【広重ビビッド展(後期)】
art-34 【広重ビビッド展(後期)】 サントリー美術館
サントリー美術館で開催されている広重ビビッド~原安三郎コレクション~の後期展示に行って参りました。
前期にもいって、大満足したのだけれど、名所江戸百景は前後期で半分ずつの展示・・・
とあらば行かざるをえませんね。
六十余州名所図会は前期で全作品見ていたので(混んでなかったらもう一度見てもよかったのだけど、そのあと仕事に行かなければならなかったので)、4階はスルーして3階のみ見学。
第4章 名所絵の名品――葛飾北斎、歌川国芳とともに
全期間展示の作品もあり。
広重の十二ヶ月風俗図は七月~一二月まで。これ、全部並んでたらなあ。
さらさらっと描かれているのも味わい。
国芳の東都名所は、西洋画的でおもしろい。
第3章 幻のシリーズ 葛飾北斎〈千絵の海〉
前期も展示があったのだが、めったに見られないシリーズなのでもう一回。今回の方がすいていて(つまり4階を飛ばしてきたから)じっくり見ることができた。
このシリーズ、好きになった。
第2章 最晩年の傑作 歌川広重〈名所江戸百景〉
こちらがメインイベント!
以下、後期展示で好きな作品をさらさらっと。
「するかてふ」三越の向こうにポッと富士山が。浮かんでるみたい。
「神田紺屋町」これまた富士山が見える。紺色がきれい。
「京橋竹がし」ホイッスラーがこれに影響を受けて橋の絵を描きましたね。似てる!
「永代橋佃しま」色が好き。
「水道橋駿河台」鯉のぼりが大きい!遠景もよくよく見ると細かく描かれている。
「上野山内月のまつ」くるんとなった松。
「浅草田甫酉の町詣」昔から好きな絵。猫がポイント。
「五百羅漢さゞゐ堂」残念ながら今はないそう。
「芝神明増上寺」僧侶の並びがおもしろい。構図のおもしろさ。
「四ッ谷内藤新宿」今回一番気にいったのはこれ!馬のしかもおしりがこんなにも大きく(笑)
「井の頭の池弁天の社」昔、この近くに住んでいたので懐かしい。昔はこんなに遠くまで見渡せたとは!
「王子不動之滝」デフォルメされた滝。こんな滝ないよね?
「蒲田の梅園」今もあるのだろうか。きれい。
六十余州名所図会、名所江戸百景がすべて見られて大満足。
美しい摺りを是非とも!
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