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2016年8月

2016/08/31

「ベガスの恋に勝つルール」

本日の映画

ベガスの恋に勝つルール (完全版) [Blu-ray]
movie-40 「ベガスの恋に勝つルール」 What Happens In Vegas  2008年米

DIR:トム・ヴォーン
CAST:キャメロン・ディアス、アシュトン・カッチャー、ロブ・コードリー、トリート・ウィリアムズ、デニス・ミラー、レイク・ベル、クイーン・ラティファ、デニス・ファリーナ
STORY:フィアンセにふられたバリバリのキャリアウーマンのジョイと父親の工場を首になったお気楽男ジャックは、それぞれ親友と気晴らしにラスベガスへと繰り出す。ひょんなことから知り合った二人は酔った勢いで結婚。翌朝、婚姻無効の手続きをしようとした矢先、ジャックがジョイの25セント玉でスロットマシーン大当たり。互いに所有権を譲らず、法廷での争いへともつれ込む

☆☆☆ロマンティック・コメディ。

キャメロンとアシュトンの共演とくれば、見る前からロマコメ、ラブコメ!って思いますよね。
これも、バリバリ王道なラブコメであります。

まったく性格が正反対の2人の男女が、一緒に暮らすはめに陥り、衝突を繰り返しながら次第にひかれあっていくという、結論はあまりに明らかなお話。

ジョイは、生き馬の目を抜くウォール街でバリバリ働く女性で、出世競争にも見事勝ち上がっていく。しかし、完璧主義者な性格が災い、フィアンセにふられてしまう。
ジャックは、何をやっても中途半端、ぐーたらなダメ男。とうとう、父親が経営する工場からも放り出されてしまう。
この、どうみても絶対あわなさそうな2人が、何の因果か同居することに・・・

ここからがひっちゃめっちゃか。
お互い、相当えげつない手段を使って、相手を陥れ、なんとか大金を自分だけのものにしようとする。
ここは多分爆笑する場面の連続・・・なのだろうけれど、あまりにやりすぎて、少々引きつり笑いをしてしまうワタクシ。
こういうの、アメリカ人なら大爆笑なんだろうなあ。もうちょっとくすりにやり系の笑いの方が好きなのだけど。

すったもんだあって、最後はしんみり、そしてハッピーエンドというのは定石的とはいえ、やはりいいもの。ただ、それまでのドタバタとちょっとトーンが違いすぎな気もする。

キャメロンもアシュトンも、得意の役柄で楽しいのだけど、やはりこういう映画は脇がおもしろくないと。
ということで親友役2人もおもしろかったし、C・ラティファやD・ファリーナ、この2人でぐっと映画としてはしまったかなと。

なんだかんだダメだししながら、こういう映画好きだから見ちゃうんですけどね。

2016/08/30

サッポロ 麦とホップ 秋の薫り麦

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秋ビール(+新ジャンル)第2弾は麦とホップ。
サッポロよ、おまえもか!
ということで、サッポロは麦とホップの派生品として発売である。

注いでみると、クリアアサヒのよりやや色は薄めか。
飲んでみると、確かに香ばしい薫り少々。味もローストっぽい。甘みも若干感じるけれど。

クリアアサヒよりはいいかなあ。
後味がよくないってことはないので。

ただ、麦とホップの派生品は、まずまずよく出来たものが多い中、これは突出した出来というわけではなかったのが残念。

2016/08/29

アサヒ クリアアサヒ 秋の琥珀

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秋ビールの季節到来!
いろいろ買ったけれど、スタートはこれから。
ま、これが一番期待薄だったからなんだけど。

注いでみると、やや濃い色。
飲んでみると、ローストっぽい香りと味ではあるけれど、元のクリアアサヒの味も十分感じる。
つまり、後味がイマイチ・・・

クリアアサヒの秋製品は多分はじめてとは思うけれど、来年もあるかな~
決して成功しているとは言いがたいと思うので。

2016/08/28

汐留:麺屋武一 汐留シティセンター店

汐留ミュージアムに行った際は、たいてい汐留シティセンターで昼食となる。安易だけど目の前のビルだし。
で、今回もと足を踏み入れると、20日ニューオープンの文字が。
どうやらラーメン屋らしい。

2階に上がってみると(いつも地下ばっかりだった)、どうらや鶏白湯そばのお店らしい。
濃厚鶏骨醤油そばも気にはなったのだけど、やはり鶏白湯の方かなと思い食券購入。
で、着席して気づいた。

あ、これ、初台で入ったお店じゃん!
で、調べてみるとやっぱりそう。
しかも、そのとき、濃厚鶏骨醤油そばが気になるって書いてるんですね。うーむ、そっちにすればよかったか。

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濃厚鶏白湯そばは細めでやや固めの九州風ストレート麺に、ポタージュのようなどろどろスープ。
具は、穂先メンマ、玉ねぎ、鶏叉焼、鶏つくね、糸とうがらし。そして前に食べた時は子ねぎだったけれど、今回は水菜。
前回は玉ねぎが甘く感じだけれど、今回は辛く感じる。逆に、鶏つくねが甘く感じたり。

お店によって若干違うのかも。
オマール海老の濃厚鶏白湯そばなるものも。これも気になるけど、それより次は濃厚鶏骨醤油そばですね。今度こそ!(笑)

東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター 2F

帰りに香川・愛媛せとうち旬彩館に寄りました。
買った品々。
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【ミケランジェロ ルネサンス建築の至宝展】

art-48 【ミケランジェロ ルネサンス建築の至宝展】 パナソニック汐留ミュージアム

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先日、うっかり休み(夏休み?)の日に行ってしまい、今度こそ!と行って参りました。

1章:ミケランジェロ・ブオナローティ
ミケランジェロの肖像画からスタート。
額に深いしわが刻まれ、とても気むずかしそう。
レオーニが贈り物として作ったという、ミケランジェロの横顔が彫られたメダルの方が穏やかそうに見える。裏は、犬にひかれる聖人のようなミケランジェロが彫られている。
ジョルジョ・ヴァザーリの「美術家列伝」もあった。
昔の美術家の伝記なのだが、第一版ではたった一人、存命中だったミケランジェロが加えられており、絶賛している。

2章:ミケランジェロとシスティーナ礼拝堂
ミケランジェロといえば、ワタクシにとっては彫刻家としてより、システィーナ礼拝堂の天井画と壁画なのである。学生時代、一年間みっちり勉強したので・・・
なので、天井画のための素描が見られたのはうれしい。
特にクマエの巫女の頭部の習作!
しかし、この巫女さんは老婆なのだけど、体がすごい筋肉質で不思議だ。
最後の審判に基づくエングレーヴィング(作者はギージ)はなかなかおもしろかった。これだけ大きな作品だと細部にわたって見ることが難しいから、細分化されていると何が描かれているかよくわかる。
展示されていたミケランジェロの手紙では、天井画を描くのがどれだけ過酷だったかということがつらつらと書かれているのだけど、実際、ずっと上を向いてフレスコ画を描くことは肉体的には非常に大変なことだったようだ。

