サッポロ 黒ラベル エクストラブリュー
黒ラベルの派生品。
去年も飲んだやつですね。
注いでみると、若干薄い色。
飲んでみると、一口目、苦みがぐーっときたので、これは黒ラベルより濃いのかと思いきや・・・
苦みはそれでおしまい、むしろ甘みが勝ってきた。
フツーの黒ラベルの方が飲みやすいかな。
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黒ラベルの派生品。
去年も飲んだやつですね。
注いでみると、若干薄い色。
飲んでみると、一口目、苦みがぐーっときたので、これは黒ラベルより濃いのかと思いきや・・・
苦みはそれでおしまい、むしろ甘みが勝ってきた。
フツーの黒ラベルの方が飲みやすいかな。
缶のデザインを見て勝手にビールと思ったのだが・・・
これ、のどごし生の派生品なんですかね。
なあんだ・・・
注いでみると、若干色は薄いものの、泡はビールのよう。
飲んでみると、んん?
のどごし生より、ぐーんとビールよりですね。
これかなりいいじゃないですか。
のどごし生よりずっといいじゃないですか!
これならビールの代替品として買ってもいいかも(金麦とどちらにしようかな)。
なあんだって言ってごめん!
本日の映画
movie-16 「お茶と同情」 Tea And Sympathy 1956年米
DIR:ヴィンセント・ミネリ
CAST:デボラ・カー、ジョン・カー、リーフ・エリクソン、エドワード・アンドリュース、ノーマ・クレーン、ディーン・ジョーンズ
STORY:学生寮に暮らすトムは音楽が好きな優しい子だったが、先生の奥さんたちと編み物をしているところ見られて以来、シスターボーイと呼ばれ、皆からつまはじきにされる。そんなトムを心配する舎監の妻ローラが手をさしのべるが・・・
☆☆☆舞台の映画化。
キャストも舞台と同じらしい。
というわけで、台詞回しが舞台的なような・・・
D・カーって元々舞台の人、というわけではないと思うのだけど、この映画では舞台を引きずってか、ややオーバーアクトという気もしましたね。上手いのは上手いのだけど。
相手役のJ・カーは非常にセンシティブな演技でなかなかよし。
音楽や読書が好きで優しい青年トム。奥さん連中と編み物なんかもしたりして、他の男の子たちとは違う。
男はこうあるべきという感覚が今より強かったこの時代、シスターボーイとバカにされ、父親からはもっと男らしくあれと散々言われる。
そう言われても、男らしさの象徴である、フットボールや野球などのスポーツには興味のないトムは、ますます周囲から浮いてしまう。
個性を活かすということが大切にはされていなかった時代なんですね。
この映画が制作された時代では、はっきり語ることができなかったのだろうけれど、舞台版ではトムはゲイという設定だったらしく・・・
まあそれはなんとなくそうなんじゃないかとはわかるのだけど、はっきりと描くよりよかったように思う。
トムの苦悩、トムに同情するローラの苦悩(トムに同情するもののトムの思慕を受け止めきれない・・・そして、夫との不和)がじっくりと描かれて、見応えがある(オーバアクトってちょっとけなしちゃいましたがそれも含めて)。
今の時代に見ると、古めかしすぎる気もするけれど、それが逆にいいのかもしれないですね。
プレモルの香るエールがリニューアル。
というのは知っていたんですね。居酒屋で先行発売みたいにされていたので・・・
最近、居酒屋でもこれが飲めるところが多くなってる気がします。
注いでみると、フツーの黄金色。泡はふわっとしている。
飲んでみると、ネーミング通り、香りはよく・・・
わりとマイルドな味でありながら、しっかり苦みとコクはあるという・・・
正直、リニューアル前とどう違うかいまいちよくわからいけれど、好きなビールです。
(沼津~原~吉原3より続く)
斜め向かいの酒屋の裏にある延命地蔵尊は遠目でみるだけにし、駅前まで行ってみる。駅に富士山が浮き上がって見える。
水分を補給したということもあるが、吉原まであと一駅と思うと俄然元気が出てきてのろくなっていた歩みが少しだけスピードアップ!無理そうだったら東田子の浦で帰ろうと思っていたが、まだまだいけそうなのでがんばることにした。
富士山はきれいな姿を現しており、下に雲がたなびいて、これまたいい感じである。
柏原本陣跡の標柱を通り過ぎ、立圓寺に到着。
1979年台風で海岸に打ち上げられたインドネシアの船ゲラティック号の赤い錨が置かれており、この時なくなった船員の慰霊碑もあった。
少し薄暗くなってきたが、向こうに富士山が見えている。
この寺を出て、2つ常夜灯が見られるはずだったのだが・・・
おしゃべりしていたせいなのか、うっかり見過ごしてしまった。ちょっと過ぎたところで振り返っても見えず・・・もう戻る気力はなかったのでパス。昭和放水路を渡る。
渡ったところに増田平四郎の像と碑。
この人も浮島沼の干拓に力を尽くした人らしい。このあたりからは、~新田という地名が続く。
33番目の一里塚跡を通過、仁藤春耕の道しるべ第1号なるものが。
なんとか役場へ○○里と書いてあるようなのだが、よく見えない(須津村役場へ一里 吉永村役場へ三一町だそう)。自費で120基の道しるべを建てた人らしい。
米之宮神社、淡嶋神社を通過(めんどくさくなり写真も撮らなくなっていた)、庚申魂と彫られた石を発見、続いて庚申堂を撮影する。
大野新田を開いた高橋庄右衛門の子孫勇吉が私財をなげうってつくった堀割は、天文の知識にすぐれていた勇吉にちなんで天文堀と呼ばれた・・・という天文堀顕彰碑を見て、稲荷神社は階段をだいぶ上がらなければならないようだったのでカット(ここらへんはだいぶ飛ばしてます)、いよいよ津波で移転する前(吉原宿は津波被害で2度も移転している)の吉原・・・元吉原へと入ってきた。
最後の見どころとなるのが毘沙門天。
上がっていくと、派手派手しいなあ。いろんなものが混じってる感じ。目が覚める(笑)。
ここは高崎や深大寺と並んでだるま市が有名なところで、その時期には大変賑わうらしいけれど、もう5時をすぎて時間外、売店も閉まっていたこともあり、非常に静かだった。だるまのお守りなんかがあったら欲しいなあ。
お参りすると足の痛みがとれるくつ石なるものがあるらしかったのだが、残念ながらどこにあるかわからず。
富士市に8つもあるという愛鷹神社がここにもあり、でも階段昇っていかなきゃならないよ~やめようかな~と思ったのだが、登ると製紙工場群が見られるというので俄然やる気が出てよいしょよいしょと登る。
この錆びた感じがおもしろいですねぇ。向こうに、雲をまとった富士山が。いやはや、何枚富士山の写真を撮ったことか!
