東海道五十三次歩き(第11回) 掛川~見付4
3より続き
すぐ先に裸祭りで有名な矢奈比売神社(見付天神社)の参道がある。


上がっていくと待望の猫発見!この日、ようやく遭遇した猫たちは、にらみあって動かない。こちらには愛想はよ
かったけれど。

赤い鳥居のところに精悍な犬の銅像がある。
しっぺい太郎だ。
昔々白羽の矢が刺さった家の娘を生け贄としてささげる風習があり、その怪物を退治したのがしっぺい太郎(信州からつれてきた犬)だということだ。
街中にいくにつれ、なんかゆるキャラがいる、犬かな?と思っていたのだが、この犬だったんですね。しっぺいというキャラと、後から知った。銅像とはだいぶ違うけど(笑)。
先を急ぐのでお参りはせず、通りへと戻る。
しっぺい太郎やあわ餅(この日、粟餅のお店井口製菓は休業日)、裸祭りなどのタイルが歩道に埋め込まれている。
予備校まで昔の建物風でおもしろい。

静岡銀行前の問屋場跡を過ぎ、到着したのは見付学校。ここが4時半で終わってしまうので急いでいたのだ。
見付学校は明治8年に開校した、現存する日本で一番古い小学校。
木造の洋風建築で下の石垣は遠州横須賀城のもので、3階+2層=5階建てで、美しい建物だ。
受付でどこからきたかを書いて入場(無料)。スリッパに履き替える。

中は昔の教室が再現されていたり、教科書の変遷、遊び道具、民俗資料、郷土資料などが置かれる資料館になっている。教室の人形が妙にリアル(笑)。

伝酒井之太鼓もあった。三方原の戦いの際、家臣の酒井忠次が太鼓を打ち、武田軍は家康の策と思い攻撃を断念したというもの。
4階、5階からは外の景色が見える。上がる階段が急でスリッパが脱げてしまったが・・・靴下で歩いた方が安全じゃないのかなあ。
お隣にあるのが淡海国玉神社。


祀られているのは大国主命。というわけで、狛犬ならぬ狛うさぎがいるのだった。右のうさぎは鞠、左のうさぎは子ウサギを持っている。
見付学校のためにちょっととばしてしまったところに戻る。
大見寺である。日本ではじめて空を飛んだ岡山出身の表具師、鳥人幸吉の墓があるとのことだったが、結局どこかわからなかった。岡山を所払いとなり、最後に見付に住んだという。
脇本陣の切妻屋根ののった門を撮影、マックスバリュでお茶を買い、おみやげに又一庵できんつば(普通のと芋と)を購入。1個は歩きながら食べようと思ったのだが、その後雨が降ってきたので断念・・・残念。
すぐ先左を入ると、日本左衛門の墓と伝わる墓石があるという見性寺があるようだったが、これまた断念。いつものことながら最後の方はカットが多くなってしまう。

交差点を渡ると姫街道の道標。
そのまま細い道を直進すると姫街道だが、いずれこれはまた歩くことになるだろう。
左に折れたところに西木戸跡。見付宿を出る。

その先を右に入ったところが西光寺。
山門は、家康が別荘として築かせた中泉御殿の門を移築したもの。
お寺は恋愛成就のパワースポット?らしいが、大楠が見事だった。この日はずいぶんと大きな木を見てきた。
次第に小雨が本降りに近くなってきて傘を取り出す。
ゴールまでもうちょっとというところでよかったと思う。
だいぶ日の入りも近づき暗くなってきたが、最後に府八幡宮に寄る。
ホントはもうちょっと明るい時間に見たかったところだけれど。

楼門は1635年に建立され、数年前に大規模な修復工事を行ったもので、大変立派。
中門は1800年代に入って再建されたもの、本殿は1617年に建立されたものだそうである。
そして磐田駅へと向かう。

駅近くにジュビロのマスコット、ジュビロくん(静岡の県鳥サンコウチョウがモチーフになってるらしい)があったが、しっぺいもあったようだった。暗かったので次回のスタート時に撮影しよう。
磐田から掛川まで戻り、駅弁を買う。
前回の新幹線にはちょっと間に合わず6時半過ぎのに乗った。わりと空いている。

早速駅弁(&ビール)タイム!
今回は浜の釜めしである。うなぎがちょっぴりのっているのがうれしい。
ワタクシ的には結構なご飯の量だったが、よく歩いたので完食。歩いたあとのビールがおいしい。
東京駅で乗りかえ、帰宅は9時半だった。
帰宅まで46000歩ちょっと。今回もまずまず歩きました。
次は浜松へ!
(完)
« 東海道五十三次歩き(第11回) 掛川~見付3 | トップページ | キリン グランドキリン IPA »
「街道歩き」カテゴリの記事
- 鎌倉街道歩き 鶴岡八幡宮~藤沢藤が岡5(2025.06.19)
- 鎌倉街道歩き 鶴岡八幡宮~藤沢藤が岡4(2025.06.18)
- 鎌倉街道歩き 鶴岡八幡宮~藤沢藤が岡3(2025.06.17)
- 鎌倉街道歩き 鶴岡八幡宮~藤沢藤が岡2(2025.06.16)
- 鎌倉街道歩き 鶴岡八幡宮~藤沢藤が岡1(2025.06.15)


コメント