【宮川香山展】
art-22 【宮川香山展】 サントリー美術館

サントリー美術館で開催されている「没後100年 宮川香山展」へいって参りました。
明治から大正にかけて、世界的に有名になった宮川香山。
作品は海外に散らばり、国内にはほとんど残っていなかったのを、半世紀かけて探しだした田邊哲人氏のコレクションを中心とした展覧会である。
第1章 京都、虫明(むしあげ)そして横浜へ
1つめがどーんと「高取釉高浮彫蟹花瓶」。でっかい蟹がついた花瓶で大迫力。意外にリアル。香山、蟹好きだったのだろうか、たくさん蟹の作品があった。
ほどなく、ポスターにもなっている「高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒蓋付水指」。これまたリアル。毛の具合、血管が浮き出てる感じ、歯や耳の中まで細かいこと。
第1章から期待が高まる・・・
第2章 高浮彫(たかうきぼり)の世界
これぞ香山ワールド。高浮彫作品のオンパレード。
いやーおもしろかった、楽しかった。
動物、植物、いろいろな物でデコってる陶器で、はっきり言って実用性はないと思うけど、これは見ていて飽きないですねぇ。
個人的には鳥がついてるものが好き。鶉、鳩、鷹、すずめ、そして最近うちに居着いていたシロハラもあった。鶉は結構たくさんあったような。
よくよく見ると、羽が細かく描かれているし、まるで生きてるかのような動き。
ちょっとした仕掛けも。洞窟の中に熊や他の動物たちが隠れていたり、花瓶のまわりに貝殻型の粘土を貼り付けてみたり。
崖できのこを採集する人なんてのもあり。蜂の巣もリアルでしたねぇ。
とにかく、驚くべき作品の数々でびっくりしてしまった。
第3章 華麗な釉下彩(ゆうかさい)・釉彩(ゆうさい)の展開
成功を収めた香山はやがて陶器の制作を弟子たちに任せ、自らは磁器の製作に没頭する。
第3章はがらりとかわって、それまでの賑やかさが嘘のような渋い作品が並ぶ。へー、こんな作品もあったんですね。これまた驚き。
これらの作品がまたいいんですね。
近づいてみると、柄が浮き上がって見えるものや、向こうが透けて見えるものなど、技巧をこらした作品も多いが、わりとシンプルなものが多く・・・でもよくよく見ると細かかったり・・・
ちょっとおなかいっぱいになったところで、こういう落ち着いた作品を見ると心穏やかになれますね。
この展覧会おすすめです。
でも残念ながら明日で終了です。
※一部撮影が可能です。

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