そのすぐ先に海老坂薬師堂なるものがあったようなのだが、気付かず通過。もうこうなると戻る気力はなく、踏切を越えて吉原駅へ到着。
電車がすぐに来そうだったので、素早く帰りの切符を購入、5時50分の沼津行きに乗り込み、沼津で乗りかえ三島へ。
と、降りたところで、こだまがくるとのアナウンスで、急いで新幹線のホームへと向かう(この乗りかえ、やっぱり距離があるね)。
ホームに上がるって猛ダッシュ!
のかいあって、6時23分のこだまに無事乗ることができ、席も確保することができた(その後爆睡)。
東京駅で乗りかえ、最寄り駅を降りて駅ビルで五目あんかけ麺と、生ビール!
歩いたあとのビールのおいしいこと~ぷはーっ。
昼のみならず、夕食も母親におごってもらっちゃいました。すみませんねぇ。
いやはや、よく歩いた一日でした。
家を出てから帰るまで約49400歩。23キロ以上歩いたことに。
さすがに足の指の付け根が痛くなりました。
次回は吉原の駅から歩きます。
(沼津~原~吉原2より続く)
さらに進んで原駅の入り口に到着。
当初の予定ではこのあたりで昼食をとる予定だったが、いやーここまでがんばらなくてよかったな。通過したのは2時近く。絶対もうお店がしまってた・・・
すぐそばに高嶋酒造という酒蔵が。
なんでも白隠正宗というお酒を造っているそうで、ホントは欲しかったのだが、まだまだ旅は続くので、ここで荷物を増やすと辛い・・・ということで泣く泣くあきらめ、蛇口から一口水をいただくだけとした。
ちょうどその反対側に西木戸跡が。
原宿もここでおしまいである。
このあたりも富士山がキレイに見えるところだが、むむむ、少し雲が出てきてしまった・・・このまま見えなくなってしまうのだろうか?
暑さがピークの頃でノドも乾いてきたところで、浅間神社(いったいいくつあるんだ?)の木陰で休憩。この神社のまわりをひたする回っているおばあさんがいて気になる(笑)。
ちょっと休憩して再び歩き始める。
アイスを食べてクールダウンしよう!
ということでローソンにより、お手洗いも借りる。
ワタクシはパルムを、母親はあずきバー。
鋭気を養ったのち、放水路を渡り、一里塚跡を見る。32番目の一里塚だがプレートが残るのみ。この頃には富士山はすっかり雲に覆われてしまった。
このあたりは見どころが少なめなので、是非とも美しい富士山を見たかったところなのだが・・・
踏切を渡り、海辺にあるという要石神社に行ってみようと思ったのだが・・・
穴あき石興味あったのになあ。海沿いの道路はびゅんびゅんトラックが通っていてとても通るのが大変そうだったので、残念ながらあきらめ、東海道へと引き返す。
そして見えてきたのは浅間神社。いや~もう飽きたよ、浅間神社(笑)。はじめの頃はじっくり見学していたものの、この頃にはあ、またか、とちらっと見るだけになってしまった。
しかし!
続いてはお楽しみの大通寺。
門の脇にスルガ銀行創業者の碑があったりするが、なんといっても楽しいのは羅漢像がたくさんあること。
寝てたり、酒を飲んでたり、だらけていたり・・・とってもユーモラス。
続いては愛鷹浅間神社・・・ではなく、そのすぐそばにある桃里改称記念碑。昔鈴木助兵衛親子の新田開発で助兵衛新田と名付けられていたものの、明治に桃里(桃がたくさん栽培されていたとか)を改称されたという。
線路の向こうには助兵衛の碑もあるようだったが、このころには結構疲れて、しかも吉原まで辿りつけるか不安になってきていたところだったので、行くのはカットした。他にも線路の向こうの地蔵尊とかもあったけれど、これもカット。
踏切を渡り、再び線路の南側に出る。
渡ってすぐのところに、植田三十郎の墓があった。この人は、干拓を試みるも失敗、その後別の人が成功させるが植田新田と名付けられたという。この付近は新田開発で名を残した人がたくさんいるんですね。
八幡宮を通過したところで、富士市に入る。
細い道を入っていくと山神社の鳥居。線路の向こうのこんもりした丘の上に社殿が、と思うとまたもや古墳なのであった。すぐ先にももう一つ古墳があったようだし、このあたり古墳多し?
この頃には、雲がまた飛んで、富士山が顔を出していた。うれしい!
原と吉原の間の宿、柏原の宿野標柱(原と吉原の間は12キロほどあり中間で休憩するための宿ができたらしい)を通り過ぎたところで持っていた水がなくなってしまったので、セブンイレブンで購入、椅子があったのでちょっぴり休憩する。
東田子の浦駅に近づいたところで現れたのが六王子神社。
くじ引きで大蛇の生け贄になったおあじのことを悲しんで仲間の巫女6人が浮島沼に身を投げ、その亡骸が祀られた神社という(おあじ自身は阿字神社に祀られる)。小さな神社だが、龍の彫り物がなかなか・・・
(沼津~原~吉原4に続く)
(沼津~原~吉原1より続く)
そうこうしているうちに11時半をまわり、海の方まで歩いていきお昼にすることにした。
魚がし鮨流れ鮨である。
外にあるメニューを見たら、12時までに注文すると安いお寿司がありそれにしようと勇んで入ったのだが・・・
十何組待ち??
