【芹沢銈介のいろは展】
art-20 【芹沢銈介のいろは展】 東京国立近代美術館工芸館
昨日、仕事のあと国立近代美術館の工芸館へ。
工芸館って行ったのははじめて。
建物は旧近衛師団司令部庁舎ということで、どっしりとした煉瓦造り。
展覧会は昨年金子量重氏が寄贈したという芹沢作品が中心。
染色家芹沢銈介のことは、昨年まで知らなかったのだけれど、昨年、静岡市立芹沢銈介美術館に行き、作品が素晴らしかったので、工芸館でもやると聞いて駆けつけた次第。
なんといってもこの人の作品は、鮮やかな色と、デザイン性がすばらしく・・・
作品は、着物、のれん、屏風、壁掛け、本の装丁、カレンダーなど多岐にわたる。
マッチやのりの缶のデザインてのもありましたね。マッチ箱はとっても小さいものだけど、芹沢作品そのもので楽しい。蔵書票もいいなあ。
着物は沖縄風の柄などもあるけれど、文字だけがデザインされたもの、斬新!シンプルだけれど、とっても目立つ。
かなと、植物や動物などの模様を組み合わせた屏風は見ていて飽きない。これは結構細かなデザインだけれど、のれんは大胆!パッと目に入ってくる。
カレンダーは実際家にあったらいいだろうなあと思うし、本の装丁・・・こんな本だったら飾っておきたい。
染色作品だけでなく、肉筆画もたくさん展示があって(静岡の美術館ではあまり見なかったような・・・)、これらも思った以上によかった。また違った味わいで。特に、いろいろなところを旅して収集してきたものを描いた作品が好き。
しかし、この人、椅子好きなのかしらん。椅子を描いた絵がたくさんあったけれど(笑)。
絶妙な色使いと、ポップで斬新なデザインの楽しい作品の数々を是非どうぞ。
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