【生誕290年記念 勝川春章―北斎誕生の系譜展(後期)】
art-16 【生誕290年記念 勝川春章―北斎誕生の系譜展(後期)】 太田記念美術館
前期も行った勝川春章展の後期にも行って参りました。
出光の展覧会も行ったし、春章に関してはバッチリ!
前期と作品は入れ替わってはいるけれど、今回の感想は簡単に。
役者絵
楽屋での様子を描いたシリーズがやはり気になったが、大迫力という点では、扇の中に描いた役者絵が凄い。ポスター的でとても目立つ。
一筆斎文調との合作の役者絵本もいい。
美人画
3つの展覧会で春章の美人画をたくさん見て、今まで苦手だった美人画もいいなあと思い始めたところ。
今回のお気に入りは「子猫に美人図」。猫がちょっと怖いけれど、美人と猫ってホントあう。
前期でも楽しんだ蚕業を描いた美人画シリーズ「かゐこやしなひ草」(前期には北尾重政のパートはなかったと思ったが、よくよく出品リストを見たら前期にもありましたね)。つくづく全部並べてみたかった・・・
相撲絵
相撲絵は楽しい。ワタクシが相撲好きというのもあるけれど。
後期の方がよりデフォルメされた絵が多かった気がするが・・・
大関の谷風の絵が多くあって、この頃の人気力士?でっかいお相撲さんだったみたい。
土俵入の絵、前期にもあった・・・と思ったが別の絵だった。ここにも谷風が描かれている!
武者絵その他
一つ二つ風景画もあったが、そんなに得意じゃないのかも・・・
北斎の師匠として
後期も春朗時代の北斎の作品がいくつも。これは貴重な機会。
一番気にいったのは「江都両国橋夕涼花火之図」。広重ブルーばりのベロ藍?青が美しい版画。
まだの方は是非どうぞ。
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