3章:ミケランジェロと建築
この展覧会のハイライトはこの第3章。
正直、ミケランジェロ=建築家というイメージはあまりなかったのだが、建築家としても偉大なのだった。
サン・ピエトロ大聖堂のドームが一番有名だろうか。
今回見た中では、カンピドーリオの丘の広場も素晴らしいなあと思ったが、もっとも気にいったのはラウレンツィアーナ図書館。階段室のモダンなデザイン!
ミケランジェロの建築に関するスケッチはどれも細かく緻密。切り出す石のサイズまでしっかり描き込まれているという・・・
ちょっと神経質な人だったのかも(笑)

建築という切り口での展覧会は今までになかったので新鮮でした。

展覧会は明日で終了です。


2016/08/26

「近距離恋愛」

本日の映画

近距離恋愛 [Blu-ray]
movie-39 「近距離恋愛」  Made Of Honor  2008年米英

DIR:ポール・ウェイランド
CAST:パトリック・デンプシー、ミシェル・モナハッm、ケヴィン・マクキッド、キャスリーン・クインラン、シドニー・ポラック
STORY:大学時代からの大親友のトムとハンナは男女の壁を越えた間柄。あるとき、ハンナがイギリスに長期出張に出ることになり、はじめて恋していることに気づいたトムは、ハンナが帰国したら想いを伝えようと思うが、ハンナは婚約者を連れてきたのだった。

☆☆☆ロマンティック・コメディ。

P・デンプシーというと、昔は青春スター、そして今はロマコメに出る人・・・というのがワタクシの印象なのだけど、世間的にはグレイズ・アナトミーなんでしょうね。ホント、一回も見たことないな。12シーズンも続いてるらしいけれど。

いやでも、P・デンプシー、こういう役ぴったりなんですよね。
チャラ男のプレイボーイ、でもやるときはやるという役柄。

金持ちのどら息子で次々相手を変えるプレイボーイが、親友と思っていた女性に恋していたことに気づいて、なんとか想いを伝えようとする・・・のだけど、女性の方は潜在的には恋心があったとしても、はじめは気づかず、よりによってメイド・オブ・オナーを頼んでしまう。そのおかしみ。
てっきりゲイだと間違われたり、なんとか彼女の婚約者に勝とうとするものの、ことごとくへこまされたり・・・

この婚約者がまた完璧な男で(男前でやさしく貴族で金持ちという完璧さ!)こりゃ勝ち目ないよ、と思うとそれはロマコメなので、ちゃんと?ハッピーエンドになるという・・・
いやいいよね、この展開。そうこなくっちゃ!

好きなタイプの映画なのだけど、ちょっと残念だったのはスコットランドの風習を茶化しすぎなところ。

すっとぼけた父親役のS・ポラック監督、出演作としてはこれが最後だったんですね。

2016/08/25

ブラッスリー・エ・コントワール テンプラニーリョ

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箱ワインに凝ってるワタクシ。
先日、めったに行かないスーパーに行ったら、見たことない箱ワイン発見!しかも車だったから楽に持って帰れるじゃん。
ということでウキウキ買って帰りました。

早速開けてみると・・・

色はきれいな赤紫。
飲んでみると、うーん、テンプラニーリョにしてはちょっと濃さが足りないかなあ。ま、度数も低めなわけだけど。
ハウスワインとしてはありだけど、もうちょっと甘みがない方がいいかも。

2016/08/24

「リンカーン」

本日の映画

リンカーン [Blu-ray]
movie-38 「リンカーン」 Lincoln  2012年米

DIR:スティーヴン・スピルバーグ
CAST:ダニエル・デイ=ルイス、サリー・フィールド、デヴィッド・ストラザーン、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ジェームズ・スペイダー、ハル・ホルブルック、トミー・リー・ジョーンズ
STORY:南北戦争末期。大統領任期2年目を迎えたリンカーンは、奴隷制廃止を定めた合衆国憲法修正第13条の成立に向け、議会工作に乗り出すが・・・

☆☆☆☆奴隷解放のため戦ったリンカーンのドラマ。

リンカーンの映画と聞くと、戦争(南北戦争)スペクタクルか、伝記映画を想像するのだが、これは全然違っていた。

全然おもしろくないよと見た人から聞いていたし、長いしであまり気は進まなかったのだけど、気合いを入れて鑑賞。
いやはや、これ意外におもしろかった。緊張しどおしだった。

修正第13条が成立するまでの駆け引きのドラマなのだけど、買収あり、おどしあり、泣き落としあり・・・
あらゆる手を使って奴隷制解放を推し進めようとするリンカーン。
こんなドラマがあったんですね。
そして、後世、悪妻として知られる夫人との間柄。これもまたドラマ。

いろいろあってとうとう成立する場面、感動的でしたね。

リンカーンを演じるのは、3度目のオスカーに輝いたD・デイ=ルイス。外見もそっくりというのもあるけれど、内面の苦悩演技がすばらしい。
そして、オスカー候補になったS・フィールドも。これだと悪妻って感じには描かれてませんね。悲しみから精神的に壊れてしまった女性という風な。

ロビイストのJ・スペイダーはすっかり太ってしまってびっくりだけど、意外な配役でよかったし、D・ストラザーンもいつもの渋い演技。
いやでも一番よかったのは、T・リー・ジョーンズかな。激しさと優しさと。これで助演男優賞を獲ってもよかったんじゃないかなと思いましたね。

リンカーンの基本的な知識を得た上で見るとよくわかるかと。

2016/08/23

エドワード・D・ホック『サイモン・アークの事件簿Ⅲ』

本日の本

サイモン・アークの事件簿Ⅲ (創元推理文庫)
book-20 『サイモン・アークの事件簿Ⅲ』 エドワード・D・ホック著 創元推理文庫

STORY:2000年もの間、悪魔を追い求めて旅をしているというサイモン・アークは、怪奇な事件を見事な推理で解決していく。

☆☆☆作者自薦の作品集第3弾。

2作目を読んでからだいぶ間があいてしまったが、このところ立て続けに怪盗ニックものを読んで、ホック・プチブームが。
ということで久々に読んでみた。

オカルトは映画で見るのはともかく読むのは苦手なのだけど、これは設定こそオカルトチックなものの、中身は本格推理っぽいのでOK。

8編のうち、一番の好みはナチスの戦犯が収監場所から忽然と姿を消す「ツェルファル城から消えた囚人」。なるほど!こういうトリックだったかという作品。
「黄泉の国への早道」も好き。あ、こちらも人間消失パターンですね。エレベーター内でロックスターが忽然と姿を消すという。
「過去から飛んできたナイフ」はちょっとムリがあるかなあ。
「魂の取り立て人」もちょい苦しい・・・

とまあばらつきはあるもののまずまず楽しめた短編集。
4作目も読もう。

2016/08/22

キリン 一番搾り 埼玉づくり

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またまた一番搾りの違う県のを発見!
お隣埼玉である。
あ、これ、でも取手工場製品なんですね。

注いでみると、フツーのビール色。
飲んでみると、どうだろう?横浜とか東京に比べると若干苦みが少なくてマイルドかなあ。
度数は5.5あるのだけど。

ま、でも並べた飲んだわけじゃないので、ホントのところどうかわからず。

他の県のも手に入らないかしら?

2016/08/21

台風

台風が3つも発生!
9号がこちらに向かってくる!!

