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2016/10/14

「フローズン・グラウンド」

本日の映画

フローズン・グラウンド [Blu-ray]
movie-50 「フローズン・グラウンド」 The Frozen Ground  2013年米

DIR:スコット・ウォーカー
CAST:ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック、ヴァネッサ・アン・ハジェンズ、ディーン・ノリス、ラダ・ミッチェル
STORY:1980年代アラスカ。17歳の娼婦シンディはハンセンという男に監禁され暴行されたと訴えるが、ハンセンは地元の名士だったため全く信用されない。その調書がたまたま州警察のハルコム刑事の目にとまり、連続殺人事件との関連性に注目する。

☆☆☆実話の映画化。

これが実話とは恐ろしい!
なんと、20人近く(ラストで実際の被害者の写真が17枚出てくるのだが、実際はもっといるらしいとか)の女性を殺した殺人鬼。
ストリッパーやポールダンサー、売春婦を誘拐、監禁、散々痛めつけた上で、最後は荒野に放り出し、人間狩りで殺す、という極めて残虐な手口。
普段はベーカリーを経営し、常識的な家庭人として暮らす男の裏の顔。
この男を追い詰めていくドラマである。

刑事役はニコラス・ケイジ。
小さな手がかりから、ハンセンが犯人であると確信、じわじわと追い詰めていく執念の警官。
最近、ケイジは変な役ばっかりやってるけれど、この役はよかったと思う。

対する犯人役は、J・キューザック。
どんな役でもこなす人で、ワタクシ、結構ファンだったのに、最近これまた変な役ばかりで。この役もなんだかなあ。本人はやりがいを感じてるんだろうけれど。
いやでも、さすがのうまさで、模範的な市民として生活する中で、一瞬の狂気をのぞかせる不気味な男を怪演している。

映画自体は、わりと淡々と進む中、ラスト近く、ついにハンセンがおちる場面では緊張感が一気に高まる。
気分のいい映画ではないけれど、とりあえず、ホッとする瞬間だった。

実在のハンセンは禁固461年の形となり、数年前に刑務所で亡くなったという・・・

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