コリン・ホルト・ソーヤー『旅のお供に殺人を』
本日の本
book-27 『旅のお供に殺人を』 コリン・ホルト・ソーヤー著 創元推理文庫
STORY:メキシコバス旅行へと出かけた高級老人ホーム、海の上のカムデンの面々。新入りの嫌われ者の女性が亡くなり、二回目の旅行では運転手が殺される。アンジェラとキャレドニアはまたまた殺人事件に首を突っ込むことになるが・・・
☆☆☆☆海の上のカムデンシリーズ第8弾。
このシリーズ大好き!
なぜか?殺人事件に遭遇してしまうアンジェラとキャルのコンビだが、この2人がホントいいコンビ。
アンジェラは150センチ足らず、毒舌家。キャルは大柄で社交的、おおらか。提督夫人だったという共通点があるが、まったく正反対な2人なのに気があって、いつも一緒。
えーと、このおばあちゃんたち、80がらみだったかな、とーっても元気。好奇心まるだしで、殺人事件の「捜査」に勝手に乗り出してしまう。
この2人をなんとかおとなしくさせようとするのが、ハンサムなマーティネス警部補なのだが、今回はちょっと登場場面が少ないですね。
舞台がいつもの老人ホームじゃなくて、メキシコなので仕方ないけれど。
老人ホームの気のいいウェイトレス、チータや、その恋人の刑事スワンソンもちょっとしか登場しなくてこれまた残念。
なんたって、これが最終巻というから、みんなにもっと活躍してほしかったのだけど・・・
そのかわり、アンジェラは出ずっぱりの大活躍!
おばあちゃんとは思えないアクションをこなすアンジェラ、なんかコミカル。
コミカルといえば、ホームの仲間たちも。いつものとおり個性豊かで笑わせてくれる。
いやいいよね、これくらい元気だったら!
ホントに残念だな、シリーズ終わっちゃって。
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