明日の出勤大丈夫かなあ。
帰りも心配。

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思わずバッグカバーを買ってしまいました。

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そして、レインシューズも。
長靴なんていらないやって思ってんですが、さすがに明日の雨はヤバイのではないかと・・・

皆様もお気をつけて。

2016/08/20

アサヒ オリオンサザンスター

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昨年も飲んだオリオンのサザンスターを今年も見つけたので購入。
限定の花火デザイン。
って、写真じゃよくわかりませんね。

注いでみると、やや色は薄い。
飲んでみると、ちょっとだけ甘みを感じるけれど、基本、さっぱり系で、のどが渇いている時だったらゴクゴクと飲めちゃう。
嫌いじゃないけれど、夏限定って感じですね。

2016/08/19

サッポロ カンパイエール

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コンビニ限定商品。
缶の色がさわやか。
そして、表裏を並べるとカンパーイ。これ洒落てますね。

注いでみると若干薄い色。
飲んでみると、ちょっと甘みとフルーティな香りがしたあと、苦みがくる。とはいっても穏やか。
エールというのには地味すぎるかなあ。
ホントにエールの製法で作られてるかが微妙だけど、クセがそれほどないから、飲みやすいビールといえましょう。

2016/08/18

アサヒ 琥珀の時間

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セブン&アイ限定のビール。
とはいえ、業務用にはあった模様。多分飲んだことないけれど。

注いでみると、その名のとおり、琥珀色。
飲んでみると、見た目からするともっと焦げ味かと思ったのだけどそうでもなく、どちらかというとあっさり味の味で、もうちょっと濃くてもいいかなと思う。

デゥンケルのイメージだと思うけれど、もうちょっとはっきりした味の方がいいかな。
飲みやすいものだとは思う。

2016/08/17

国分寺:一休 国分寺店

夏休み5日目。
美術館を3つはしごして、特に古代ギリシャ展がボリューミーかつ混雑していて、さすがに疲れたので飲んで帰ることに。
「東京で一番旨くて安い店」居酒屋一休である。

ワタクシは職場の後輩とよく行くのだが、同居人は久々らしく、メンバーズカードを持っておらず今回作る(300円税別)。
この日(金曜日)は残念ながら割引き率の低い曜日。対象フードが20%引き、対象ドリンクが100円引き。
といっても十分安いんですけどね。

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お通しは枝豆(これは通年)。
ガツポン酢。あっさり。もみじおろしがポイント。
お酒は生ビール、その後赤ワインのデカンタ。

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しゃかしゃかポテトやみつき。
ふるのが楽しい。

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いわしのたたき。ポテトをふったあと。
ちょっと甘塩っぱい。フツーに塩の方がいいかも?

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はまぐりガーリックバター、ひらやーち。
フツー浅蜊で作りそうなところ、はまぐり。あ、でもいいかも。
ひらやーちは沖縄のお好み焼きとも言えるもの。ようするに平焼きのこと。食材はなんでもいいらしいが、ベーコンが入ってた、と思う。

やっぱり安くていいですね。

東京都国分寺市本町2-11-5矢野ビル2F

2016/08/16

【メッケネムとドイツ初期銅版画展】

art-47 【メッケネムとドイツ初期銅版画展】 国立西洋美術館

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夏休み5日目の美術館巡り。3つめはメッケネムとドイツ初期銅版画展である。
西洋美術館が世界遺産に登録されることが決まって以来、美術館が混み混みと聞いていたので心配だったのだが、さすがに夕方5時という時間だったし、建築自体が見たいという人は常設展の方にいくものと思われ、すいていてストレスなく鑑賞することができた。
版画で混み混みだと辛いですからね。

メッケネム、ライン川下流の街で活躍した15世紀後半~16世紀前半の銅版画家。西洋美術館も何枚か持っているので、版画室等で今まで見たことがあったのかもしれないが、はじめて聞く名前である。

Ⅰ メッケネムの版画制作の展開とコピー
この時代はコピー作品に寛容だったようで、メッケネムは当時人気のあった同世代版画家のショーンガウアーや、30歳近く年下だったデューラー等の作品コピーを大量に制作している。
主題はキリスト教でお馴染みの場面が多いのだけれど、オリジナルと比べると正直オリジナルの方が上手いと思ったり(笑)。
特にショーンガウアーと比較すると、ショーンガウアー作品の方がすばらしく・・・
メッケネムのコピーはほぼオリジナルに忠実ではあるものの、たまに書き加えられているものがあったり、逆に省略したり、決定的な違いは図柄がおかしくならない限りは反転していて、まるで間違い探しをやっているかのよう。
メッケネムはちょっとぼんやりしてる感じ、メリハリが少ない気がする。
自画像+奥さんの肖像があったが、ダブルポートレイトとしては銅版画初の例だったそう。

Ⅱ 聖なるもの:キリスト教版画
聖カタリナ、バルバラ、アグネス、フランチェスコとお馴染みの聖人が並ぶ中、ツボにはまったのが、「聖アントニウスの誘惑」。悪魔たちに誘惑されるアントニウスを描いたものなのだけど、なんか悪魔たちが笑っちゃうというか、怖くないのである。アントニウスの顔も困り顔。
十二使徒が2人ずつ描かれた作品は、すべて揃えないと御利益がないと言ってセットで売り出したとか。
いや~商売人ですなあ、メッケネムさん。
そう聞いて自画像を見ると、お金が好きそうな(笑)。

Ⅲ 俗なるもの:世俗主題版画
世俗画はメッケネムのオリジナルだったのだろうか。
このパートが一番おもしろかった。コピー元がないと技術の差が見えないのでよかったのか。
風俗画的楽しさである。
ポスターにもなっている「モリスカダンス」のなんともいえないおかしみ(ダンスが変!)。
そして「日常の諸場面」という作品集がおもしろい。日常生活といっても、よくある主題の不釣り合いのカップルだったり、夫婦げんかだったり、不倫だったり・・・
こういった俗っぽいテーマの作品が得意だったのかもしれない。

Ⅳ 物語る版画家
受難伝、マリア伝である。
受難伝は、ショーンガウアー作品も並べての展示。
解説によれば、ショーンガウアーは主題を絞って緊張感ある場面を描き、メッケネムは後景に前後のストーリーも小さく描いているとのこと。
確かにそうだった。メッケネムはメインの話の他に2つ3つのストーリーも盛り込んでいてストーリー性があって楽しい。
でもやはり、ぐっとこちらに迫ってくるインパクトのある作品ということになるとショーンガウアーに軍配が上がる。
デューラーの木版画、大受難伝から3点展示があったが、これは素晴らしいですね。細かい!
メッケネムの「ユディト」、「ヘロデ王の宮廷の舞踏会」はツッコミどころもあるけれど気にいった。1つの絵の中にいくつもの場面を描きこむというのはメッケネムがよくとった手法なのかも。

Ⅴ 初期銅版画とデザイン、工芸
文字デザインはいいですね。結構凝ってる。
しかし、ここでの最大のツボは、「狩人をあぶる野うさぎたちのオーナメント」。野うさぎたちが狩人を丸焼きに、狩猟犬は煮られてるという・・・
シュール!怖い・・・


ちょっとマニアックですが、版画好きの方なら楽しめるかと。
是非どうぞ。

2016/08/15

【古代ギリシャ 時空を超えた旅展】

art-46 【古代ギリシャ 時空を超えた旅展】 東京国立博物館

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午前中、ホテルオークラで旅への憧れ、愛しの風景 マルケ、魁夷、広重の見た世界展を見て、次は汐留ミュージアムへ・・・
と思ったらなんと特別休館日!
汐留ではお昼を食べただけで、すぐさま向かったのは上野。
古代ギリシャといっても広範囲にわたる文化だが、はじまりから終焉まで広く網羅されていた。

