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2017/03/18

【錦絵にみる東京の冬景色展】

art-15 【錦絵にみる東京の冬景色展】 GAS MUSEUM がす資料館

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小平にあるガスミュージアムが錦絵をたくさん所蔵していると聞き、ちょうど東京の冬景色展なるものをやっているとのことなので、車で行ってみた。

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展示されていたのは、ガス灯館2階のギャラリー。
ちなみに外にはいろいろなガス灯が移築されている。パリ、横浜、ロンドンなどなど。

このミュージアムが所蔵しているのは、明治錦絵。400点ほどあるという。

展示は、年の瀬やお正月等の冬の行事を描いた錦絵から。
歳の市、餅つき、はねつき、凧揚げ、出初め式など。
三代広重は見たことがあるが、昇斎一景って誰?なんか聞いたことあるけれど・・・
と思ったら、最近、太田記念美術館で見た歌川広景の後名という説もあると聞いたのだった(展示もあった)。
確かに!
滑稽な風俗画を描くという点では共通する。
今回の展示でも、初卯では馬が暴れて大変なことになっており、亀戸梅やしきでは凧が梅にひっかかってすってんころりんなど。

続いて、雪景色を描いた錦絵。
やはり小林清親ですね。光線画の特徴が出た雪景色。
カラフルな三代広重の東京名勝図会もいい。全部見てみたいなあ。描かれていた犬が応挙の仔犬みたいだ。
清親の弟子、井上安治の東京真画名所図解も美しい。はがきサイズで134枚もあるらしいが、今回は雪景色に絞っての展示。作風は清親に近い。
最後に展示されていたのが、ノエル・ヌエットの2枚。
ヌエットはフランスの詩人・画家・版画家で、幼い頃から浮世絵に親しみ、来日して教鞭をとりながら東京を描いた人だという。
とても繊細な作品で美しい。元々はペンで描いたらしく、彫り師は大変だったとのこと。
以前、このミュージアムでヌエット展をやってるんですね。またやってくれないかなあ。

くらし館では、明治から現代までのガス製品・・・調理器具、暖房などなど。
こういうの昔うちにあったよね~と懐かしい製品もあって、なかなか興味深かった。

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戦前の蟹型ストーブ。かわいい!

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四面式食パン焼き器。おもしろい!

家からわりと近いところにあったのに今まで知りませんでした・・・

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