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2015/09/06

【伝説の洋画家たち 二科100年展】

art-36 【伝説の洋画家たち 二科100年展】 東京都美術館

1509061
昨日、滑り込みセーフで、伝説の洋画科たち展に行って参りました。

今年で100年を迎える二科展。
そうそうたるメンバーの絵が並んでいました。

第1章 草創期
創設~初期メンバーの絵画。
坂本繁二郎といえば、馬だが、第1回出品作品は牛。もちろん、第2章には馬もあったし(石橋財団)、たまにブリジストンで見かけていた「帽子を持てる女」もあった。うーん、やっぱり馬ですかね。
創設メンバー、有馬生馬の「鬼」は顔だけ見るとそのへんのおじさん、という感じなのだけど、なんか変な鬼。
村山槐多の水彩も気になったが、やはり岸田劉生と萬鉄五郎。
それぞれの静物画もよかったが、劉生の「初夏の小路」は暖かさが感じられる風景画。なんとなく近代美術館にある「道路と土手と塀」を思い出す。
萬鉄五郎、「もたれて立つ人」がきてましたね。朱色が強烈。キュビズムっぽい絵だが、驚いたのは東郷青児の入賞作品「パラソルさせる女」。この頃の絵はキュビズムなのであった。

第2章 揺籃期
この章にも東郷青児あり。次第に後年の画風に近づきつつあるところで「ピエロ」もいいけれど、好きなのは「超現実派の散歩」。シュールな絵だけど、あの色が好き。
佐伯祐三。はじめはパリの街並みを描いたいるのだが、次第に対象がポスター、広告、看板などになっていく。「新聞屋」の方がその特徴が現れている絵。
一番気にいったのが(この展覧会で一番気にいったかも)、古賀春江の「素朴な月夜」。なかなかシュールな絵で、だまし絵の要素も。一つ一つのモチーフがおもしろい・・・というかなぜ描いてあるの?これ、ずっと見ていても飽きない。
その他気になった作品。
中原實「モジリアニの美しき家婦」。確かにこれはモジリアーニ風。
中川紀元「アラベスク」。カフェに集う人々が色とりどりで楽しい。
楽しいといえば鈴木信太郎「象と見物人」。カラフル。
野間仁根「ぜふうるむうん」は、まるでシャガール。飛んでる!

第3章 発展、そして解散
藤田嗣治が2枚。はじめて見た絵かも。乳白色の絵とはちょっと違う。
向井潤吉「争へる鹿」は、結構ワイルドで、後年のこの人の絵からは考えられない感じ。
この章で一番気にいったのが、安井曾太郎の「玉蟲先生像」。この方を存じ上げてるわけではないけれど、なんか性格までわかるような。
硲伊之助「室より(南仏のバルコン)」はとーってもおとなしいマティス?
マティス、二科展に出品したそうで(日本人だけじゃなかったのだ)、「青い胴着の女」が石橋美術館からきていた。

第4章 再興期
戦後の二科展。
やはり岡本太郎でしょう。
不思議なモチーフ、強烈な色(でもイヤにならない色)。引き込まれる。

いろいろな画家の作品が楽しめた展覧会でした。
この展覧会、本日で終了です。

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