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2017/02/10

ピエール・ルメートル『悲しみのイレーヌ』

本日の本

悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)
book-2 『悲しみのイレーヌ』 ピエール・ルメートル著 文春文庫

STORY:惨殺された2人の女性が見つかる。ヴェルーヴェン警部は捜査を開始するが、過去の事件との驚くべき共通点を見つける・・・

☆☆☆久々のフランスミステリ。

ルメートルといえば『その女アレックス』。各社の2014年の年間ベストテンで1位となった超話題作。読みたいなあと思いつつ機会を逸してしまい、そうこうしているうちに、この本が出てしまった(現在はヴェルーヴェン警部シリーズ三作目にして完結編の『傷だらけのカミーユ』も発売になっている)。
いやでも、シリーズ1作目のこの本から読むことができたのは幸いだった。2作目の『その女アレックス』を読んでしまったら、きっと1作目の結末がわかってしまったと思うから。
なんだかんだ、やっぱりシリーズは順番に読みたいものですね。

あまりに残虐な事件で幕を開ける本作、次々と死体が・・・
映像では見たくないなという感じ。
過去の事件ともつながって、犯人の恐ろしい狙いが明らかになっていく。
そして、ある人物に迫る危機・・・
さあどうなる?
と思ったところで、第2章へ突入。

いや、第1章がずいぶんと長いなあと思ってはいたのだけど、第2章に入って驚きの事実が・・・
えええー、今までの話ってそういうことだったの??
そうくるとは思ってなかったよ、全然。

その仕掛けに驚いてしまい(こういう仕掛けのミステリは他にもあるけれど)、正直、犯人が誰かなんてよくなってしまった(笑)
というか、ん?この人だったの、と。ある意味意外ではあったけれど、いきなり出てきた感もあったりして。

小男というコンプレックスをもったヴェルーヴェン警部、洒落者のルイ、究極のケチ、アルマンなど、刑事たちが生き生きとして描かれていて(といっていい?)、『その女アレックス』ではどうなる?という楽しみもある(いや、どうなっちゃうんだろうという不安も・・・)。

この本のラスト、衝撃的でありました。

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