エドワード・D・ホック『サイモン・アークの事件簿Ⅲ』
本日の本
book-20 『サイモン・アークの事件簿Ⅲ』 エドワード・D・ホック著 創元推理文庫
STORY:2000年もの間、悪魔を追い求めて旅をしているというサイモン・アークは、怪奇な事件を見事な推理で解決していく。
☆☆☆作者自薦の作品集第3弾。
2作目を読んでからだいぶ間があいてしまったが、このところ立て続けに怪盗ニックものを読んで、ホック・プチブームが。
ということで久々に読んでみた。
オカルトは映画で見るのはともかく読むのは苦手なのだけど、これは設定こそオカルトチックなものの、中身は本格推理っぽいのでOK。
8編のうち、一番の好みはナチスの戦犯が収監場所から忽然と姿を消す「ツェルファル城から消えた囚人」。なるほど!こういうトリックだったかという作品。
「黄泉の国への早道」も好き。あ、こちらも人間消失パターンですね。エレベーター内でロックスターが忽然と姿を消すという。
「過去から飛んできたナイフ」はちょっとムリがあるかなあ。
「魂の取り立て人」もちょい苦しい・・・
とまあばらつきはあるもののまずまず楽しめた短編集。
4作目も読もう。
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