一瞬やめようかとも思ったが、こういう鮨やさんはおそらく回転は早いだろうと踏んで番号札を発券する。
意外といいペースで順番は進み、お座敷席に通され、12時まであと数分というところで滑り込みセーフ。予定していた早得ランチのデカネタ握り8貫+太巻き+お椀というセットを注文。タッチパネルでの注文である。
いやはやホントにネタがデカい!しゃりもデカい!
しかし、カロリーはかなり消費していたのでガンガン食べて完食。生しらすと桜えびがあったのがうれしかった。
おなかが一杯になったところで、また海辺に出て富士山の写真を撮った。まだまだ松原が続く。
東海道に戻り、まずは祥雲寺へ。きれいに掃き清められたお寺だが、東司の神様がまつられている。
キレイらしいお手洗いもあったけれど利用せず。
隣の三島神社には450年もたっているご神木のマキがあった。幹まわりは4メートルもあるとのこと。
伊勢神明宮にはすだれがかかった祠があるとのことだったが、今はないような・・・
踏切を渡って東海道は線路の北側に出る。
神明神社の横に東木戸跡があり、ここから原宿。
原宿といえば白穏!
ゆかりの場所がいろいろと。
まずは、清梵寺。ここは白隠の宿坊だったところ。
このあとはなかみちを通って長興寺に至るはず・・・が、ちょっとだけ迷ってしまい、修正。長興寺を見て、ここは是非行かなきゃと思っていた松蔭寺へ。
入り口に墓があったが、これは単なる碑?
白隠が住職となったこのお寺、すり鉢が有名。
さるお殿様からいただいたすり鉢を庭の松が折れてかわいそうに思いかぶせたら、そのまま松が大きくなったという・・・
いや、今ある松はそのときの松ではないし、すり鉢も本物ではないのだが。
どこだろうとキョロキョロしたら奥の方にありました。
さらに奥のお墓の方に行ってみると、塔所があり、そこにある踏切を見ると白隠踏切!
墓所の横から出てみるとそこが白隠道のようだった。
なかみちにしろ、白隠道にしろ、路面が他と違っているのでこれが目印ですね。
このあと白隠禅師生誕の地(産湯の井戸)を見ようと思ったのだが、見つからず・・・
いったん、浅間神社に行ってみてはたとここじゃないかと気付いて慌てて戻った。残念ながら今は工事現場となっていて、隣に簡易トイレがあったり(笑)。
あまりフォトジェニックじゃなかったので写真は載せるのやめておきます・・・
(沼津~原~吉原3に続く)
東海道五十三次歩きスタート。
この日は沼津から。
正直、朝は苦手なのだが遊びに行くときはなんとかなる・・・ので、5時20分起床。6時前に家を出て、駅で行きの切符を買い、東京駅で7時26分発のこだまに乗車。平日だし、それなりに早く並んだし、余裕で座る。富士山が見える右2列の席である。
前日買っておいたパンを2個とフルーツジュースで朝食を・・・と思ったら、母親がバナナをくれたのでパンは1個にすることにしてもう1個は温存(結局持ち帰りましたが)。
さて、三島まで寝ていくかと思ったのだが、乗ってる時間は1時間弱なのであまり眠れなかった。
隣で富士山をパチパチ撮していたので、ワタクシも何枚かとってみる。午後から曇りという予報だったがまだ晴れていてキレイに見える。雪もだいぶ残っていた。
三島には8時20分すぎに到着。
ホームからの富士山が美しい。
写真を何枚かとってから、東海道線に乗りかえ。意外と時間がかかり、もたついているうちに浜松行きをタッチの差で乗り損ね少々待つ。まあ元々その次の沼津行きに乗るつもりだったのでよいのだが、次回はホームで写真撮ってないで浜松行きに乗ろう(笑)
40分過ぎに沼津駅に到着、早速歩き始める。まだ少々寒い。
城岡神社に寄ったあと、中央公園へ。
ここには沼津城跡碑がある。沼津城はかなり大きな城だったようだが、今はちょうど本丸跡のこの公園に碑が残るのみである。
リバーサイドホテル前の三枚橋外堀石垣を撮影後、沼津のシンボルという御成橋を横目でみて、交差点を渡ったところに沼津のにぎわい発祥の地の案内板。昔の写真が3枚ある。
その後曲がると本陣跡がいくつか続くが、ホントに石柱が残るだけだった。
丸子浅間神社を見てからちょっと脇道にそれて乗運寺へ。
潮風を遮るための松を植え続けた増誉上人開山のお寺で、この地を愛した若山牧水のお墓がある。
お庭が立派!松が見事だ。さすがだなあ。
そのまま道を進むと松原が見えてくる。
千本浜公園で、ずっと続く松原が見える。そして、遠くに富士山が。いい眺め。
足に何かをつかんだ鳶を別の鳶が追いかけ、とうとうつかんでいたものを落としてしまった。いやしかし、鳶を写真に撮るのは難しい。
来た道を戻り、再び東海道を歩く。
すぐに出口見附を通過、沼津宿を出る。橋を渡ると貨物線の跡地の蛇松緑道を横目で見、山神社に寄ってしばらくして、また脇道に。
六代松である。といっても枯れてしまったとのことで今は碑しか残っていない。
ちなみに、六代松とは平維盛の子六代の首が埋められた場所とのこと。
この六代松碑に至る道で、すっごいふさふさ猫にあい、足の上に乗っかられた・・・紐付きの猫だった。
東海道へ戻り、金剛寺をちらりと見て八幡神社へ。
ここには「従是東」と書かれた傍示杭がある。領域を明らかにするための杭で、これは本来「従是東沼津領」と書いてあったのが下半分がなくなった・・・ということらしい。
続いて諏訪神社にお参りしようと思ったら参道にえらく人なつこい猫がいて5分ほどたわむれる。
ここにはいくつもの神がまつられているのだが、床神社というのがおもしろい。疱瘡の神様ということだ。
諏訪地区を通り過ぎて、松長一里塚に到達。柱しか残っていない。
このあたりからそろそろお昼をどうしようかと考えはじめた。
元々原くらいでお昼かなあと思っていたのだが、この分ではかなり昼をまわってしまいそうで、最悪食いっぱぐれることも予想され・・・
ちょい早いうちに片浜のあたりで食べようということになった。
その前に寄ったのは・・・
蓮窓寺。お寺自体はまあフツーなのだけど、山門が立派だ。
そして、神明塚古墳へ。前方後円墳ということなのだが、上に神明宮があるのである。確かに横にまわってみると古墳なのであった。なかなかにおもしろい古墳だ。古墳は大好きなのでテンションが上がる!
