「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
本日の映画
movie-62 「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」 Nebraska 2013年米
DIR:アレクサンダー・ペイン
CAST:ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ、ジューン・スキップ、ステイシー・キーチ
STORY:100万ドルがあたったというどうみてもインチキな手紙を受け取った老人ウディは、歩いてネブラスカまで行こうとする。息子のデイビッドは見かねて車でつれて行くことにするが・・・
☆☆☆ロードムービー。
ペイン監督の映画は結構好き。
「サイドウェイ」、「ファミリー・ツリー」。
いずれもロードムービー(「ファミリー・ツリー」は途中からね)だったが、こちらもそう。
ぼけてアル中の父親が、インチキにひっかかり、賞金がもらえると思い込んではるか遠くまで行こうとするのをつれていってあげる次男。
長男は冷静に見ており、妻は昔から夫を見放しているのだが、ぼやきながらも父親につきあう次男は、優しい。
この次男坊、長男と違って少々出来が悪いというかさえない男なんだけど、ホントにいいやつで次第に格好良くすら見えてくる。
親子が道中、親戚の家に寄ると、100万ドルがあたったらしいと聞いた親戚たちが、途端に親切になるのが、あさましいというか、実に醜い。そして、結局インチキだとばれると手のひらを返したようにバカにしはじめる。醜い人たちに対してとった次男の行動、いやーすかっとしましたね。
その後もいろいろあって・・・もちろんインチキであることが判明するのだけど・・・さらに次男は父親にプレゼント。二人の心が通じ合った・・・ふたりの心がつながったところでジ・エンド。
すっかりおじいさんになっちゃったけれど、ブルース・ダーンが味があっていいんですね。も激しいことを言いながら、なんだかんだ夫を思いやる妻役のJ・スキップも印象に残る。
白黒映画ってところも味がありますね。
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