【吉田博展 後期】
art-37 【吉田博展 後期】 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
初日に行った吉田博展の後期に行って参りました。
先週土曜日の午前中に行ったのですが、混み混み!この美術館でこんなに人がいたのははじめてかも・・・
さすが人気ですねぇ。
前後期で66点入れ替えで、それらを中心に鑑賞。
詳しい説明等は省略、軽く感想を。
第一章 不同舎の時代
やはり、人物画などより風景画がいいですね。デッサンも水彩画も。
飯能、御岳、養沢など。
静かな風景にホッとする。
第二章 外遊の時代
季節、時間にこだわって描いてた吉田博。
今回も、「朝」、「農村の夜明け」、「昨夜の雨」など素敵な作品があったが、
一番のお気に入りは「雪かき」。
「フロリダの熱帯植物園」、「ロイヤル・ポインシアナ・ホテル」はエキゾチックな雰囲気で、ちょっと異質か。
「池の鯉」を見て連想したのは、水前寺公園で陸に上がってきた鯉たち。怖い(笑)。
第三章 画壇の頂へ
この章はあまり入れ替えなし。
前期も見た「槍ヶ岳と東鎌尾根」、「バラ」がやっぱり素晴らしいのだが・・・
今回のお気に入りは、水彩画の「檜原下川のつなさんの馬」と「富士登山図」。後者は日本画で、こんな絵も描いていたんですね。
第四章 木版画という新世界
欧州シリーズ、日本アルプス十二題が前後期で入れ替え。
「ユングフラウ」、「ヴェニスの運河」。また行きたいなあ。
日本アルプスもいいんだけど、これ!「雷鳥とこま草」。雷鳥はこどもだろうか。かわいい。
風景として好きなのは、ちょっとガスってる「鎗ヶ岳」。神秘的な槍だ。
どちらのシリーズも全部並べて見たかったところ。
東京拾二題の隅田川の変化も美しい。
まあでも、やっぱり山の版画がいいかなあ。
第五章 新たな画題を求めて
前期でも気に行った「カンチェンジェンガ」だが、後期にも別バージョンが。
今回は午後のカンチェンジェンガ。やはり、並べて見たい!
だんだん暗くなる様子が美しい。
第六章 戦中と戦後
入れ替えは「蘇州」のみ。
戦時中の画だが、明るい。
残念ながら、展覧会は明日で終わりですが、是非どうぞ。
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