(沼津~原~吉原2に続く)
昨年、母親とほんのちょっとだけ大山街道を歩いたのだが、今年は東海道歩きをしようという話になった。
ただし、日本橋からではなくて沼津から。
何年か前に母親が三島~沼津を歩いたようで、その続きをということらしい。
おととい、沼津~吉原を歩いたのだが、その様子は明日以降アップするということで、本日は参考にした地図の紹介を。
『ホントに歩く東海道』。
今回使ったのは、第4集箱根関所~元吉原である。
地図が4枚と解説小冊子が入っている。折りたたみ式でコンパクト。しかし、情報量はスゴイ!細かい見どころもすべて織り込まれていて、解説も詳しい。
全部に立ち寄っていると大変なので、ところどころはしょってしまったけれど、余裕があったらできる限り寄ってみたいですね。
お誕生日にいただいたワイン。
いいですね、ソアーヴェ・クラシコ大好きです!
若干黄色がかった色で、柑橘系の香り。
よく冷やして飲むときりっとしていいですね。
意外に飲みやすくてするすると入っていきます。
普段は赤だけど、こういう白も時々飲みたくなりますね。
本日の映画
movie-15 「ラスベガスをぶっつぶせ」 21 2008年米
DIR:ロバート・ルケティック
CAST:ジム・スタージェス、ケイト・ボスワース、ローレンス・フィッシュバーン、ケヴィン・スペイシー、アーロン・スペイシー、アーロン・ヨー
STORY:MITの学生ベン。医者をめざすベンは学費の工面に苦労していた。そんなベンの頭脳に目をつけたローザ教授はカード・カウンティングという手法を用いてブラックジャックで勝つノウハウをたたき込む。ラスベガスで見事大金を手に入れるベンだったが・・・
☆☆☆ベストセラーノンフィクションの映画化。
へえ、これが実話だとはねぇ。
カード・カウンティングという手法が、わかったようなわからないような(頭悪いので・・・笑)というところがまずもやもやした点ですね。
そして、J・スタージェスがワタクシ苦手でして・・・これももやもや。
学費を稼ぐためという目的が、だんだん違法ではないがギリギリの手で大金を掴むというスリルが楽しくなってしまい、のめり込んでしまうという主人公に感情移入できないというのも痛い。
主人公を追い詰める教授役K・スペイシーは、いやーな演技炸裂でよかったし、不正を見つける警備員役のR・フィッシュバーンも怖くて(主人公がぼこぼこにされる場面、怖い・・・)よかったと思う。
そして、ラスト近くはほおーっとうなる展開もあり、最後の最後には、ああなるほどねというオチも用意されていて、いい場面もなくはないのだけど、途中が盛り上がらないんですね。
ギャンブル、怖いな。
人格を変えてしまう・・・
という感想で終わりました。
セブン&アイホールディングス限定の発泡酒。
セブンイレブンで購入のもの。
注いでみると、やや薄めの色。
飲んでみると、これって柚子?という香りがついている。
そのあとにちょっとだけ苦みはくるけれど、圧倒的に支配するのは、柚子だかなんだかの柑橘系。今年はこういうのがはやりなのかしらん。
爽やかではあるけれど、がっつりしたお料理にはあわないような・・・
これだけで飲む方がよさそう。
おととい立川に用事があり、ついでに昼ご飯を食べることにした。
立川マシマシに行ってみたものの、長蛇の列におそれをなして退散、結局ーメンスクエアに向かった。ここも、かなり久しぶりかな~
ということで当然ながらすっかりお店は入れ替わっており・・・
一瞬和歌山ラーメンもいいかと思ったが、ちょっと待ちそうだったので北海道ラーメンのお店にすることにした。
すすきののお店とのこと。
頼んだのは濃厚味噌バターらーめん。
バターを沈めて溶かしつつ食べ始める。
具は、半熟卵、きくらげ、チャーシュー、鶏チャーシュー、コーン、白髪ねぎ、揚げねぎ、ひき肉。
豚骨、鶏白湯、煮干し、鰹節らしいが、肉系の方が強いかな。
結構濃厚ですね。
麺は、太めのちぢれ麺。店員さんが西山製麺の前掛けをしていたけれど、ここのなのかな?
味噌ラーメン好きのワタクシなので、大変おいしくいただきました。
最後はコーンを救うのに必死だったけれど(笑)
東京都立川市柴崎町3-6-29アレアレア2
art-21 【帰ってきた!浮世絵動物園展(前期)】 太田記念美術館
今年度、太田記念美術館の年間パスポートを買いました~
ということでどしどし行かないと。
今月、来月は浮世絵動物園。7年前に開催されて好評だった展覧会がバージョンアップしてのお目見え。
畳に上がると、おや?美人画?
