スーザン・イーリア・マクニール『エリザベス女王の家庭教師』
本日の本
book-29 『エリザベス女王の家庭教師』 スーザン・イーリア・マクニール著 創元推理文庫
STORY:マギーはチャーチル首相のタイピストからMI-5にスカウトされるが、体力的についていけず落第。新たな任務は、ナチスが狙っている恐れのあるエリザベス王女たちを守ることだった。
☆☆☆☆シリーズ第二弾。
前作がおもしろかったので2作目を早速。
スパイとしてスカウトされたマギー。
頭脳は超明晰でも、運動は苦手。早々落第したマギーは、ウィンザー城へ送り込まれることになる。
前回は、チャーチルの元で働きつつ事件解決、だったが、今回は国王一家の元で表向き、王女たちの数学教師として働きつつ、陰謀を阻止すべくがんばるお話。
今回も、バンバン実在の人物が登場して、ニヤニヤしてしまう。うまいなあ。でも、王室から怒られないかなあ。ま、あの国は寛容みたいだから大丈夫なのか。
相変わらずの跳ねっ返りで、負けん気が強くて、鼻息荒く(笑)突き進んでいくマギー。
元気の塊かと思えたマギーも、前作の事件をきっかけに恋人となった彼が、ドイツ上空で打ち落とされ行方不明になり、打ちのめされそうになるのである。
それをなぐさめるのがエリザベス王女。まだ14歳というのに、毅然としていて、さすがプリンセス!さらに王女、ラストでも大活躍なのだ。
もちろん、マギーも大活躍だけど(ワクワク、暗号ももちろん出てきます)。
そんなマギーに追い打ちをかけるのが、前作から少しずつ明らかになってきた自身の生い立ち、謎。
今回もえーってびっくりしたけれど、最後にさらなるびっくりが!
え?こんな展開ですか?
これは、すぐに3作目を読まなきゃ・・・
マギーをめぐる人間関係もどうなるか気になる・・・
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