東海道五十三次歩き(第3回) 蒲原~由比4
(3より続く)
地蔵堂を通り、由比川を渡って少し行くと、春埜製菓が見えてくる。
このお店には弥次さん喜多さんも食べたというさとう餅がたまご餅と名前を変えて発売されているというので、是非食べたいと思っていたのだが・・・
お店をのぞいてみると、バラ売りも箱売りも置いていない様子。午後だから売り切れてしまったのか、平日はあまり置いていないのか・・・
とても残念である。
ツナ缶で有名ないなば食品の前を通り、ちょっと右に折れて桃源寺へ。
山門脇に双体道祖神。富士川以西では珍しいという。
入ると、大いいちょうが。こちらは雌木。
境内には羅漢さまが点在しているが、奥には七体の石仏観音菩薩像がある。
左から、不空羂索、如意輪、准胝、十一面、馬頭、聖、千手。
いいですねぇ、こういうお寺。
その裏手にあるのが地持院。
代掻き地蔵なるものがあると聞いていたのだが、パッと目に入ったのは見守り地蔵とわらべ地蔵。
代掻き地蔵は探せどなく・・・
どうやら本堂にまつられている模様で、結局見ることができなかった。
お隣の豊積神社にもまた大いちょうが。こちらは雄木で、桃源寺の銀杏と夫婦とか。いずれにしても、大木で写真に撮るのが大変だ。
東海道に戻る道で、ついに猫の撮影に成功!
午前中一匹出会っていたのだが、逃げられてしまい・・・
しかし、この猫は堂々としてまったく逃げるそぶりもみせなかった。
由比漁協を過ぎたあたりで東海道は右折、階段を登る。
登った先に天満大自在天神(北野神社)があり、鳥居の前に常夜燈があった。
前回と違って、この日はそれほど、常夜燈に出会っていない。
そして、ここには白猫が。不敵な面構え!にゃん相が悪いぞ(笑)。
それとともにめずらしい鳥にも出会った。イソヒヨドリである。
綺麗な色!
見ざる言わざる聞かざるの庚申塔を見て、馬頭観音があるあたりがもう由比の駅の上。
時間はもうちょっと余裕がありそうだったので、もう少し先までいって引き返すことにした。
東海道から右へ入ってちょっと寄り道。
このあたりは、ミカン類とともに枇杷の木がたくさんあり、どうやら産地の模様。収穫まではもうちょっとだろうか。
そういえば、道々、いろいろな種類の柑橘類が売られており、すぐに帰るんだったらば買ったのだけど・・・さすがに荷物が重くなるので買えなかった。
宗像神社の境内には相撲場跡とあり、軍配の形をしたオブジェがあった。
先を進むと、由比地すべり管理センターがあり、そこからは薩埵峠が間近に見える。
ほどなく再び東海道に降りていくと、小池邸がある。
小池家は代々名主を務めていた家で、このお宅はなまこ壁、大戸、くぐり戸を残している。
ぎりぎり中も見学出来る時間だったので、ちょっとだけお邪魔し、庭も拝見。
というところで、そろそろ時間となったので、次回はここからスタートとし、由比駅へと引き返した。
切符を買っていると4時27分に間に合わないなあ、でも仕方ないか、待とうと思っていたのだが、な、なんと!駅には駅員さんがいなかった!
しょうがなくスイカで入ることにし、走って27分の電車に乗ることができた。座ってウトウトする。
三島ではいったん改札を出て、新幹線の切符を購入、再び走って5時20分のこだまにのることができた。前回、前々回より2台早いこだまである。
意外と混んでいて、席が離れてしまったが、熱海で隣の人が降りたので、並んで座る。
7時半前には最寄り駅に到着。
今回もまた庄やで乾杯!
生ビール×2、谷中生姜、静岡おでん、煮穴子の炙り焼き(お通しは生しらす)。
さてさて、次回は来月半ばですが、お天気がよければ薩埵峠を越え、江尻あたりまで行きたいと思っています。
晴れるといいなあ。
(完)
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