ジャック・リッチー『ジャック・リッチーのあの手この手』
本日の本
book-10 『ジャック・リッチーのあの手この手』 ジャック・リッチー著 ハヤカワ・ポケットミステリ
STORY:額にAの文字が書かれた死体が発見され、続いてBの文字が書かれた死体が・・・「ABC連続殺人事件」他、全23編。
☆☆☆☆日本オリジナルの短編集。
ジャック・リッチーは多分はじめて。
短編マイブームがきていて、評判がいいので読んでみた。
いや~おもしろかった。
中にはん?というのも少数混じっているけれど、結構粒揃い。
しかも、バラエティに富んでいる。
正統派ミステリーあり、ワンアイディアものあり、SF風あり、ファンタジックなものあり・・・
最後にうーんとうなされるオチものは、ぴたりとはまるといいんですよね。しかも、こんだけ短い中に、きっちり起承転結があるのはさすが!
好きな作品は次のとおり。
「味を隠せ」ラストでうなる。
「金の卵」そういう結末でいいのか!
「子供のお手柄」解決するのは子供・・・
「最初の客」これまたラストのオチがいい。
「仇討ち」それは気づかなかった。ちょっとほっとするラスト。
「三つ目の願いごと」なんかほのぼの。
他のも読んでみよう。
« ヴィーナ・モレナ ブランコ | トップページ | 【広重ビビッド展(後期)】 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- クリス・マクジョージ『名探偵の密室』 (2023.09.06)
- 青柳碧人『むかしむかしあるところに、死体がありました』 (2023.08.30)
- エリー・グリフィス『見知らぬ人』(2023.08.24)
- C・A・ラーマー『マーダー・ミステリ・ブッククラブ』(2023.07.07)
- ボブ・ラングレー『北壁の死闘』(2023.07.05)
コメント