【仁和寺と御室派のみほとけ展】
art-9 【仁和寺と御室派のみほとけ展】 東京国立博物館
ブリューゲル展を見終わったのが5時半。普段ならここで帰るところだけれど、この日はさらにトーハクに向かう。
どうしても千手観音が見たかったから。
こんな時間というのに、中は混み混みでびっくり。
皆さん、遅い時間なら多少はすいてるかもと来るんでしょうね。
書などは見てもわからないので軽く流し、画、曼荼羅、仏像を中心に見て回る。
以下印象に残ったもの。
「薬師如来像」
わずか12センチの仏像。白檀に彫刻が施されているのが細かいな~
ぐるりと1周して見られるのだがかなりの列ができていた。
「孔雀明王像」
残念ながら国宝作品は前期展示だったが、孔雀に乗っているというのはおもしろい。
「鳥獣戯画甲巻、丁巻」
高山寺とは距離が近かったため、仁和寺の僧が写しをとったと言われる。ここで鳥獣戯画に出会えるとは!
「観音堂の再現展示」
普段は非公開の観音堂の仏像が再現展示されており、なんと撮影可!
どれも迫力ありますね。すばらしい!
「十一面観音菩薩立像」(道明寺)
道明寺というと桜餅を連想するけれど、まさにそこのお寺なんですね。
きれいな菩薩。
「馬頭観音菩薩座像」(福井・中山寺)
普段見る街道沿いの馬頭観音では馬頭がほとんどかけてしまっているが・・・
これは立派。顔はいかつい。
「如意輪観音菩薩座像」(兵庫・神呪寺)
これ、ツボにはまった(笑)。なんかやる気が感じられない観音菩薩(笑)。左後ろにある手でまわしているものはいったい何??
しかし、なんといっても
「千手観音菩薩座像」(大阪・葛井寺)
本当に千本手があるのはこれだけという。だいたいは42の手で千本をあらわすようなのだけれど、いやすごいよ、1000本!
いや、大きな手が40本、小さな手が1001本だから全部で1041本!
重そう・・・
よくよく見ると、手の形にはいくつか種類があるし、長さも違う。
大きな手はいろいろなものを持っており、中にはどくろ(なぜか丸くかわいい)も。鎌は怖いな。
頭もたくさんあるのだけれど、一つ一つ表情が違う。
まあ、とにかく大迫力!
これを見られただけでもいったかいありました!
混んでいるとは思いますが是非どうぞ。
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