アンネ・ホルト『凍える街』
本日の本
STORY:マンションで4人の死体が発見された。海運会社社長と妻、長男、そして正体不明の男。オスロ市警きっての切れ者捜査官ハンネが捜査にあたるが・・・
☆☆☆ハンネ・ヴィルヘルムセンシリーズ第7作。ノルウェーのミステリー。
1990年代に3作目まで別出版社から出て、3作品すっとばして7作目というわけ。
ま、これだけ読んでも大丈夫なのだけれど、やっぱりな~順番に読むべきだった気がする。
主人公の身にいろいろとこの間変化があったらしく、心情が掴みづらいのである。
家族や同性の恋人が亡くなったり、相棒の刑事といろいろあったり・・・
幼い頃から家族とうまくいかなかったハンネ。その葛藤から他人とうまくつきあえないようなのだけど、なんか感情移入しにくいのだ。
どうやら美人らしく(やや中年太り気味だって)、非常に優秀な警官でかっこいい女性なんだけどなあ。
殺された一家も家庭的に問題があり、ハンネの悩みとシンクロするのだが、物語は終盤になって意外な方向へと転換。といっても、ハンネははじめからちゃんと目をつけていたわけで、ちょい伏線の張り方が甘いような。
そしてラストにきてえー、どうなるんだ??
次作も出ているけれど、読むのどうしようかな・・・
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