かと思ったら、足元にちっちゃな狆がいましたね。
動物百変化
いろいろな動物。中にはこれってなんだ?という動物もあったり。
虎は実在するけれど、見たことがないまま描くとなんだか虎というより猫のようなちょっとかわいいものだったり。
象も貴重な動物だったらしいが、河鍋暁斎はしっかり観察して描いていて、皺があって皮膚が硬そうな感じがよく出ていた。
擬人化された動物も。遊女を描くことができなかった時期に、雀で描いたのが歌川国芳の「里すずめねぐらの仮宿」。蛙で長州征伐を描いたのが河鍋暁斎の「風流大合戦之図」。蛙とはいえ、結構リアルな戦争の場面を描いている。
服部雪斎が描く、ウチハフグなどは非常によく観察されていて博物学的な絵である。これは博覧会で展示されたものらしい。
暮らしのなかの動物-愛されアニマル・働きアニマル-
暮らしの中の動物というと、猫、犬。
猫はかわいいのもあれば、ちょっと怖いのもある。
鶏でなかなかだったのは、最近ちょっと注目している昇斎一景の「東京名所四十八景 浅草観世音雪中」。鶏が大きく描かれすぎ・・・
広重の鶏はよかった。今回、広重のあまり見たことがない絵が何枚かあったのが収穫。
馬といえば・・・広重の「東海道五拾三次之内 池鯉鮒(ちりゅうふ)首夏馬市」ですね。風景画としてではなく動物画としてとらえた今回の展示である。
小林清親の軍人と馬の絵もあった。
祈りと動物-鶴・亀・干支(えと)・エトセトラ-
おめでたい動物が並ぶ中、疱瘡絵(天然痘除け)もあった。
みみずくや春駒、鍾馗などがモチーフとなるらしい。プラス赤色で描かれるんですね。
江戸流アニマルファッション
確かに、よくよく見ると動物が描かれた着物はいろいろとあるもので・・・
一番インパクトがあったのは、蛸かな~
歌川国貞の「江戸名所百人美女 薬げんぼり」である。
昨年、少しまとめて見たけれど、このシリーズ全部並べて見てみたいなあ。美女と小さく描かれた江戸名所のコラボ。ちなみに東本願寺は金魚の柄だった・・・
後期も行こう!
art-20 【草間彌生 わが永遠の魂展】 国立新美術館
草間彌生展に行って参りました。
国立新美術館に到着したのは10時5分前。チケット売り場にはすでに列ができはじめており(見終わって出てきたら、かなりの列に)、入場するまでも少々待ちました。
現代アートはあまり得意な分野ではないのだが・・・
あのカボチャはなんかみたくなるというか。
始めて草間彌生を認識したのは、今から15年以上前に沖縄の佐喜眞美術館でのこと。丸木夫妻の絵を見に行ったらちょうど草間彌生の展示もしていて、あのカボチャに遭遇したのだった。
まず会場に入る前にオブリタレーションルームに入ってみる。シールをもらい、好きなところに貼ることができる。参加型のインスタレーション。なんか楽しい。
1:21世紀の草間彌生(1)
会場に入るとまず圧倒される。
連作「わが永遠の魂」が130枚ほども展示されている。
このシリーズは2009年から今も書き続けられているシリーズですでに500点を超えるという。
はじめにざざっと見て、ぐるりと周囲を見終わってから、最後にまた題名を一つずつ確認しつつ見た。
いやもう、スゴイとしか言いようがないですね。
モチーフは、顔、アメーバ?、目、ドット、植物?などいろいろで、ありとあらゆるパターン、カラフルな色で描かれている。よくよく見ると、ちょっと怖い作品もあったり、毒々しいものもあったり、暗いものもあったりするが、トータルでは突き抜けた明るさを感じた。
真ん中に展示されている真夜中の花がまた超ポップで楽しい。
なんとなく、ニキ・ド・サンファルを連想してしまいましたね。
どれが一番お気に入りかなあとぐるぐる回ってみたが、なかなか決められない。
あえて選ぶとしたら、これ。でも、また別の日に見たら変わることだろう。
2:初期作品
少女時代から幻聴や幻覚に悩んだというが、ごく初期の作品から、シュール。
画家の初期作品はおとなしい作品が多かったりするものだが、全然。なんか悪夢を見ているような雰囲気の絵もあるし。
しかし、すでにこの頃もうドットが現れているんですね(「太陽」)。これがのちにかぼちゃに・・・
3:ニューヨーク時代 1957-73
ニューヨークに移ってはじめて認められたのは、小さな網目状のストロークで埋め尽くしたモノクロームのネット・ペインティング。あ、これは結構好きかも。
突起物をびっしり貼り付けたソフト・スカルプチュアは、はじめはおもしろいかもと思ったが、たくさん見ているとちょっと辟易してくるなあ。
ハプニング(パフォーマンス)アートは、苦手な分野。
4:21世紀の草間彌生(2)
そしてかぼちゃ!
