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2017/06/21

東海道五十三次歩き(第4回) 由比~江尻4

(3より続く)

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そしてそこからすぐのところに坐漁荘。
水口荘も度々訪れていたという西園寺公望が晩年を過ごした別荘である。
入り口でパンフをもらい、中に入っていくとボランティアガイドの方がいらして案内して下さった。
いやはや立派ですねぇ。
といっても、本物は明治村に移築されていて、忠実に復元された建物なのである。

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公望公は竹が大好きだったとかで、天井や格子なども竹だったり・・・格子には中に鉄が入っていて容易に侵入できないようになっており、また茶室は防犯上危ないということで作られなかったとか。
2階のうぐいす張りの廊下も防犯のために作られたのかも?
歩くとキュッキュという床で、結構うるさい。なんかおもしろくて何度も歩いてしまったが。
そしてはじめて知ったこと。西園寺公望の家系をさかのぼっていくと、藤原鎌足にいきつくこと。長い長い家系図をもらってきた。


すぐ近くに三保の松原が見えるという清見神社があり、行こうと思ったのだが、線路の向こう。どうやって渡るかわからず断念。

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そこで、水口ギャラリーで聞いた井上馨の座像を見に行く。昔、井上馨の旧邸がこの近くにあったらしいのだが、なぜこの公園(清見潟公園)の片隅にあるのだろうか・・・

静清バイパスをくぐり、静かな道に入る。踏切を渡り東海道線の北側へと出る。
延命地蔵、常夜灯を撮影、東光寺へ。
庚申塔の一種、青面金剛童子があると言うのだが・・・散々探して、結局入り口にあったのだった。
なんか、勝手に青い顔で金剛でできた子供の像があるイメージだったんだけど(笑)、石なのだった。

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庵原川を渡ったところで見えてきたのが、旧東海道松並木の松。明治はじめには311本もあった松が今では2本になってしまった・・・というのだが、ん?1本しか見えないのだけど・・・ひょろ長い松だ。

というところで急にくたびれたので、サークルKでゼリーとロイヤルミルクティーを買って外の椅子で休憩、生き返る。

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延命地蔵尊、馬頭観音(ここの馬頭観音はわかりやすい)を撮影、藍染川橋から川を眺めると、なんと細い川!これでも川?

Photo
津島神社の先は二股に分かれているが、分岐点に松が植えられている。細井の松である。このあたり、松並木があったらしいが、戦時中航空燃料の原料として伐採された際、多くの人骨が出てきたという。東海道で行き倒れた人々の骨で、町の人がお寺に納骨、無縁さんの碑が建てられた。

その後、わりとすぐに一里塚跡(42里)があるはず・・・だったのだが見つからない。キョロキョロしていると地元の方が、このあたりよと教えてくれた。何も残っていないのだった。

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高札場跡も江尻宿の東木戸跡もわからないまま、清水駅到着。
駅前のロータリーの東照宮記念塔(久能山東照宮まで11キロであることを示している。5年前にこの場所に移転)を撮影して、歩き終了。

4時41分の熱海行きに乗り、三島で乗りかえ。
5時50分のこだま(この日は余裕で座ることができた)で東京へ。
8時前に最寄り駅に到着。
北海道にて、夕ご飯。生ビールと白ワイン。お料理は海鮮サラダ、ズワイガニ入りチーズフォンデュ、いくらおにぎり。
9時半に帰宅しました。

帰宅まで約34500歩でした。

次回は三保の松原にちょっと寄り道したあと、静岡まで歩く予定です。
梅雨まっただ中、お天気がどうなりますことやら。
(完)

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