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2017/01/02

【デトロイト美術館展】

art-1 【デトロイト美術館展】 上野の森美術館

1701021
デトロイト美術館展に行って参りました。まずまず混んでいました。
今日は撮影できる日でしたので(月、火はOK)バシバシ撮ってきました。

第1章:印象派
ルノワールからスタート。中でも一番ルノワールらしいのは「座る浴女」。
続いてドガ。馬や踊り子がやはりドガらしくてよいけれど、あとはあまりドガらしくない。
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モネの「グラジオラス」は明るくて好き。
知らなかった画家がカロリュス=デュランとジェルヴェクス。
デュランは遠くから見ると色遣いがマネっぽい。

第2章:ポスト印象派
昨年たくさん見たヴァロットン。なんか心がざわつく絵。冷たい視線が怖い。
大好きなドニはポスターっぽく、いわゆるドニらしい絵ではなかった。
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ゴーギャンとゴッホは自画像。ゴーギャンは不遜な感じ、ゴッホはまだ精神を病んでない頃の作品だけれど、何か自信なさげな感じ。
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セザンヌは大変充実。ずっと追ってる「サント=ヴィクトワール山」が見られたのはすごくうれしいし、珍しや髑髏を描いた「三つの髑髏」。この題材の絵は始めて。
ルドンの「心に浮かぶ蝶」はまるで速水御舟の「炎舞」のようだった。

第3章:20世紀のドイツ絵画
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大好きなカンディンスキーは、まだ初期の頃の作品だろうか、完璧には抽象画にはなっていない。
強烈な印象だったのはノルデ「ヒマワリ」。大きさといい、色彩といい強烈。
色彩がすごいといえばキルヒナー「月下の冬景色」。青、赤、ピンクと普通はありえない風景画。
ココシュカというと人物画のイメージが今回きていた2作品は風景画。
「エルベ川、ドレスデン近郊」のべたっとした塗り方、鮮やかな色彩と「エルサレムの眺め」の地味な感じではずいぶん作風が違う。

第4章:20世紀のフランス絵画
大好きなデュフィ「静物」は明るく軽快。
色彩豊かなキュビズムはグリス「静物」。
モディリアーニは3点。男性像が2点、女性像が1点。好みとしては「女の肖像」。いずれも目がアーモンド型。
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マティス3点はどれも素晴らしい!一番らしいのは「窓」だけれど、意外な絵としては「コーヒータイム」。異国情緒あふれる作品。
ラストはピカソ6点が年代を追って展示されていた。
青~バラ色の過渡期の作品「アルルカンの頭部」にはじまり、キュビズムのはしり「マヌエル・パリャレスの肖像」、古典主義時代の「肘掛け椅子の女性」、ドラ・マールとの時代のデフォルメ「読書する女性」、そして晩年の作品「座る女性」など。

作品数は少ないながらとても充実した内容でした。
撮影したい方は月曜か火曜に(すべて撮影できますが、一部SNSでの公開が禁じられています)どうぞ。

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