オープニングは後期ヘレニズムの「イルカに乗ったアフロディテ像」。優美な像。尾にはエロスが必死にしがみついているのがかわいらしい。

第1章 古代ギリシャ世界のはじまり
石器時代の像は丸いものが多く、あまり顔などがはっきりしないが、キュクラデス文明の像はおもしろい。細長く、腕を胸の下で組んだ姿。これは何を表しているのだろう?
容器もいろいろあったが、何に使うのだろうというものが多かった。

第2章 ミノス文明
ミノスといえば牛を連想するのだが、ありました牛!牛頭型リュトン。
いやしかし、印象に残ったのは海関係。イルカ、貝、魚、海藻。中でも蛸!蛸が描かれた葡萄酒の甕って、ワインと蛸はあまり結びつかないけど、ま、海洋文明ですから。
ポスターにもなっているのが「漁夫のフレスコ画」。遠目でみると持っているのが何かわからなかったけれど、魚の束。でもツッコミポイントは漁夫の髪型でしょう。蛸??

第3章 ミュケナイ文明
ここでも蛸の飾り板などもあったけれど、金細工とかアクセサリー類が充実。
死者は立派な武具や黄金で飾られて埋葬されたそう。

第4章 幾何学様式~アルカイック時代
ミュケナイ文明が滅びると長く暗黒時代が続き、次に出現したのが幾何学様式時代。
幾何学紋様ってその前はなかったのか。
もちろん、幾何学的な模様は入っているけれど、物語性のある模様もあり。
でももっといいのがアッティカのもの。模様が結構おもしろい。
この時代も金細工もあったようだが、銀貨もすばらしい。動物柄がいい。これらの細工は細かいので単眼鏡で見た。
セイレーンも登場。ギリシャ神話に出てくる、上半身が女性、下半身が鳥という海の怪物で、少々気味が悪い。

第5章 クラシック時代
この時代がもっとギリシャ的なのでしょう。よく見るなという感じ。
ちょっとおもしろかったのが、公職者を選ぶためのくじ引き器、裁判(裁判員裁判だったらしい)の有罪無罪を投票するための道具、僭主となる恐れがある者を追放するための陶片。民主制のめばえだろうか。
耳、乳房、足のレリーフは、治った人が感謝の意味をこめて奉納したものだとか。逆のような気もするのだけど・・・

第6章 古代オリンピック
紀元前8世紀にはじまったオリンピック。最初は徒競走のみ、その後5種に(徒競走、円盤投げ、槍投げ、走り幅跳び、レスリング)。
幅跳び、古代ではハレテレスというおもりを持って跳んだそうだけど(展示あり)、距離がのびるんですかねぇ。
また各競技後は、ストレンギスという垢掻きヘラで体をきれいにしたとのことで、その展示があったが、墓碑などにもその姿が描かれていたようである。

第7章 マケドニア王国
マケドニアといえばアレクサンダー大王。
アレクサンドロスの頭部はなかなかにハンサムである。
この時代、権力者の墓には金製品が副葬されたとのことで、ゴージャス!
金の冠のまぶしいこと!
金貨、銀貨も細工が細かく美しい。

第8章 ヘレニズムとローマ
アレクサンダー大王の死後のヘレニズム時代を経て、やがてローマ時代へ。ギリシャ時代は終焉を迎えるが、ローマ人はギリシャの美術や文化にひかれ、これを継承することとなる。
アフロディテ像は、ルーヴルのミロのヴィーナスと同じ姿で作られているが、サイズは少し小さく、少しなで肩っぽい。
アルテミス像の方が優美。
アフロディテはモザイク画もあったが、少々漫画チック。
気にいったのは、エジプトの神、ホルス神である。

ギリシャの歴史をおおまかに知ってから行った方が楽しめますが、会場にもそのあたりはしっかり解説があるので大丈夫。
展示数も多く密度の濃い展覧会なので見るのには時間がかかること必至!
是非どうぞ。

2016/08/14

汐留:ベトナムフラッグ汐留店

金曜日、午前中にホテルオークラで展覧会を見た後、さて昼食をと思ったが、どうせ次にパナソニック汐留ミュージアムに行くから移動してから食べることにした。
この美術館に行った際、よく利用する向かいのビルの地下1Fである。

一通り見てまわり、まだ一度も入ったことのないベトナム料理店に入ってみることにした。ブン(ベトナムのビーフン)が食べてみたかったから。

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私が頼んだのはブンネムセット(揚げ春巻きのせビーフン)。

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同居人が頼んだはブンチャーセット(海老つくね豚焼き肉のせビーフン)。

生野菜をのっけてタレをかけて混ぜていただく。
結構な量なのではじめはうまく混ざらず・・・
少し食べ進んでからよく混ぜる。

タレは甘辛くてビーフンによくあいますね。
野菜の中ではやはりパクチーが味のアクセント。揚げ春巻きはモチモチ!

ベトナムの麺というとフォーばかり食べていたけれど、ブンもいいかも~

東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター B1F

2016/08/13

【旅への憧れ、愛しの風景 マルケ、魁夷、広重の見た世界展】

art-45 【旅への憧れ、愛しの風景 マルケ、魁夷、広重の見た世界展】 ホテルオークラ

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夏休み5日目は都内美術館巡り。
いや、一つ目は美術館じゃないですね。
毎年、ホテルオークラで開催されるチャリティーイベント「秘蔵の名品アートコレクション展」。例年、この時期は長期旅行中のことが多く一度も行けてなかったが、22回目の今年、ようやく行くことができた。
たまたまではあるが、このテーマの絵、好きなので楽しみ!

【第1章】 日本の風景をめぐる
明治以降の日本画及び洋画における風景表現、だそうである。
第1章の前には山下清のペン画で宮島を描いたシリーズがあった。山下清というと貼り絵のイメージだけど、ペン画もなかなか味わいがある。ほのぼの系。
そして1章のはじめは赤松鱗作「夜汽車」。昔の夜汽車ってこんなだったんだろうなあと。キセルやたばこで一服する人たち、大きな荷物を背負う人、なぜかみかんが捨てられてたり。昔はこんな固い椅子だったんですね。
横山大観の海山十題より4枚。海に因む十題から2枚、山に因む十題から2枚である。「波騒ぐ」は五浦だろうか?先日五浦の海を見てきたところなので、似てるなと。「砂丘に聳ゆ」はどこだろう?富士山が見える砂丘というのは?迫力のある作品たちである。
うってかわって、小杉放庵の「金太郎遊行図」のかわいいこと!絵本の挿絵みたい。
そして、定番、魁夷もいいなあ。あの色が好き。

【第2章】 愛しの風景
魁夷は第2章にも。北欧の風景である。
「スオミ」の緑と青の美しさといったら!「早春のディアハーベン」はファンタジックな作品。
定番の佐伯祐三も何枚か、そして三岸節子も。ヴェネツィアを描いた風景画、なかなかいい。まさに印象派なのは児島虎次郎の「フランスの森」。森の中の光が暖かく明るい。
霧の画家と呼ばれた牧野義雄ははじめて見た(見たことあるけれど注目してなかった?)が、幻想的でキレイ。もっと見てみたい。
しかし、なんといっても一番の見どころはマルケである。18枚も集められていた。
当初フォービズムのグループに加わっていたというが(マティスとは親しかったらしい)、落ち着いた色遣いの絵で、地味ともいえるが、穏やかな気持ちで見ることができる。美しい。
1枚異質だったのが、「ポン・ヌフ夜景」。普段は使わないような黄色や赤や青がビビッド。鮮やかな夜景。雪のポン・ヌフや夕暮れ?または朝日のポン・ヌフも捨てがたい。
マルケ展を是非やってほしいなあ。

【第3章】 広重、旅への憧れ
松園や清方などの美人画もあったが、中心は広重の五十三次。
何度も見ているので感想は割愛するが、何度見てもいいものはいいですね。
先週静岡方面に行ったので、そのあたりを重点的に鑑賞。

いいイベントですね。
来年もスケジュールがあえば是非!