ドットのかぼちゃを見ると、ある意味安心しますね(笑)
2011年の作品という鏡の中を通っていく「生命の輝きに満ちて」も好き。キラキラとキレイ。
5:帰国後の作品 1970-2000
帰国後1970年代の作品はコラージュ作品が多いが、これはなかなかおもしろい。組み合わせが。
その頃の心情を表したのか、ちょっと暗いテーマの絵も多かったが・・・
その後は色がどぎつすぎるくらいのもあったりするが、いやはや圧倒される。
「黄樹」もインパクトあるが、特にリビングルームの方。自分の部屋がこれだったら落ち着かないけれど(笑)、スゴイよ、これ。
外に展示されていた南瓜。
ともかく圧倒される展覧会です。
是非どうぞ。
これまで何種類も飲んできた数字シリーズ?のスペイン産ワイン。赤。
注いでみると、かなり濃い色なのだが、これはティントレラ種の特徴・・・らしい。
南アフリカのピノタージュも濃いけれど、どっこいどっこい。
味も濃くて、好みですね。
ガルナッチャとの取り合わせもいいのかも。
本日の映画
movie-14 「アリスのままで」 Still Alice 2014年米
DIR:リチャード・グラツァー、ワッシュ・ウェストモアランド
CAST:ジュリアン・ムーア、アレック・ボールドウィン、クリステン・スチュワート、ケイト・ボスワース、ハンター・パリッシュ
STORY:充実した日々を送る50歳の大学教授アリスは、講演中に言葉が出なくなり、またジョギング中に道に迷ったりしたことから、病院に検査に行くと若年性アルツハイマーであることを告げられる。やがて病が進行し、ついには大学を辞めざるを得なくなるが・・・
☆☆☆☆J・ムーアがアカデミー賞主演女優賞を受賞。
何度も候補になりながら今まで受賞に至らなかったムーアだが、ついに受賞。よかったね。
名だたる演技派でありながら、なんでも出るというポリシーなのか、こんな映画にまで!という映画にも出演していたり・・・
ちょっとオーバーアクト気味かなと思えることもあったが(ヒステリック演技はうまいのだが)、この映画ではそれがぴたりとはまっていた。鬼気迫る演技である。
やさしい夫と、3人の子供にめぐまれ幸せに暮らしていたアリスは、突如、若年性アルツハイマーと宣告されてしまう。きっかけは講演中にある言葉が出てこなくなったこと、そして、長年通った大学内で迷ってしまったこと。
優秀な言語学者であったアリスが、どんどん言葉を失っていく皮肉。どうにもならない感覚にアリスは恐怖を感じ、パニックになる。
家族もどう接していいかわからない。
遺伝性とわかり、それでも子供を産む決意をした長女、自分のキャリアを優先し遠くへ行ってしまうことになる夫(これがちょっとわからない感覚だと最初思ったが、無理やり知らない土地につれていくことはできないとの決断は優しさなのかも)、そしてそれまで反抗的だった次女が最終的には母親を献身的に面倒をみることになる。
容赦なく進んでいく・・・それも相当な速度で・・・病状が見ていて辛く、切ない。
次第に子供に戻っていくアリス。最後は無垢な赤ん坊のような表情を見せて終わる。表情の変化で見せるお芝居、やはり、さすがの演技だった。
悲しい映画ではあるが、見てよかったと思える映画でありました。
アルゼンチンの赤ワイン。
前も何度か飲んだことあるが、ラベルのデザインが違うのでまたまた登場させました。
テンプラニーリョ、マルベックの他に、ボナルダ、ボナミコといったあまりなじみのない品種もブレンド。
なかなかに濃いワイン。どんな料理にも負けないような。
やっぱりいいな~アルゼンチンワイン。
本日の映画
movie-13 「パリの大泥棒」 Le Voleur 1966年仏
DIR:ルイ・マル
CAST:ジャン=ポール・ベルモンド、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、マリー・デュボワ、フランソワーズ・ファビアン、マルレーヌ・ジョベール
STORY:富豪の家に生まれたランダルだが、腹黒い叔父に全財産を奪われ、思いをよせていた従姉妹も資産家と婚約させられてしまう。復讐を誓った彼は残産を取り戻そうとするが・・・
☆☆☆泥棒映画って結構好きなんだけど・・・
なんというか中途半端な映画だった。
ベルモンド主演だから、コメディかと思いきや・・・
もしかしてこれ、笑いを狙った?という場面もあったものの、そうそう笑えず・・・
なんか悲しそうな顔をして淡々と盗みをするという・・・
いや、主人公はかわいそうな身の上なんだけど、なんかちょっともうはじけてほしいとうか。すっとぼけた感じでもいいけれど、盛り上がらないんですよねぇ。
同じベルモンドの「華麗なる大泥棒」はおもしろかったんだけど。
というか、この映画をイメージしたのがよくなかったか・・・
J・ビジョルド、M・デュボワ、M・ジョベールと女優陣は豪華だし、泥棒の手口が妙に紳士的でおもしろかったりもするのに、ちょっと残念。
これ、なんと監督がルイ・マルだったんですね。
いろいろな映画をとってるから何とも言えないけれど、上位には入らないなあ。
淡麗グリーンラベルの派生品。
缶のデザインは爽やかで春っぽい。
注いでみると、薄めの色。
飲んでみると、うーん、やっぱり淡麗だなという香り。そもそもワタクシ、あんまり淡麗も淡麗グリーンラベルも好きではなく・・・
でも、フツーのグリーンラベルよりいいかな。
レモンピールというから、もっとレモン味かと思いきやそうでもなかったけれど、かすかにそんな味も。
レモンというから、ラドラーみたいに甘いかと思いきやそうでもなく、爽やか。
この時期にいいかも。
グランドキリンから新しくIPAとともに発売されたラガービール。
注いでみると、IPAよりは薄い色。
飲んでみると、はじめはフツーのラガービールかなと思ったのだが・・・
後半になるに従って、だんだんと苦みが増してきていい感じ。
とはいえ、ラガーなので、ペールエールよりは強くないかな。
これもおいしいなあ。
本日の本
book-8 『節約は災いのもと』 エミリー・ブライトウェル著 創元推理文庫
STORY:テムズ川で見つかった死体は詐欺師の疑いのあるアメリカ人。またもや事件を押しつけられたウィザースプーン警部補を使用人たちはまたまたサポートしようとするが。
☆☆☆家政婦は名探偵シリーズ第4弾。
このシリーズなんか好きなんですね。
ミステリー的には大甘だけれど、憎めないウィザースプーン警部補と、雇い主のために奔走する使用人たちのコンビネーションが抜群。
いやでも、今回はいままで一番ミステリー的にもよかったかも。
ミスディレクションはバレバレって気もするけれど、犯人はなるほどねと思ったし、その動機もなるほど。いや、その恨み怖いわ~
その推理部分の他、今回は、投資がうまくいっていない警部補が家計費の節約を命じ、それに反対する使用人たちが一致団結して、あの手この手で撤回させようとするくだりがおもしろい。
料理人のグッジ夫人が、これでもかと節約料理・・・いかにもまずそうなお料理を出して、警部補をげんなりさせるのである。一致団結する使用人たち!
