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2016/04/08

「マリー・アントワネットに別れをつげて」

本日の映画

マリー・アントワネットに別れをつげて [DVD]
movie-13 「マリー・アントワネットに別れをつげて」  Les Adieux A La Reine 2012年仏西

DIR:ブノワ・ジャコー
CAST:レア・セドゥ、ダイアン・クルーガー、ヴィルジニー・ドワイヤン、グザヴィエ・ボーヴォワ
STORY:マリー・アントワネットの朗読係シドニー。フランス革命が勃発し、王妃の寵愛を受けるポリニャック夫人がギロチンリストに載ってしまい、王妃はシドニーに夫人の身代わりとなるよう命じる。

☆☆☆シャンタル・トマのベストセラー小説の映画化。

視点がおもしろいですね。
朗読係からみるフランス革命。
そして、革命が起こった時の宮殿内部のみを描いている点もまたユニーク。
もちろん、王妃の悲しみも描いてはいるのだけど、視点はあくまでも朗読係の少女なので、どこに感情移入していいのやら・・・

なので、変わった映画だな~と思いつつもいまいち乗り切れずに終わってしまったのだった。

革命が主題ではないし、王妃の悲しい運命を描いたとも言えず・・・
王妃にあこがれた少女の思いを描く、一種恋愛映画なんでしょうね。
と考えれば、レア・セドゥのぶすっと表情の中に見える熱い思い、嫉妬心、王妃に身代わりを命じられた悲しみとあきらめはなかなかの見どころ。

そして、王妃役のD・クルーガーもいいですね。
「マリー・アントワネット」で王妃を演じたK・ダンストもドイツ系だったけれど、クルーガーもそう。なんで?イメージ違うよと一瞬思ったけれど、そうか、アントワネットはオーストリア人であってフランス人じゃなかったからいいのか、これで。ま、それはともかく、超我が儘で気まぐれで、でも憎めない王妃役、クルーガーで正解。

実際にヴェルサイユでロケもしたらしい、宮殿の描写は、暗く汚く・・・ちっともきらびやかじゃないところはとてもリアルでした。

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