2016/08/12

北茨城ドライブ

夏休み4日目(水曜)は北茨城へのドライブ。
北茨城市というと、お隣はもう福島県いわき市。結構遠いので出発は7時とした。

この日もいつものコンビニでパンと飲み物を買い朝食。
すぐに中央道へ入ったのが、どうやら渋滞の模様。
ほどなく、車は減速、動いてはいるがのろのろ。都心まで1時間以上かかったのだった。

そして、はじめて中央環状線を通ったのが、トンネルだったり、まるでコースのようだったり・・・なんか酔いそう。おもしろかったけれど、もういいやって感じ。

常磐道に入り、守谷サービスエリアにて休憩。いやはやここまで長かった。腰が固まる!

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そこからは順調だったものの、北茨城のICの手前で事故渋滞。
そんなこんなで、この日の目的地、天心記念五浦美術館に到着したのは12時すぎだった。
なかなかに立派な建物。中も広々とした感じ。

チケットを購入して、まずは企画展から。
今やっているのは「佐久市立近代美術館の名作 日本画、新しき風にのせて」展。
千住博「ウォーターフォール」からスタート。風景、人物、生きものの3部構成で、戦後から現代に至るまでの日本画61点の展示。佐久市立近代美術館は国内有数の日本画コレクションを誇る美術館らしい。
正直なところ、最近の日本画はあまり得意ではないのだけれど、ダチョウの絵を描くという福井江太郎は気にいった。ダチョウの群れってちょっと怖いけど。
しかし、やっぱり好きなのは、奥村土牛、東山魁夷、山口華楊、高山辰雄、上村松篁、上村敦之など。
中でもこの展覧会で一番気にいったのは松篁の「閑日」。松篁の鳥の絵、好きだなあ。

続いて岡倉天心記念室へ。
天心の生涯と業績を数々の資料で紹介するとともに、天心の指導を受けた大観、観山、春草、武山等五浦ゆかりの画家の作品を展示した部屋。
2年ほど前に見に行った日本美術院再興100年特別記念世紀の日本画展を思い出しましたね。
これだけの日本画家たちを育てたというのもすごいのだが、父親の教育方針で小さい頃から英語教育を受け、通訳をつとめたり、ボストン美術館の日本美術部長となったり、英語で何冊の本も書いたり・・・
才能ある人物だったんですね。
平櫛田中の彫刻がいくつかあって、うーん、似てる。今まで気づいてなかったけれど、天心ってほっぺたがプーッとふくれてる!

思ったより美術館が広くて充実していたので見終わったのは1時半すぎ。
さて、昼食をと思ったのだけど、周囲にそんなにお店があるわけではない。いくつか廻ってみると、休業日だったり、あいてそうなあいてなさそうなところだったり、2時までだったり・・・
どうやら、大津港にある漁協直営市場食堂なら3時までやっているらしいということで、港の方に向かったのだが、えーここも休業!
その後も休業日や準備中の札ばかり。
ああ、これはもうコンビニ飯かファミレスでも見つけるしかないのか?

と思ったところに、和風レストランの看板。
なんとなく怪しげではあったけれど、とりあえず突撃!
おおっ、やってる。そしてフツーのお店だった(笑)。

入ってみると、3時までの営業で、もうすぐラストオーダーということで慌てて注文する。
頼んだのは礒定食。うに飯にひかれての注文。

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やってきたうに飯は、おおっ。うにだけでなくてあわびや小柱なども入っていておいしい。そして、さすが、お魚屋さんだけあって(となりにお店がある)刺身もおいしい!みそ汁はあさりで、ほぼ残さず完食。
やるなあ、松野屋。
ま、でも昼食はもっと早い時間に、というのは鉄則ですね。

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お店はまたあとで寄ってみることにして、再び美術館へと戻り駐車場に車をとめて散策。
日本美術院研究所跡を見て(切り立った断崖の上だった)、天心の墓へ。うーん、ここにも平櫛田中。田中が植えた椿があった。
そして、茨城大学五浦美術文化研究所へ。
またまたここにも田中が植えたという椿があり(笑)、天心記念館に入ってみると、晩年の釣り姿を彫った田中の作品が。やっぱり、平櫛田中彫刻美術館にも行ってみなくてはなあ。近所なのに一度も行ったことがないのだ。

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天心邸の外にはここまで津波がきたという線がひいてあったが、なんでも10メートル以上の津波だったようで、あっという間に六角堂は流されてしまったらしい。
それでも、翌年には再建された六角堂。創建当初の姿だそうである。

最後に灯台の方に行ってみようということになったが、歩いたら遠そうな気がしたので(実際は歩けたのだけど)、車で向かう。少々迷って到着。
とりあえず、五浦岬公園へ入っていくと、さっきまで見えていた灯台を見失ってしまった・・・

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映画「天心」(天心役は竹中直人)のロケセットをのぞいた後、塔があったので登ってみることに(東日本大震災の慰霊塔でした)。
途中、六角堂がバッチリ見える場所があり写真をパチリ。
そして、駐車場の方を見ると、うちの車が。そして、そのすぐそばに灯台が。これこそ灯台下暗しか(笑)。

塔の上まで登って(階段です)、ぐるりと景色を撮影し、これにて観光終了。
行きに渋滞がなければ、野口雨情の家なんかも行けたんだろうけれど残念!

