「プリズナーズ」
本日の映画
movie-51 「プリズナーズ」 Prisoners 2013年米
DIR:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
CAST:ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、ヴィオラ・デイヴィス、マリア・ベロ、テレンス・ハワード、メリッサ・レオ、ポール・ダノ
STORY:ペンシルベニアの田舎町。ケラーの6歳の娘が隣家の娘とともに姿を消してしまう。現場近くで目撃された情報を元にアレックスという青年が逮捕されるが、すぐに釈放される。ケラーはついに、アレックスを監禁してしまうのだが・・・
☆☆☆単純なサスペンスにとどまらない・・・
はじめは、誘拐サスペンス映画だと思ったわけですね。
犯人あて映画だと。
ところが・・・
あっさり、怪しい奴が捕まり(P・ダノがキモいのなんの。うまいな、こういう役)、でもあっさり釈放されてしまって、どうする?
って場面で、父親=H・ジャックマン=ウルヴァリン(ヒゲぼうぼうで誰かと思う)が、まさかの行動に。怪しい奴を監禁してしまうのである。ま、確かに、アレックスは「僕がいたときは泣かなかった」とか怪しい台詞をはくので、揺さぶりをかけた方がいいとワタクシも思いましたが、監禁して、殴るは蹴るは・・・それはいかんでしょう。
父親の絶望的な気持ちはわかるのだけれど、監禁場面はそれなりに尺をさいていて、ちょっと引いてしまった・・・
サスペンスから違うタイプの映画に変化したと思われた矢先、映画は急展開。また誰が誘拐したのかというサスペンスに戻っていく。
ネームバリューからして、もしや?という人が犯人で、でもその動機がぞぞーっとするもので、いやはや怖い。
途中、何人も怪しい人たちが出てきたりして、ミスリードしようとしているのがバレバレってのもあったけれど、それなりなミステリーにはおさまっていたと思う。ちょい長いけど。
父親の暴走ぶりについては、賛否両論だと思うなあ。
この父親を演じているのが、H・ジャックマンなのだけど、ジャックマンといえば、私生活においても役柄においても非常に「いい人」で、だからこそその苦悩が見ていて辛いというか、恐ろしさも感じたのだった。あんまりこんな役はやってほしくないなというのが、ワタクシの本音だけれど。
J・ギレンホールは、昔はあまり得意な俳優ではなかったのだけど、だいぶ貫禄も出てきて、特にこの役はいいなと。
いやはや見終わってぐったりしたのでした。
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