アラン・ブラッドリー『不思議なキジのサンドウィッチ』
本日の本
book-4 『不思議なキジのサンドウィッチ』 アラン・ブラッドリー著 創元推理文庫
STORY:とうとう行方不明になっていた母が帰ってくる・・・
みんなで出迎えた駅で、フレーヴィアは見知らぬ男から父への伝言を頼まれるがその男は列車にひかれてしまう。
☆☆☆フレーヴィアシリーズ第6弾。
久々のフレーヴィアシリーズにして最終巻。
ずっと謎だったフレーヴィアの母親に関するお話である。
なぜ、赤ん坊のフレーヴィアを残して母はヒマラヤに行ったのか。何をしに?いったい母ハリエットは何者?
ということが解き明かされていく。
母の帰還とともにチャーチル元首相もやってきたりして、かなりの重要人物?
ちょっとマギー・ホープシリーズを連想しちゃいましたね。
そして、明らかになった母の秘密。
なんかねー、とっても悲しいというか切ないというか。
ずーっとずーっとひっぱられてきたこの秘密、こんな展開だったのかという。
ミステリー的には、犯人は出てきてすぐわかっちゃう。
というか、それ以外あり得ないわけで・・・
犯人あてはサイドストーリーになっちゃってますが、まあいいでしょう。
で、これ最終巻と思ってたら、なんと次もあるんですねぇ。
元々6冊を予定していたところ、さらに4冊出すことになったようで、本国では7冊目も出版されているそう。
舞台は変わるらしいけれど、次も楽しみ。
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