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大津港の松野屋に寄ってはみたものの、生の魚介類はさすがに買えず・・・
仕方なく?向かいの酒屋で、お隣福島の日本酒と、牛久のワイン(ここにちなんだものじゃないけど)を買って出てくると、燕の雛が大きな口を開けて餌をおねだりしていた。かわいいなあ。

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とりあえずこの近所ではおみやげをゲットするのは難しそうなので、常磐道に乗り、まずは中郷サービスエリアへ。ここには野口雨情の詩碑があり、パチパチと撮影。
友部と守谷のSAでおみやげをあれこれ買い、帰りは外環道経由で。
少し渋滞はあったけれど(行きもこっち経由がよかったのかも、やっぱり)概ね順調で、高速を降りてジョナサンで夕食。
帰宅は10時半だった。

ドライバーさん、長時間の運転お疲れ様。ありがとう。

今回の戦利品。
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2016/08/11

「ゴーストライダー2」

本日の映画

ゴーストライダー2 Blu-ray
movie-37 「ゴーストライダー2」  Ghost Rider:Spirit Of Vengeance  2011年米

DIR:ネヴェルダイン、テイラー
CAST:ニコラス・ケイジ、イドリス・エルバ、ヴィオランテ・プラシド、キアラン・ハインズ、クリストファー・ランバート
STORY:父親を救うために悪魔と契約したジョニー=ゴーストライダーは悪魔との契約によって生まれた少年ダニーを守ることに。魔界の王メフィストが新たに憑依する対象としてダニーを狙っていたのだった。

☆☆大ヒット、ダークファンタジーの続編。

前作は、ツッコミどころはいろいろとあったけれど(その最たるものが、ケイジ氏の髪。ヅラだよね、あれ(笑))、それなりにおもしろかったんですね。B級ではあったけれど。

ケイジ氏もこのキャラ?が気にいったのか、続編が作られることになったのだけど・・・

残念ながらB→CかD級くらいになっちゃってました。
キャストも前作の方が豪華だったというのもあるけれど、すべてがチープに。

メフィスト役のK・ハインズ(前作のP・フォンダの方がよかったが)とか、僧侶役のエルバとかは雰囲気は出てるんだけど、悪魔の手先が小物すぎる・・・で、ゴーストライダーとの戦いが盛り上がらない。
前作では、炎に包まれてゴーストライダーが疾走していく場面におおっとなったけれど、2作目ともなると慣れちゃって感動ないし・・・

なんか最後まで盛り上がらず終了。
さすがに3作目はないよねぇ。

ケイジ氏、もうちょっと作品を選んだ方がいいのでは?
オスカー俳優なんだし(笑)。

2016/08/10

アシーメ サンジョベーゼ・メルロー

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コープイタリアのワイン。
ということで生協で買ったワイン。
イタリアでは確かにコープにお世話になったなあ・・・

以前にもコープイタリアのワインを売っていたことがあって、懐かしくて買ってみたのだけど、正直言って全然おいしくなかったのである。
しかし、懲りずにまた買ってしまった。
買ってしまってから心配になったのだけど、あ、これは合格点。
前のより値段も高いというのもあるけど、ゴクゴク普通。

ま、ワタクシ的にはイタリアのワイン全般と、ボルドーは値段もあると思うけどちょっと当たり外れがあるんですね。
時々感が働かずに、うーむという状況に陥るのだけど、懲りずに飲みます(笑)

2016/08/09

「天才スピヴェット」

本日の映画

天才スピヴェット [Blu-ray]
movie-36 「天才スピヴェット」 The Young And Prodigious T.S. Spivet  2013年米加

DIR:ジャン=ピエール・ジュネ
CAST:カイル・キャトレット、ヘレナ・ボナム=カーター、ジュディ・デイヴィス、カラム・キース・レニー
STORY:天才少年スピヴェットの家族はみな変わり者。ある日スピヴェットの発明がベアード賞を受賞したとの知らせが。双子の弟の事故死以来、家に居場所がなくなっていた彼は一人スミソニアン博物館で行われる授賞式へと向かうが・・・

☆☆☆不思議なアドベンチャーロードムービー。
と位置づけては見たものの、一言では言い表せないおもしろい・・・というかヘンテコな映画なんですね、いい意味で。

一瞬、「リトル・ミス・サンシャイン」みたいかなあと思ったけれど、あれほど毒がなくて、監督が「アメリ」の人と知ってなるほど、と。
この不思議さは共通するものがあるし、ところどころポップでキッチュな映像が展開するところなども。

しかし、「アメリ」より感傷的な物語となっていて、じわじわとくる感じが好きかなあ。

スピヴェット君の家族は変わりものだらけ。
お父さんはカウボーイになりきっているし、昆虫学者のお母さんは昆虫のことしか考えていないオタク、お姉ちゃんは本気でアイドルを目指すミーハー。
スピヴェット君自身は発明オタクで、ちょっと頭でっかちっぽいところもあるけれど、10歳にしてはしっかり者。たった一人でモンタナからワシントンへと向かう。
この旅の様子が、ロードムービー的で楽しく・・・
いろいろな冒険を経てたどり着いた先では、悪い大人たちに利用され、スピヴェット君はこんなはずではなかったと思ったところに、家族登場。

弟の死以来、バラバラになったかと思われた家族がまた一つに。
最後にじわっとくる感動。
あ、これやっぱり「リトル・ミス・サンシャイン」的?
いやでもやっぱり、こっちの方が好き。

お母さん役H・ボナム=カーターがやっぱり上手いのだけど、スピヴェット君役キャトレット君、目くりくりでかわいらしい。そして芸達者。

ジュネ監督、また、こんな映画を作ってほしいなあ。

2016/08/08

エドワード・D・ホック『怪盗ニック全仕事3』

本日の本

怪盗ニック全仕事(3) (創元推理文庫)
book-19 『怪盗ニック全仕事3』 エドワード・D・ホック著 創元推理文庫

STORY:怪盗ニックが盗むものは価値のないもの、もしくは誰も盗もうとしないもの。ユニークな盗みの数々。

☆☆☆怪盗ニックものを年代順に並べた文庫第3弾。

2作目に続いて読んだみた3冊目。
2作目よりばらつきが少なかった気がしますね。

今回も盗むものはバラエティに富んでいて、子供の絵だったり、昨日の新聞だったり、蜘蛛の巣だったり、使用済みのティーバッグだったり。
読み進めるうちに、これはこういうことかなと読めてしまう話もある中で、最後の最後まで謎の解けない話もあり・・・
なるほどね、と思えるとなんかうれしい。

2冊目の途中で、ガールフレンドのグロリアがニックのことを政府機関のエージェントと誤解するのだが、ついにこの3冊目では正体がばれていまい・・・
一瞬どうなるかと思ったけれど、動じないグロリア。ブラボー(笑)。
なおかつ、ニックの仕事?に結構深く関わったりして、意外な活躍を見せるグロリア。今後も関わっていくんでしょうか・・・

「感謝祭の七面鳥を盗め」はなんとおマヌケにもニックは足を骨折していまい、それでも依頼者の強い希望で、グロリアの手助けをえながら仕事をまっとう。ちょっとユーモラスな展開で好き。
逆にシリアスなストーリーとしては「消防士のヘルメットを盗め」がいいかな。

ホックの本としては、サム・ホーソーンシリーズが大好きだったのだけど、ニックものも大好きになりました。
表紙も好き。今更ながら、表紙にニックの盗んだものすべてが描き混まれていることに気づいた!

