画も動きがとまってしまうのである。
もちろん、救助に向かう人々の描写もあるが、大きく尺をとっているのは、ケイジらの回想と、家族の不安と葛藤であって、9.11を描いた映画であるということを忘れてしまいそうだった。
いやでも、ケイジをはじめとして、ペーニャ、ギレンホール、ベロ、そして海兵隊員のシャノンなど俳優陣はとてもいいし、結論はわかっているものの、早く助かってと思わずにいられない。感動的な場面もある。
甘めの映画ではあるけれど、ハリウッド映画なんだから、こんなもんでしょう。監督がO・ストーンというのには驚いたが・・・あまりこんな感じの映画を撮る監督とは思っていなかったので。
「ユナイテッド93」の方がやはりいいかな。
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