東海道五十三次歩き(第18回) 小田原3
(2より続き)
箱根口を右折、小田原城へと向かう。なんだか人が多い。
正面入り口でなく、南入口から入ったのだが、立派な藤棚があった。樹齢200年とのことで、咲いたら見事でしょうね。
御茶壺橋(御茶壺道中と呼ばれる行列に由来)と言われる小峯橋を渡り、馬屋曲輪から馬出門(平成21年復元)へ。
お堀に沿って桜がとてもきれいだ。思った通り満開!
二の丸御殿跡を通り、銅門へ。これは平成9年に復元されたもの。
常磐木門(昭和46年復元)をくぐりいよいよ本丸へ。
ここまできたからには天守閣にも上ってみなければ!
ということで500円を支払って中に入る。
数年前に中の展示がリニューアルされたとのことで、キレイだ。
1階は江戸時代の小田原城について(歴代の城主・・・大久保氏~稲葉氏~再び大久保氏)、2階は戦国時代について(北条氏・・・秀吉に攻められて開城した)、3階は美術工芸など、4階は明治から現代に至る小田原城の歴史の展示(明治3年廃城となりのちに城址公園となる)で、知らなかったことも多く、大変ためになる展示だった。
そして展望デッキへ。
海、伊豆半島、真鶴半島、南足柄、丹沢(大山がうっすらと)、箱根(二子山がわかりますね)と360度いい眺め。欲をいえば霞がかかっていなければくっきり見えたのですがね。
降りてきて出口付近でかまぼこコレクションを撮影、外へ。
最後に二宮尊徳を祀る報徳二宮神社に寄る。
二宮金次郎の像と・・・
二宮尊徳翁の像と。
きんじろうカフェに寄りたいところだったが、時間がおしていたので断念。
藤棚の下で苺を食べてプチ休憩、再び歩き開始。
東海道に戻り、有名なあんパン柳屋ベーカリーをのぞいてみたが、どうやらあんパンは売り切れ・・・
残念。
真っ赤な鳥居の山角天神社を通りすぎ、人車鉄道軽便鉄道小田原駅跡碑を見る。
この場所から熱海までの25キロをなんと人力で!押したという。
東海道本線と箱根登山鉄道のガードをくぐった先に大久寺。
小田原藩主の大久保家の菩提寺だが、大久保寺ではなく大久寺。
宝篋印塔があった。ここも桜が満開。
通りを渡って居神神社へ。
なんでも、北条早雲に滅ぼされた三浦義意の首がこの前の松にさらされたが、3年間通行人をにらんだ末に守護神になったとか。
奥には古碑群がある。
三猿が着色された青面金剛庚申塔や、念仏塔、板碑、五輪塔陽刻碑・陰刻碑などである。
その先すぐに板橋(上方)口の案内板。小田原宿を出る。
ここからは旧道へと入る。
蔵のような建物はなに?と思ったら、100年にわたって醤油醸造業を営んできた内野家の店舗兼住宅だった。月に4回のみ公開されているようだ。
(4へ続く)
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