早く4冊目が出ないかなあ。

2016/08/07

サントリー ザ・プレミアムモルツ マスターズドリーム無濾過

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コンビニ限定商品である。
305mlで300円以上なのでちょい高級ですね。

注いでみると、色は結構濃い。
飲んでみると、一瞬フルーティかと思いきや、いい感じの苦みがくる。

フツーのマスターズドリームがどうだったかと言うと記憶にないのだけど・・・
クオリティはいずれも高いと思う。

こんなビールが好き。


2016/08/06

【エミール・ガレ展】

art-44 【エミール・ガレ展】 サントリー美術館

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夏休み3日目は、サントリー美術館で開催されている、オルセー美術館特別協力・生誕170周年エミール・ガレ展へ。
平日でしたが、結構混んでましたよ。
そして、いつものごとく寒い(笑)。サントリーに行くときはジャケットをお忘れなく、であります。

Ⅰ ガレと祖国
ガレは高級陶器とガラスの製造販売会社を営む家庭に生まれたとのこと。やがて父を手伝うようになったガレは才能を開花させていく。
若い頃の作品は、非常にオーソドックスで、今までいわゆるガレっぽいものばかり見てきたので、とっても新鮮。後年の作品に比べると地味だけど、これまたいいですね。女神がモチーフの作品なんか好き。
この頃の作品はガレと言われないとわからないものも多いのだが、蝶をモチーフにしたりと、その後を予感させる作品もある。

Ⅱ ガレと異国
ガレは日本、中国、イスラムなど異国の美術の影響を大きく受けている(収集品も展示されていた)。
鯉なんて実に日本的だし、模玉ガラス花器はワビサビが感じられるし、「ペリカンとドラゴン」の壺は北斎の富岳百景からモチーフを持ってきたもの、らしい。
一番気にいったのは、栓付瓶の「バッタ」。着飾ったバッタ、おもしろい!欲しい!

Ⅲ ガレと植物学
ガレというと、ついつい生物がモチーフの作品の方に目がいってしまうのだが、植物のモチーフを実に多い。ナンシーの園芸協会の創立メンバーだったり、自宅の1ヘクタール以上の庭で2000種以上の植物を栽培していたとか。と思ってみると、細かに観察された成果がよく現れているといえる。
ナスだったり、アイリスだったり、その形が効果的に使われていて楽しいし、木立がモチーフは、暗い森がせまってくるよう。
インパクトがあったのは、カトレア。花瓶自体の色も結構鮮やかなのだが、カトレアの赤い花がべたっと張り付いているようで、見るとびっくり。

Ⅳ ガレと生物学
ガレが生物をモチーフにしたものというと、蜻蛉や蝶というイメージがあるのだけど、結構いろいろなものをモチーフにしてるんですね。
意外と海のものも多い。貝や魚などはまあわかるのだけど、くらげ!なかなか思いつかないよねぇ。気にいったのは、蛸。なんかユーモラス。
きれいだなと思ったのは、カワセミ。
ガレは家具も結構作成しているのだが、「森」と題された飾り棚、いいじゃないですか。向こうに浮き上がる木々の手前に蝙蝠型のガラス窓。うちに置きたい(笑←ムリ)。

Ⅴ ガレと文学
ガレはユーゴー、デュポン、メーテルリンク、モンテスキュー、ヴェルレーヌといった文学者の言葉を刻んだ作品も多く残している。
言葉を読むと、ではガレの作品をどう解釈したらいいんだろう、とついつい考えこんでしまいますね。
この展覧会では、作品の元になった習作(デッサンなど)も同時に展示されていたのだが、これがとっても素晴らしいのである。細密に描かれていて、ボタニカルアートのよう。これだけで展覧会もできそうな・・・

エピローグ ガレの究極
プロローグでは、ガレの晩年の作品、脚付杯「蜻蛉」が飾られていたが、エピローグは「ひとよ茸」のランプ。実に幻想的。これこそ、ガレのイメージ。

今まで見てこなかったような作品も見られた展覧会。
ガレに飽きちゃったという方も楽しめると思いますので、是非どうぞ。

2016/08/05

由比~三島ドライブ

夏休み1日目は叔母の家を訪ね、2日目はドライブ。運転はもっぱら同居人ですけど。
前々から東海道広重美術館に行ってみたいなあと思っていて、ここだけは決めていたのだけど、あとは何にも計画なし・・・

ご飯を食べずに8時に出発、いつものコンビニでランチパックなどを買って朝食とする。
東名に入って、海老名で休憩。
ここで絶対見るのは、カルビーショップ。じゃがほっこりが好きでいつも買うのだけど、今回はオリーブオイルのポテチ・アンチョビガーリック味が気になり、これを購入(お酒にあいそう~)。マッシュポテトの素も購入。
そして、いつもの鯵の唐揚げのお店に行ってみると、まだ食べたことのないチーズ味を発見。2人で1尾食べる。なかなかいいですね、チーズも。

特に渋滞もなく、スイスイ進み、富士ICを出て、海沿いの1号線を由比に向かって走る。
美術館のHPに書いてある通りに進む・・・つもりが標識にだまされ違う方の道を行ってしまい、予定していた駐車場より遠い駐車場に止めることになってしまった。といってもたいした距離じゃないけれど。

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美術館は由比宿の本陣跡地である公園内になるのだが、入り口脇に馬の水飲み場があり、ふと除くと、亀亀亀・・・たくさんの亀が甲羅干ししていた。ほとんど動かない。

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公園内に入り、外にあるチケット売り場でチケットを購入、浮世絵についての基礎知識コーナーをまわったあと、現在催されている「江戸のおもちゃ絵展」を見る。
すごろく、着せ替え、組み上げ絵、判じ絵などなど、実際にやってみたらおもしろいだろうなあ(一つ、おもちゃ絵がもらえたので今度やってみよう)。
広重の作品としては、膝栗毛や東海道五十三次細身図会は今まであまり見たことがなく、まだまだ未見のものがあるなと。

それほど大きな美術館ではないけれど、意外と見応えあり。
見終わったところで、1時もだいぶ過ぎたので、昼食場所を探すことに。
由比にきたら、桜エビだよねってことで、桜エビが食べられるお店を探そうと思ったのだが、そもそもお店がない!
一番気温も高い時間で、日陰がまったくなくじりじり焦げる。
相当歩いて、駐車場に至るまでの道で、車から見えた桜えび茶屋にたどり着き、ようやくお昼に。

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頼んだのは、桜えびかき揚げ定食。
かき揚げ2枚というシンプルなものだが、塩と天つゆと両方ついてきたので、1枚は塩、もう1枚は天つゆでいただいた。どちらもいいのだが、以外と塩がおいしいかなあ。みそ汁も桜えびの出汁のようだった。満足、満足。

食べ終わるともう2時半。
じりじり焦げつつ駐車場に戻り出発。
広重つながりで、薩た峠に行ってみることにした。由比と興津の間にある峠で、広重の東海道五拾三次・由比に描かれているところである。
由比側からも行けるが道幅が狭いため、興津の方から上がっていく。こちらも決して広くはないけれど。

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駐車場に車をとめ、遊歩道(東海自然歩道の一部)を少しいくと、展望台があり、そこからの眺めが広重の描いたところ・・・らしいのだけど、だいぶデフォルメされてるんですね。そこまでは急じゃないし、手前の岩はないし。いや、でも雰囲気は出てる?
いやいや、致命的な違いが!なんと、富士山が見えないのである。富士山ないとねぇ。
ということでちょっと残念な写真となったのだった。

次に向かったのは、富士川サービスエリア。ここは一般道からも入れるのだが、目的は、カルビーのとうもりことえだまりこを探すこと!
この2つ、今はどうかわからないのだけど、2年ほど前は静岡限定でしか売っていなくて、なかなか買えず、ここでえだまりこだけは入手できたことがあったから。
しかし、残念・・・今回は見当たらず。仕方なく他のおみやげを買う。

さて、もう一ヶ所くらいどこかへ行こうかと考えて、思いついたのがやはり広重つながりで三嶋大社。
広重が描いたアングルから撮影しようではないかということで。
サービスエリアから高速に入り、沼津でおりて三島へと向かった。