読み終わって、改めて題名を見てみたら、なるほど!これ日本題うまいなと思いました。
グランドキリンから新しく出たIPA・・・すなわちインディアン・ペールエール。ちょっとお高めだけれど、このシリーズはどれもおいしいので必ず買います。
注いでみると、濃い目の色。
飲んでみると、ホップの香りがすーっときて、ガツンと苦みが。
この苦みは持続して、これがいいんですねぇ。
苦いビール大好きなワタクシとしてはたまらないビール。
4月半ばにも数量限定のグランドキリンが出るそうで楽しみだなあ。
美術館をはしごしたあとは、いつものように飲んで帰ることに。
昨年できた燻製のお店へ。
最近、燻製ってブームなのかな?
去年も荻窪のお店に行ったし、職場の近くにもお店ができたし。
燻製、好きなので歓迎します!
まずは生ビールで乾杯!
ノドがカラカラだったのでおいしい。
お通しはキャベツ。味噌をつけていただく。
ご来店ははじめてですか?と聞かれてハイと応えたら、はじめてのお客様には燻製ポテサラをお出ししてます、ということでいただいたポテサラ。ほんのり燻製味。中に入ってるハム?が燻製になってるのかな?それにいぶりがっこも入ってますね。今度、うちでいぐりがっこいれてポテサラ作ってみよう。
にんにく醤油漬けの枝豆、燻製5点盛り合わせ(チーズ、ほたて、いぶりがっこ、白レバー、ラム)。
全点盛り合わせというのもあったけれど、さすがに2人じゃ多いかなと思い5点盛り合わせに。5点は選択できます。
チーズ、いぶりがっこは定番として・・・
ほたては玉ねぎとともに、レモンをかけて。わりとさっぱり。
白レバーはスモーク度はそれほどでもないけれどおいしい。ラムはラムらしい味でこれまたよし。
追加で燻製ツブ貝と燻製ナッツ。
個人的にスモークアーモンドが大好きなので入ってるといいなと思ったら、よかった!入ってた。
お酒は、生ビールのあと日本酒(福岡の庭のうぐいす・からくち鶯辛、そして、赤ワイン。
日本酒、種類もまずまずあるし(このお店、圧倒的に焼酎の種類が多いので、焼酎好きの方にはいいかと)、1合500円(税別)で飲めて安いですね。
他にも気になる燻製があるので、また今度是非!
東京都国分寺市本町2-10-5 3F
art-19 【オルセーのナビ派展】 三菱一号館美術館
上野から東京駅に移動、次に向かったのは三菱一号館美術館。
ナビ派の展覧会である。
ナビ派の中でもドニは大好きな画家なので、逃すわけにはいきませんね。
1 ゴーガンの革命
セリュジェがゴーガンの教えを受けたことから誕生したナビ派。
ということでゴーガンの2枚から。
特に「《黄色いキリスト》のある自画像」を見て、セリュジェの「タリスマン(護符)、愛の森を流れるアヴェン川」を見るとその影響がよくわかる。
セリュジェのこの作品は、ほぼ抽象画のようで、ゴーガンの教えのとおり、見えたように色を塗った絵になっている。
同じくセリュジェの「にわか雨」は浮世絵風である。
一方、ゴーガンの「扇のある静物」とエミール・ベルナールの「炻器瓶とりんご」は親和性がある。
2 庭の女性たち
ドニやボナールは庭の女性というテーマの絵を多く描いている。
ドニの色遣いが大好きなのだが、中でも「鳩のいる屏風」は素敵。「若い娘の寝室装飾のためのパネル」のシリーズも結婚祝いとしてはうれしいだろうなあという作品。今回は9月と10月だったが、他の季節のも見てみたい。
ボナールの「庭の女性たち」の4枚組はポスター的というか装飾的。幸せな空気に満ちた作品。
彫刻家としてしか知らなかったマイヨールの絵もあった。
3 親密さの詩情
アンティミストであるボナール、ヴァロットン、ヴュイヤール。
ボナールの「ベッドでまどろむ女」は「庭の女性たち」とはまったく違う方向性。けだるいというかちょっと退廃的な匂いするする作品である。
近年注目を浴びているヴァロットンも揃っていた。
ヴァロットンの場合、親密といっても、何か一線を画すような、よそよそしさがあるのが特徴で、決して大好きなわけではないのに、ついつい見てしまうタイプの絵なのである。
版画集、アンティミテは白黒であるが故に、よりいっそう感情がないような・・・ちょっと怖い。いや、おもしろいのだけど、胸がざわざわするというか。
ヴュイヤールの「エッセル家旧蔵の昼食」もまた緊張感を強いられる作品。夫婦に会話がなさそうな・・・
4 心のうちの言葉
肖像画、自画像の数々。
なんといっても、ヴュイヤールの「八角形の自画像」がファンキー!髪は黄色、髭はオレンジ。インパクトがスゴイぞ。
ボナールの「格子柄のブラウス」は猫がいいんですね。のぺっとした平面的な絵だし、画面いっぱいに描かれているところなど、日本的と言えようか。
ドニは、いろいろな作品の女性が、妻マルトにそっくりなのだけど、ずばり「婚約者マルト」という作品もあった。幸せいっぱいの様子である。
5 子ども時代
ドニはまた自分の家族を多く書いていて、これまた幸せそう。バラ色がよくマッチしている。
一方、ヴァロットンの(何度も見ているが)「ボール」は不安を感じさせる絵である。ボールを追いかける女の子の背後に迫る木々の影、遠くに見える2人の女性があまりに遠く・・・このあと何かが起こりそうな気のする絵である。
ヴュイヤールの連作「公園」。今回の展示の中で一番気にいった作品である。穏やかな公園の風景。この絵がダイニングやリビングに飾ってあったら素敵だろうなあと思う(もちろん大きな邸宅でですけど)。
6 裏側の世界
ドニはプシュケの物語のシリーズもいいのだが(明るい色がいい)、やはり「ミューズたち」。手前にいるのはやはり奥さんマルトがモデル。ミューズというよりは現実の女性の姿に見えるのだが。
ヴュイヤールの「ベッドにて」は自画像とはうってかわって、白を基調とした絵でこれまた印象に残る絵なのだが、お隣にはこの展覧会一の衝撃が!
