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2017/05/06

【大エルミタージュ美術館展】

art-24 【大エルミタージュ美術館展】 森アーツセンターギャラリー

1705061
連休2日目は六本木へ。
まずは、大エルミタージュ美術館展へ。
エルミタージュ、しょっちゅうやってるイメージだけれど、何せ所蔵点数は300万点以上(!)というから、何回行っても全部は見られないですねぇ・・・
今回は、16世紀から18世紀までのいわゆるオールドマスター・・・ルネサンス、バロック、ロココの巨匠たちに絞っての展覧会。
構成もわかりやすく、思ったより楽しめました。

プロローグ
エルミタージュの基礎を作ったエカテリーナ2世の肖像画からスタート。
さすがの貫禄!
それより、マント?についているたくさんの動物のしっぽはなーに?テン??

第1章:イタリア:ルネサンスからバロックへ
ティツィアーノの「羽根飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像」。なぜか右をはだけているという・・・モデルは画家の愛人とも言われているが、ちょっとなまめかしい。
ドルチの「聖チェチリア」が美しい。この聖人知らなかったのだが、音楽の守護聖人らしい。
バトーニの「聖家族」は、めずらしく室内の聖家族。モデルになった家族がいたのだろうか。
ストロッツィの「トビトの治癒」。息子トビトに大きな魚の内臓で治療してもらうトビアス。旧約聖書の物語ですね。魚が怖いのですが・・・
カナレットなど大好きな風景画もたくさんあった。
バニーニの作品はまるで廃墟の画家ロベールのよう。
一番気にいったのは、ベロットの「ドレスデンのツヴィンガー宮殿」。今も変わらないツヴィンガー宮殿が詳細に描かれている。

第2章:オランダ:市民絵画の黄金時代
風俗画、風景画、肖像画、静物画など新ジャンルが台頭したオランダ絵画。
ホントホルストの「陽気なリュート弾き」、「陽気なヴァイオリン弾き」が楽しい。ヴァイオリン弾きが飲んでるのはビールだろうか。
レンブラントは「運命を悟るハマン」は旧約聖書のエステル記からの絵。レンブラントらしい光と影はあるものの、若干弱いか。
ピーテル・デ・ホーホの「女主人とバケツを持つ女中」は風俗画ではあるが、遠景も細かく描かれていて、そこも見どころ。
デ・ヘームの「果物と花」は単純な静物画ではないようだが(寓意が表されている)、蛇とかとかげとか蟻その他の虫もたくさん描かれていてじっくりと見てしまう。

第3章:フランドル:バロック的豊穣の時代
まずはブリューゲル。
ピテール・ブリューゲル2世作と思われる「スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色」はブリューゲル的に細かい。
氷の手前、穴あいてるよね!罠、鳥とれるの?
ヤンの「魚の市場」は真ん中あたりにキリストがいる?
ルーベンスの2作品はそれほど特徴的ではなくて、工房の「田園風景」の方がらしい。
一瞬、ルーベンスかと思ったのはヨルダーンスの「クレオパトラの饗宴」。クレオパトラがルーベンス的で。
テニールスも好きな画家だが、「厨房」が賑やかしく楽しい。奥に描かれているのは画家自身だそうだが、ちょっと偉そう?(笑)
「厨房の猿」も擬人化されていておもしろい。
ブールの「猫の頭部の4つの習作」はちょっと怖いな。猫がリアルすぎる。
スネイデルスの「鳥のコンサート」はこれでもかと鳥がいる中で、なぜか蝙蝠まで!指揮者はフクロウなのだけど、見事にまとまらないオケだ。

第4章:スペイン:神と聖人の世紀
スルバランの「聖母マリアの少女時代」。ピュアなマリアだけれど、ちょっとマリアには見えないんだよなあ。自身の子供がモデルだったんだろうか。
そして、ムリーリョがやっぱりいいですね。
「受胎告知」、「幼子イエスと洗礼者聖ヨハネ」。見ていると心が落ち着く。

第5章:フランス:古典主義的バロックからロココへ
華やかなパート。
プッサンの「エジプトの聖家族」はエキゾチックな感じなのだけど、ブーシェの「エジプト逃避途上の休息」は・・・あまりにゴージャスすぎませんか??マリアが裕福な女性みたい。
ランクレ、ヴァトーはロココですね。優美。
ランクレの「春」、「夏」は明るくていいなあ。
シャルダンも1枚。「食前の祈り」。シャルダンというと静物画のイメージだけれど、風俗画も描いており・・・この題材の作品は前にも見た・・・と思ったら、三菱一号館でのシャルダン展で見たんですね。
フラゴナールと弟子ジェラールの「盗まれた接吻」。ジェラール(女性)は服の表現に特徴がということだったが、すっごいリアルなんですね。ホントに着られそうな。
ロランは「トビアと天使のいる風景」。風景画のようで、聖書の物語。これ好きだなあ。魚がやっぱり怖いけど。
この章のラストはロベール=廃墟の画家。ロベール大好きです。

第6章:ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で
この章でパッと目に入るのはクラーナハ「林檎の木の下の聖母子」。マグネット購入。聖母が冷たい感じ。クラーナハは特徴的ですね。やっぱり。
ゲインズバラの「青い服を着た婦人の肖像」は服より、盛り髪が気になったりしたが(笑)、ドレスはキレイです。
ウェストの「蜂に刺されたキューピッドを慰めるヴィーナス」のキューピッドはとってもキュートでした。

すごい有名な作品がきているわけではないですが、よい作品が多く見応えあり。
是非どうぞ。

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