【北斎とジャポニスム展】
art-4 【北斎とジャポニスム展】 国立西洋美術館
今度の日曜日でおわってしまう展覧会へ行って参りました。
美術館に着いてびっくり!チケット購入の列の長いけれど、入場まで20分待ち。
もうすぐ終わりだからかな~
そして、中に入っても、浮世絵の展示だとどうしても混むんですね。
いやはや、見るの大変でした。点数も多かったし。
この展覧会のコンセプト、西洋近代芸術の展開をジャポニスムという観点から編み直す・・・
ということで、おもしろい視点だなあと思ったものの・・・
ちょっと無理があるかな~という部分もあり・・・
ポスターにあるモネの踊り子とお相撲さん、カサットの「青い肘掛け椅子に座る少女」と布袋さんとかは、ポーズが同じだし、セザンヌのサント=ヴイクトワール山と富嶽三十六景の1枚は構図が似ているとか、モネのポプラと富嶽三十六景の保土ヶ谷の木のうねり方は同じとか、ふーんとは思うものの、北斎の影響を受けて描いたとまでは言えないんじゃないかなというのが素直な感想。
もちろん、構図、切り取り方とかポーズとか、影響を受けているのだろうなあと思わなくはないけれど、むしろ、そっくりさんをよくみつけてきたなと(笑)。
だんだん見ながら、これ似てる!いやこれは全然似てない!とか言うのが楽しくなってきました・・・
単純に、いい絵が来ていたので十分楽しめたのでいいんですけども。
ということで、気に入ったものをあげていこうと思う。
・アンリ・ゲラール「靴への襲撃」 これはおもしろい!
・ボナール「洗濯屋の少女」 犬がポイント。おもしろい構図。
・ゴーガン「三匹の子犬のいる静物」 うまへたな感じだけどかわいい。
・モネ「黄色いアイリス」 この美術館所蔵でよく見るけれど好き。
・モロー「ヘラクレスとレルネのヒュドラ」 妖しげなモローいいなあ。
・クローデル「波」 手のような波!
・リヴィエール「エッフェル塔三十六景」 これは確かに北斎の影響を受けているというか、富嶽三十六景をエッフェル塔におきかえて描いたもの。これも好きな作品。
今まで知らなかった北欧の画家たちの作品はどれもよかった。
これからますます混むかもしれませんね。
是非どうぞ。
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