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到着したのは5時で駐車場はあと1時間で閉まるとのことだったが、それだけあれば十分。
脇から入ってはいけません!ということで、きちんと南門へとまわり、写真をパチリ。このあたりからの絵ということになりましょうか。もうちょっと右斜め前からだったかな。

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池にはまた亀が。
そして、厳島神社や、金木犀などを見学したあと本殿へ。彫刻が素晴らしいのだけど、網がはってあって少々見づらいのが残念である。

ここにきたからには、福太郎を是非買って帰らねば!と思っていたのだが・・・
もうこんな時間。お店は閉まってしまっていて買えず。残念である。

近くに売ってるお店ないかしらと周囲をめぐってみたけど、そもそもお店があんまりないんですねぇ。
あきらめて帰路に着くことにした。

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三嶋大社に到着するまでに、どうやら東名では事故があって渋滞しているらしいことはわかっていたのだが、25キロくらいにまでなっているらしい。
新東名に乗れば回避できるかと思ったら、その先だったので意味はなかったのだが、行きと違う道にするかということで新東名経由にした。
途中、この時間までまったく姿が見えなかった富士山がぼんやりとだが見えたのはラッキーだった。

混む前にということで足柄サービスエリアで休憩、おみやげを買い足し、渋滞へと突入・・・
しかし、予想したよりはひどくはなくてホッ。

高速を降りて、華屋与兵衛にて夕食。
帰宅は10時だった。

ドライバーさん、お疲れ様!
ありがとう。

今回の戦利品。
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2016/08/04

ロサルトス オーガニックシラー

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スペイン、カスティーリャの赤ワイン。
オーガニックというのはもてはやされるけれど、ま、正直よくわからないというか・・・

注いでみると、色は濃い。
飲んでみると、ミディアムとのことだったけれど、フルボディに近いですね。濃いのは濃いのだけれど、飲みやすいし、値段からしたらまあまあといったところ。

シラーというと、スペインワインぽくないけれど、まいっか。

2016/08/03

「幸せの始まりは」

本日の映画

幸せの始まりは [Blu-ray]
movie-35 「幸せの始まりは」  How Do You Know  2010年米

DIR:ジェームズ・L・ブルックス
CAST:リース・ウェザースプーン、オーウェン・ウィルソン、ポl-ル・ラッド、ジャック・ニコルソン
STORY:チームを首になってしまったソフトボール選手のリサは、恋人のメジャー・リーガー、マティと同棲することになるが、彼はプレイボーイなので関係性があやふや。そんな中、青年実業家ジョージとデートすることになるが、彼は父親の身代わりで収監される危機に立たされていた。

☆☆☆ロマンティック・コメディ。

リースといえばロマコメ、ラブコメ。
気の強そうなちょっとしゃくれた(笑)アゴに、くるくるよく動く目、機関銃のようにしゃべる口!
いつも元気なキャラを演じてくれるリースだけど、今回の役柄は、30を過ぎてソフトボールチームを首になってしまい、これまでソフトにすべてを捧げてきたので、今後どうしたらよいかわからず途方にくれるというのもの。

これで、一念発起、再びソフトボールに邁進!とか、新しく仕事を始めるとかの展開だったらば、実にリースらしいと思ったのだけど・・・

たまにつきあう関係だったプレイボーイの野球選手の家に転がりこみ、彼の気まぐれや我が儘に腹を立てて、軟弱な青年実業家とデートしてみたり・・・
リース演じるリサは、プレイボーイ氏の身勝手さを怒るけれど、自分も結構身勝手じゃんと思ったり。

生きる目標を失ってしまった主人公が、迷いつつ、どちらの男性を選ぶかという話だけになってしまっていて、なんかこうすっきりしないというか、今後それでいいわけ?と疑問を呈してしまうのだった。
いや、ロマコメなんだから、それでいいでしょといえばそうなのだけど、何せ、演じてるのがリースですからねぇ。

不器用だけれど優しいジョージにひかれるというのはわかる展開だけど、チャラくてアホでバカなマティもなんだかんだでいいヤツで、ちょっとかわいそうになっちゃったなあ。

O・ウィルソンもP・ラッドも持ち味を活かした役どころだったけれど、J・ニコルソンが出てくると場をさらってしまうのはさすが。ちょっとアク強すぎたけれど。

ブルックス監督作品としては、やはり「恋愛小説家」が一番好きだなあ。

2016/08/02

フロンテラ カベルネ・ソーヴィニヨン

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最近はまっている箱ワイン。
普段いかないスーパーで違う種類のものを発見!購入。
瓶でなら飲んだことはあった・・・はず。

今まで買った箱ワインとは置く向きからして違い、しかもひねって注ぐタイプ。なんか楽しい~♩
飲んでみると、今まで飲んだ箱ワインの中では一番いいんじゃないでしょうか。フツーに安いワインって感じはするけれど(笑)。
カベルネにしてはちょい軽い気がするけれど、案外イケてます。これはちょっとした驚き。

きっちり、12日間で飲み終えようと思ったけれど、2日間短縮されました・・・

最後、少なくなったら、箱の隅を折って傾けて注ぐようになってけれど、人力で傾けた方が出ますね。

また新しい箱ワイン売ってないかな~

2016/08/01

「アメリア 永遠の翼」

本日の映画

アメリア 永遠の翼 [DVD]
movie-34 「アメリア 永遠の翼」 Amelia  2009年米加

DIR:ミーラー・ナーイル
CAST:ヒラリー・スワンク、リチャード・ギア、ユアン・マクレガー、クリストファー・エクルストン、ジョー・アンダーソン、ミア・ワシコウスカ
STORY:少女時代から空を飛ぶことに憧れていたアメリアは飛行士となり、女性初の大西洋横断に成功する。広報担当のジョージと結婚したあとも、次々と記録を打ち立て、ついに世界一周飛行へと旅立つ。

☆☆☆女性飛行士の伝記物。

アメリア・イアハートというと、「ナイト・ミュージアム2」でエイミー・アダムズが演じていたのが印象的だったのだけど・・・

この映画では、プロデューサーも兼ねるH・スワンクが主演とつとめ、かなり気合い入ってます。
本人の写真を見たら、かなりそっくり。さすがヒラリー!
そして、結構忠実に描いてるんですね。
ということで、成功の裏に隠された、なりふりかまわぬ資金稼ぎ(夫がプロモーターとして、あらゆる手段を使ってお金集めをし、アメリアが本を書き、コマーシャルにも出て、全国を行脚する)とか、アメリアの不倫なども語られる。

まあ実際そうだったのだとしても、やや共感しづらい人物に描かれていて、おもしろみには欠けますかね。
偉人というのは必ずしも、とてもいい人とは限らないし、エキセントリックだったり・・・

いや、でもスゴイ人物だったことには変わりないわけで・・・
H・スワンクがこの映画を作りたい、演じたいと思ったのももっとも。
しかし、えげつない手段をとって、アメリアを売り出したということはあるにしても、アメリアの夢をかなえるため、ずっと支え続ける夫もまたスゴイ人物で、演じたR・ギアが素敵でしたね。

世界一周の飛行中に消息をたったアメリア、今なお本当の最後についてはわからずじまいらしい。
この飛行が成功してたら・・・

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