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2017/07/18

東海道五十三次歩き(第7回) 府中~藤枝1

梅雨の時期はお天気がギリギリまでわからず、行けるのかどうか最後まで決められず・・・
今回は雨も降るし暑そうだしでいったん中止としたのだけれど、雨マークが消え、曇りベースで思ったより暑くないに違いないと踏んで、前日午後3時に行くことに決定。
自分の中では、ほぼ中止と思っていたのであまり下調べをしておらず、前日夜慌てて勉強するはめに陥った。それでも勉強不足は否めず・・・

前回と同じ電車に乗り(切符は前日購入)、いつもと同じこだま(6時56分)に乗る。
安倍川餅のお店があいていたら食べようと思っていたので、パン1個で軽く朝食を済ませる。
いつもなら、新幹線の中からちょくちょく富士山が見えるのだが、この日は暑い雲に覆われ、一瞬裾野が見えただけだった。

静岡駅には8時24分に到着、8時半に歩きはじめる。
まずは前回のゴールだった江川南の交差点へと出る。
すでに暑い気配がしていてちょっとイヤな予感・・・

2
呉服町も右折し、伊勢丹のところで左折。
ちょうど伊勢丹の前に札之辻跡があった。

1
マンホールがカラフルだ。

少し中に入ると銀座跡(銀座は昔駿府にあってその後江戸に移された)や十返舎一九生家跡があるようだったがパス。
いつも、歩き始めは結構脇道にもそれていろいろと行くのだけれど、この日はある使命があったので・・・
しかし、十返舎一九って静岡の生まれだったんですね。やっぱり東海道中膝栗毛読んでみないといけないかなあ。

七間町を通り抜け右折すると急に静かな道となる。
そして津島神社を左折、この通りは新通りである。
新通りからもチラチラ見える本通りが元々の東海道であったところ、家康が府中の街を整備した際、新通りを作った。新通りからは駿府城天守閣と富士山が一直線に見えたらしいのだが、現在ではお城はないし、富士山もビルがあって見えない・・・のかこの日、雲がかかっていて見えなかったのか・・・

わさび漬の有名店田尻屋やたい焼きやさん(さすがにまだ営業時間外)を通りすぎてしばらくいくと安倍川の川会所跡(西見附は標柱がないためいつの間にかとおりすぎていた)。
大井川などとともに架橋が禁じられていた安倍川は川越人夫に川を渡してもらわなければならなかったのだが、この人夫を監督する所が川会所だった。

3
隣の弥勒緑地には、安倍川架橋の碑、明治天皇小休所跡の碑、そして由比正雪の墓跡もあった。由比で生家とされる正雪紺屋を見て、そしてお墓の跡である。

正直な川越人夫(財布を拾って持ち主に私、どうしても礼金を受け取らなかった)の顕彰碑である、安倍川の義夫の碑を見て、安倍川餅のお店2軒が見えてきた!

4
創業210年の石部屋はガイドブックによれば10時開店とあったので、まだ9時半前、絶対無理だなと思っていた
のだが、なんともう開いていて先客あり!
ということで、入店。
甘いのならあべ川もち、辛いのならからみもちと説明され、やっぱりここは安倍川餅だよねということで注文。

5
注文してから作ってくれるので、柔らかい!
元々は安倍川餅はきなこのお餅だったらしいけれど、あんこ5個、きなこ砂糖5個で出てくる。どちらもおいしいですねぇ。
今までおみやげとして売っている安倍川餅しか食べたことなかったけれど、全然違いますね。
開いていてラッキー!
お茶もついて、600円でした。
からみ餅はわさび醤油でいただくらしく、こちらもおいしそうだけれど、さすがにお餅はおなかいっぱいになるので食べられず。残念!

川を渡る前に、首地蔵を見に行く。
首というからまさか首しかないんじゃ?と思っていたが、フツーのお地蔵さん。
なんでも今は弥勒緑地になっている正念寺にあって、処刑場だったのでこの名前だそうである。
その裏には水神社。
大きな川の傍には必ずといっていいほどありますね。

6
そして安倍川を渡る。大きな川だ。
振り返ると富士山が見えるはずだった・・・が、あいにくと富士山方面は曇っており(晴れているのに)見えなかった。残念!

山門に武田菱がある高林寺。
ゆっくり見たいところだが、写経会なるものが行われていて、じっくり見る雰囲気ではなく、子育地蔵尊の写真だけ撮って退散。
白い馬が置かれた木馬堂も見たかったが、どこにあるかわからず。

怖いいわれのある地蔵尊を見て(殿様不在の時に奥方が妊娠し、召使いが「奥方を守るため寝ている時も腹に手を当てていただけ」と言ったが、生まれてきたのは手だけだった。殿様はそれを捨てて供養のために地蔵を建てた)、君盃酒造(街道沿いによく酒蔵があるのだが、まだまだ歩くとあっては買うわけにいかず、残念)を通り過ぎてしばらくいくと松が見えてくる。そこそこ大きな松だ。
7

(続く)

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