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2016/02/18

「今宵、フィッツジェラルド劇場で」

本日の映画

今宵、フィッツジェラルド劇場で [DVD]
movie-2 「今宵、フィッツジェラルド劇場で」 A Prairie Home Companion  2006年米

DIR:ロバート・アルトマン
CAST:メリル・ストリープ、リリー・トムリン、ギャリソン・キーラー、ケヴィン・クライン、リンジー・ローハン、ヴァージニア・マドセン、ジョン・C・ライリー、マーヤ・ルドルフ、ウディ・ハレルソン、トミー・リー・ジョーンズ、L・Q・ジョーンズ
STORY:ミネソタのフィッツジェラルド劇場。毎週土曜の夜、公開生中継が行われてきた人気ラジオショーの最後の放送日。名物司会者キーラーがいつもの通り番組をスタートさせるが、彼はなかなか最後だということを切り出せなかった・・・

☆☆☆☆アルトマン監督の遺作。
遺作も、いつものとおりの群像劇である。
そして、いつものように豪華キャスト!
これがまず楽しいのだ。顔ぶれを見ているだけでワクワクする。

ストーリーは、出演者たちが次々と楽屋入りし、ラジオ番組の収録がはじまり終わるまでがリアルタイムで進行していく中で、各々の人生模様が繰り広げられる・・・というもの。

多少の波風はあるものの、まあ穏やかに進行していくのだが、地味におもしろいし、なんといっても歌が本職ではない人たちも歌ったり踊ったりするのも楽しい。メリル、さすがだ。器用な人だ。
久々にリリー・トムリンが見られたのもうれしかった。
W・ハレルソンは決して得意じゃないんだけど、ライリーとのコンビでよかったし・・・
と俳優さんたちも見て楽しんだわけだけど、味があるのは、少なくともこの映画の公開時には実在の名物ラジオ番組の司会者だったG・キーラ-。トークもうまいし、出演者たちを魅せる術を持っている。この映画の脚本も担当しており、なかなかの才人ですね。

死の天使が登場し、亡くなる人もいたりするのだが、決して深刻にはならず、ファンタジックに終わっていくのもよい。

アルトマンの「ナッシュビル」、いつかは見てみなくては!

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