【仙厓ワールド展】
art-57 【仙厓ワールド展】 永青文庫
今日は元々別の美術館に行く予定だったのだが、火曜日の朝日の夕刊で、永青文庫で仙厓をやっていると知り(出光は来週行く予定)、急遽予定変更。ここは前々から行きたいと思っていたところ。
江戸川橋からも早稲田からも徒歩15分とあったが、勝手知ったる早稲田から行くことにした。
実際は15分はかからなかったかな。
胸突坂を一気に上がって到着。
昭和初期に細川家の事務所として建設された建物とのこと。
仙厓は4階の展示室のみの展示。
4期に分けての展示(各期全点展示替え)だが、あと3回行くのは難しいなあ。
展示室が狭いので仕方ないけれど。
今回見たのは第1期で、6日で終了。
永青文庫は、禅画のコレクションで有名で、中でも白隠のコレクションはすごいらしいが、仙厓も100点以上あり、今回一挙に公開されるという。
いやー、仙厓って楽しいんですよね。
仙厓といえば、出光美術館でよく見るけれど、今回、見たことのない作品を見ることができて満足!
大好きな「指月布袋図」、猫を斬っちゃうというショッキングな「南泉斬猫図」、子どもがキュートな「朧月夜図」などは出光とのは別バージョンなんですね。
「杓子と摺子木図」も別バージョンを見たことあるな。嫁と姑の関係を冷めてみてる仙厓さん。
チラシにもなっている「龍虎図」の龍も虎もかわいすぎる!
めずらしや襖絵ということで大きいのだけど、龍はタツノオトシゴみたいだし、虎は猫!
今まであまり思わなかったけれど、花の絵を意外と描いているんですね。「竹図」はめずらしく、朱色もさっと入っていた。
今回特に気に行った2作品。
「猪頭和尚図」
イノシシの頭を食べるのが好きなお坊さんの図。シュール。
「門干図」
滝を詠んだ漢詩が賛に書かれているのだが、画は素麺を干して箸で伸ばして滝にしてるという・・・おもしろすぎる!!
3階は茶碗や香など、2階は硯などの展示。
うーん、2~4期、行けるかなあ・・・
見終わって、庭を通り、そこからつながっている新江戸川公園を散策しておしまい。
この公園、細川家の庭園の跡地を回遊式庭園としたもので、わりと最近できたらしいですね。
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