アン・ジョージ『衝動買いは災いのもと』
本日の本
book-11 『衝動買いは災いのもと』 アン・ジョージ著 原書房
STORY:パトリシア・アンの姉が思いつきで買ったウエスタンバーの店内で前店主の遺体が見つかり、元教え子が警察に連行されてしまう。パトリシア・アンは犯人捜しをはじめるが・・・
☆☆☆おばあちゃ姉妹探偵シリーズ第1弾。
おばあちゃんもののミステリーは大好き!
最近でいうと、コリン・ホルト・ソーヤーの海の上のカムデン騒動記シリーズはすごく大好きで、シリーズが終わってしまったのが残念でならなかった。
というところに、この帯を見たものだから、即買い!
ところが・・・
全然おばあちゃんって感じじゃない。
パトリシア・アンは60歳、姉のメアリー・アリスは65歳。
いやもう元気、元気。
おばあちゃんじゃない!というところに違和感を感じたせいなのか、超細切れで読んでたせいか、なかなかストーリーに入り込めず・・・
気づくと読み終わるまで6ヶ月以上かかったという(笑)
何度挫折しそうになったか!
でも、最後の方はおもしろくなってきて一気読み。
コージーらしく、ミステリ部分は弱く、もっぱら登場人物たちの掛け合いを楽しんだ。
パトリシア・アンは小柄で几帳面、真面目な元教師。
メアリー・アリスは大柄で突拍子もない(それでバーを衝動買い)。金持ちと結婚するたびに先立たれ今や大金持ち。
という対照的な姉妹が、毒づいたりけんかしたり、かと思えば一致団結、迷走しながら真相にたどりつく。
この2人の掛け合いがじわじわとくるおもしろさ。
もう、こうなると事件自体はどうでもよくなりますね(笑)
なんとなく気にいったので、次作も読んでみたい。
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