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2017/10/24

東海道五十三次歩き(第11回) 掛川~見付3

2より続き

思いがけない出会いに感激しつつ、先を急ぐ。

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まずは東本陣公園。東本陣跡の冠木門がある。

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向かいにはきれいに整備された袋井宿場公園。

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問屋場跡、高札場が再現された本町宿場、明治天皇聖蹟碑、国貞の東海道五十三次(川崎宿で見た)の案内版を通り、今度は袋井西小学校。
こちらにも「東海道どまん中西小学校」の看板がかかっていた。

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ちょっと急ぎ気味に歩いてきたのは、澤野医院記念館を見学するため。
だったのだが、なんと土日しか開いていないのだった。1727年にすでに内科医としてやっていたところで、洋館は大正時代、病棟は昭和一ケタの頃に作られたという。
残念だったが、少し余裕ができたことでホッとする(笑)。外観の写真を撮って先に進む。

寺沢家長屋門、津島牛頭天王社のお札が松並木で見つかり、ご祭神をお迎えしたという津島神社、広重の狂歌入り東海道五十三次の絵の案内版を見た先でうっかりそのまま県道を歩いてしまい・・・
慌てて戻り旧道に入る。

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そこに立派な木原一里塚が。古文書の記録に忠実に再現されたものだという。

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許禰神社の入口には、古戦場木原畷の碑及び家康腰掛石がある。
家康が大敗を喫した三方原の戦いの前哨戦となったのが木原畷の戦いである。
徳川の様子を探りにきて村人に殺された、武田勝頼の家臣笹田源吾の供養塔が裏の長命寺にあるようだったが、パス。
この人に由来する木原大念仏についての説明が書かれたゴミ集積所があった。

県道に合流、西木橋を渡ったところで磐田市に入る。

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高さ19メートルの大楠があると聞いて須賀神社に行ってみる。
確かに大きい!そして、洞がおもしろい感じである。
しかし、ちょっと裏に回り込んでみたら・・・
上の方の洞にたくさんの蜂が出入りしてるじゃないですか。
刺されたら大変なので早々に退散する。

大田川を三ヶ野橋で渡り旧道に入ると、上り坂に松並木が見える。

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このそばに日本一とんぼがいる沼があるとのことで、磐田のマンホールはとんぼだった。

この先の山越えには7つの時代の道が通っている。
江戸以前の鎌倉の道、江戸時代の旧東海道、明治27年開通の明治の道、大正6年開通の大正の道、昭和30年開通の昭和の道、平成2年開通の平成の道と質屋通いの隠れ道(間道)があるという。この最後の道はよくわからなかった。隠れ道ですからね(笑)。

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マップによれば江戸の道を行くようになっていたが、どまん中茶屋の方が是非鎌倉古道を行きなさいと言っていたので、左に折れて鎌倉の道を行ってみる。

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この日は、こんな道を通る予定ではなかったのだけど(笑)。でも、おすすめに従って行ってみてよかったな。趣があって。

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登ったところにあるのが古戦場の大日堂。この高台からは袋井の方まで一望できたとのこと。確かにそうだった。
ここでしばし休憩。みかんとクリーム玄米ブランスイートポテトを食べる。
ゆっくりしようと思ったが、蚊の攻撃を受け退散・・・まだいるのか!
手の甲を刺されてしまった。

江戸の古道を下り、明治の道を上がっていく。明治の道は全然風情なし(笑)。
薬師堂の道標を右に折れた先に立場跡(峠の茶屋)があった。このあたりが峠だったと思われ、徐々に道は下っていく。ゆるやかに下った先は急激に下がる。
松並木がまた出てくるが、これは大正時代に整備されたものとのことだ。

「従是西 見付宿」の榜示杭があり、国道一号線に合流する。

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歩道橋を渡ると、小高くなったところに遠州鈴ヶ森の看板が見える。
相当急な階段を上がったところがそうだったのだが・・・
なんというか、ちょっと拍子抜け。品川の鈴ヶ森刑場跡のようなのを想像していたので・・・
強盗の日本左衛門の首がさらされたところだそうだが、供養塔があるのみ。

再び旧道へと入る。
秋葉燈籠、旧三本松を通り過ぎる。
見付宿は、東は三本松、西は一本松に挟まれた宿だったという。
ここから、坂を下っていく。

下った先に、木戸跡。
向かいに上がっていく愛宕神社内に一里塚があったようだが、少々先を急ぐのでパス。ここに上がると宿全体が見渡せたようなのでちょっと残念だ。

4へ続く

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