彫刻家のナビことラコンブの彫刻、「イシス」である。
そもそも見た目的にイシスには見えないところもなんだが、なぜ胸から赤いものが流れてるのか・・・髪は木になってるし・・・
ナビ派の作品がまとめて見られるいいチャンスです。
是非どうぞ。
art-18 【ティツィアーノとヴェネツィア派展】 東京都美術館
おとといの土曜日、ティツィアーノとヴェネツィア派展に行って参りました。
翌日で終了ということで混雑が予想されましたが・・・確かに人はたくさんいたものの、ゆったりとした展示だったので、思ったほどストレスなく見ることができました。
まずは、ヴェネツィアの鳥瞰図からスタート。俯瞰図、鳥瞰図は大好き。ついつい長い時間見てしまう。1500年頃の版画だが、この当時からぎっしりと建物があったのだなあということがわかる。
Ⅰ 1460-1515 もうひとつのルネサンス、ヴェネツィア
ヴェネツィア派は、ヴィネツィアとその周辺地域の美術の流派であるが、特徴としては油彩画(湿気が多いのでフレスコ画が難しい)が多く、色彩を重視する。
フレスコ画が多くデッサン重視のフィレンツェ派とは別の路線である。
このパートでは聖母子像が多かったが、まず目を惹くのはベッリーニの「聖母子(フリッツォーニの聖母)」。ティツィアーノの師である。
真っ青な空を背景に描かれる鮮やかな聖母子像。手すりの向こうに聖母子を配する構図はベッリーニが多く描いているという。
その他印象に残った聖母子像は「聖母子と聖ロクス、聖セバスティアヌス」。なぜこの2人が?と思ったが、ペストに関する守護聖人なのですね。よく見るとロクスは足の傷を指し示している。セバスティアヌスが矢がささっても全然平気そうだ。
早速ティツィアーノが1枚。
「復活のキリスト」。ん?しかし、これずんぐりむっくりで全然キリストに見えない(笑)。復活の旗を持ってはいるけれど、勝利を祝う人みたいな?
Ⅱ 1515-1550 ティツィアーノの時代
さて、いきなりの真打ち登場!
「フローラ」である。ウフィツィでも見ているのだが、肌の美しさ!髪の美しさ!マグネットを買おうと思っていたのだが、売り切れ・・・残念。
フローラに感激したところで、衝撃を受ける絵が。
ヴェッキオの「ユディト」である。こんなふくよかな(控え目な表現)なユディト、他に見たことないよ~ちょっと力強すぎないか(笑)
フランチェスコ・ヴェチェッリオの絵が1枚。この人、ティツィアーノの兄だという。へえ、お兄さんがいたのか。はじめて聞いた。衣服がとてもリアルに細かく描かれている、という印象のみ。
そして、初来日というティツィアーノの「ダナエ」。金の雨・・・だけでなく金貨も降り注ぐ。ちょっと艶めかしいダナエだが、体のねじれがちょっと不思議。
ミケランジェロはこの絵の色彩は素晴らしいけれど、デッサン力が足りないと言ったとか・・・
お隣にはティントレットの「レダと白鳥」が。ユピテルつながりで。
ティントレットは、ティツィアーノとともにヴェネツィアでたくさん作品を見たのだが、ティントレットの方がダイナミックだろうか。
「ダナエ」と「レダと白鳥」どちらが好きかと言われたら、うーん、難しいけれど「ダナエ」かな。
Ⅲ 1550-1581 ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼー巨匠たちの競合
ティツィアーノの「教皇パウルス3世の肖像」は、ビロードの衣装の質感がスゴイのだが、若干すり切れているようにも見え、教皇自身もなんとなくくたびれて描かれていて、これって大丈夫だったのかしら?と思ったのだった。
「マグダラのマリア」は後期の作品で、服を着たバージョン。髪が長くて、髑髏、香油壺が描かれているのでマグダラのマリアだなとわかるけれど、わりとおとなしめ。
ヴェロネーゼと助手の「最後の晩餐」は、イエスと同じ皿に手を伸ばしているのでこれがユダかと思ったが、金貨の入った袋がわかりづらかった。
ヴェロネーゼの「聖家族と聖バルバラ、幼い洗礼者聖ヨハネ」は女性の金髪と金の衣装が美しい。
「カナの婚礼」、またルーヴルで見たいなあ。
点数は少なかったけれど、充実した展覧会でした。
(すでにこの展覧会は昨日で終了しています。)
この日の上野公園の桜。
昨日は土曜出勤日。
仕事を終えて、近くのラーメン&つけ麺のお店へ。
前々から行こうとは思っていたのだけど、なんか機会がなくて・・・
タウン誌?に味玉サービスとあったので行ってみることに。
本当は、つけ麺好きのワタクシとしてはつけ麺にしたいところだけれど、何せ味玉食べなきゃいけないから(笑)、基本のらーめんを注文。
ワタクシは並盛(200グラム)、同居人は大盛(300グラム)。大盛も追加料金なし。
おおっ、味玉おいしそう~(実際中がとろっとしていておいしかった)
他に、チャーシュー、なると、メンマ、ねぎ、海苔、小松菜。
ねぎは少なめで、そのかわりの青みが生の小松菜!チャーシューと小松菜をちょっと沈めて暖めつつ食べ始める。
麺はやや太め。
チャーシューが分厚くて、でもほろほろ。
小松菜も意外とあいますね。
スープは和風で、鰹節より煮干しっぽい味の方が勝ってるかな。
そして結構濃いので、これならつけ麺でもいけそうな感じ。
今度は是非、つけ麺にチャレンジしてみよう!
東京都新宿区新宿1-7-2 藤和新宿御苑コープ 1F
ラベルが楽しい!!
スペインの赤ワインである。
綺麗なルビー色。
あけてすぐはとがった感じがしていたが、次第にまろやかに・・・。
これ好きだな。
これは2013年産だけれど、前の年も飲んでいたのだった。
全然違うけれど、やっぱりラベルが気にいったワインだった。
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