「愛、アムール」
本日の映画
movie-49 「愛、アムール」 Amour 2012年仏独墺
DIR:ミヒャエル・ハネケ
CAST:ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ、イザベル・ユペール
STORY:音楽家の夫婦ジョルジュとアンヌは悠々自適の老後を送っていたが、ある日アンヌが発作を起こし、手術をするものの半身麻痺となってしまう。病院を嫌うアンヌのために自宅で介護をするジョルジュだが・・・
☆☆☆☆老いと死がテーマのドラマ。
パルムドールやアカデミー外国語映画賞をはじめとして、各国での映画賞に輝いた作品である。
ワタクシにとっては初ミヒャエル・ハネケ。
どうもハネケ監督の映画はテーマ的にムリっぽくて今まで敬遠していたのだけど、これははじめて見たいと思ったハネケ作品。
しかししかし、これまた重いテーマの映画だった。
冒頭で結論を見せてしまうので、結末はわかるのだけれど、そこに向かってどんどん辛くなっていく。
一言で言えば老老介護の話なのだが、淡々とした語り口が一層いたたまれない。
自らも決して若くはない夫が、妻の希望で自宅での介護を決意し、はじめはよいものの、次第に追い詰められていく。
妻は自分のみじめな姿をさらしたくなくて、誰とも会わなくなり、娘さえ遠ざけ、夫も孤立していく。
次第に衰弱してくる妻を見て、夫がとった行動は・・・
悲しいなあ。
でも、ある意味、お互いにとって救いだったのかもしれず、この行動が一概に悪いとは言えないのですね。愛なのかな、これも。
エマニュエル・リヴァもジャン=ルイ・トランティニャンも素晴らしい演技で、2人を見るだけでも価値がありますね。
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