ロバート・L・フィッシュ『懐かしい殺人』
本日の本
book-26 『懐かしい殺人』 ロバート・L・フィッシュ著 ハヤカワ・ミステリ文庫
STORY:英国ミステリ作家倶楽部創設者の3人の老作家は不遇をかこっていた。そこで考えついたのが殺人請負業。順調だった商売も、あるとき問題発生。困り果てた3人はどんな依頼者も無実にするという弁護士パーシヴァル卿に相談するが・・・
☆☆☆☆ユーモアミステリ。
フィッシュといえば、ホームズのパロディ、シュロック・ホームズなのだろうけれど、こちらもまだ読んでいない。
いつもお邪魔しているブログでたまたま紹介されていたのを見て、なんかおもしろそう!と思って読んでみたのがこれ。
思った通り、おもしろかった!
最初から最後までニヤニヤクスクスがとまりませんね。
ただ、ちょいブラックなユーモアなので、人を選ぶかなあ。
時代遅れになってしまった老ミステリ作家3人組が、お金がほしい!ということで殺人を請け負うことになる。
自分たちがかつて書いたミステリで使ったトリックを駆使し、良心の呵責もなく、次々殺していくというあたりが超ブラックでおもしろい。
で、そのあとどうなるんだろと思ったところで、失敗。
致し方なく、報酬のがっぽりとるけれど決して負けない弁護士に依頼することに。せっかく今まで稼いだお金を全部持っていかれてしまうとこともさらにブラック。
最後は法廷ドラマとなって、うーん、なるほど。この法廷ドラマ部分もいやおもしろいね。
ということで、これ、もっと早く読むべきだったなあ。
シュロック・ホームズも挑戦してみよう。
懐かしい殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 42-2) ロバート L.フィッシュ 菊池 光 早川書房 1977-10 by G-Tools |
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