三上延『ビブリア古書堂の事件手帖7』
本日の本
book-14 『ビブリア古書堂の事件手帖7』 三上延著 メディアワークス文庫
STORY:ビブリア古書堂訪れた道具商が置いていった1冊の本。シェイクスピアの古書を巡る謎解きにいどむ栞子さんと大輔がたどりついた先は・・・
☆☆☆☆ビブリア第7弾にして最終巻。
今回はシェイクスピアにまつわるお話で、いつも通り蘊蓄たっぷり!
いやほんと、普段は引っ込み思案な栞子さんが、本の話をし始めるとスイッチが入る・・・というのも、大輔くんが不器用だけれどいい奴というのも変わらず、ある意味安定のシリーズ。
これまだいろいろな謎がばらまかれていて、どうやって収束させるんだろうと思っていたけれど、いやなるほどね、上手い具合に着地。
栞子さんの母親がずっと謎めいた存在で、敵なんだか味方なんだかわからなかったのも、落着。
いや~いろいろな因縁があったんですねぇ。
栞子さんと母親、祖母、祖父、そして、大輔くんの祖母、従兄弟・・・
最後は、いろいろな人物が絡み合い、どう転ぶかという場面が結構スリルがあっておもしろかった。
そして、結末はめでたしめでたし。
栞子さんと大輔くんも・・・
とくればこれで終わりだよね、やっぱり。
寂しいなあ。
もっと続いてほしかったなあ。
という願いがかなったか、番外編やスピンオフを書いてくれるようでホッ。
まだまだ楽しめますね。
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