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2017/02/04

【日本画の教科書 京都編展】

art-9 【日本画の教科書 京都編展】 山種美術館

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山種美術館開館50周年記念特別展の日本画教科書京都編に行って参りました。
きっとほとんど見たことある画だろうなと思い、今回はパスにしようかと思ったのだけど、大好きな竹内栖鳳の「斑猫」が出ていると聞いて、やっぱり見にいくことに。会期ギリギリだったので結構混んでいました。

入ると1枚目が「斑猫」。何度見てもいいものはいい!
なんて細かいんでしょう。観察眼がスゴイんですね。猫のふわふわ感がよく出ている。
ふわふわ感といえば、「鴨雛」も。なんてかわいいんでしょう。

今回は全体に動物の絵が多かったような気がするが、迫力あるのは西村五雲の「白熊」。熊が意外と愛嬌ある顔をしているが、足で押さえつけているのはオットセイ?迫力のある絵。
橋本関雪の「霜の朝」は白いリス。ちょうど枝から飛び降りたところだろうか。

村上華岳といえば「裸婦図」。裸婦といっても、仏像のような、現実の女性っぽくない不思議な雰囲気。
「椎の林」のような絵も描くんですね。

今まであまり注目したことがなかったが、小野竹喬いいですね。
色がきれい。鮮やか。ブルーが特に。

福田平八郎の若い頃の作品はあまり見たことがなかったのだが、後年の作品とはずいぶん違う。ワタクシ的には昭和に入ってからの、デザイン的な絵の方が好きかなあ。「筍」とか、とってもモダン!「彩秋」も。

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上村松園の画はとても上品。
今回1点だけ撮影可能だったのは松園の「牡丹雪」。女性たちも美しいのだけど、余白の美も。
「春のよそをひ」なんかも好き。
でももっと好きなのは松篁の動物絵なんである。

山口華楊は生まれたばかりの子牛を描いた「生」も柔らかな雰囲気でいいのだけど、「木霊」もいいなあ。とても神秘的な感じで。ちょこんといるミミズクがポイント。

はじめて見た絵もあったし、やっぱり行ってよかったなあ。
残念ながら明日で終了です。

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