東海道五十三次歩き(第19回) 箱根4
(3より続き)
東海道に戻り、成川美術館入口のすぐ先にある身代わり地蔵を撮影。
梶原景季が斬りつけられた時に身代わりとなった地蔵という。まわりにたくさん五輪塔があった。
セブンイレブンがあったので、桃のヨーグルトドリンクを飲んで一息つく。
ふと湖の方を見ると・・・
なんと富士山が見える!雲がすっかり消えていた。
真っ白で美しい姿だ。
箱根杉並木の入口に葭原久保の一里塚跡。24里目である。
杉並木はとても立派。樹齢350年の杉もあるらしい。
東海道といえば松並木だけれど、この地は低温と高湿度で松が育たず杉が植えられたとのことだ。
芦ノ湖畔には4カ所に約420本もの杉があるという。
箱根杉並木の碑もあった。
途中、木立の切れ目があり、富士山も見えた。
杉並木が終わり、恩賜箱根公園に寄ってみる。箱根離宮の跡地である。
ミツバツツジがキレイだ。
旧離宮の西洋館をモチーフに建てられたという湖畔展望館。
2階からの富士山の眺めは大変よい。
アセビのトンネルをくぐり抜け、下に降りる。
右手に箱根八里歌碑があり、その先に箱根関所資料館がある。
入場料500円を払ってまず資料館を見学したあと、復元された関所を見学。
江戸口御門から入場、まずは獄屋、足軽番所の見学。
他の関所と違うのはシルエット展示(色がない)だということ。
資料では役人の衣装、身体的特徴がわからないため史実と異なった印象を避けるため、こうした展示にしているらしいけれど、なんか不思議な感じだ。
続いて遠見番所へ上がる。ここまで散々階段も登ってきた、まだあったか階段(笑)。
上からの眺めはとてもよい。まだうっすらと富士山も見える。
これならばよく見張ることができただろう。
降りて厩を見学、大番所、上番休息所を見る。
土間。
改め婆。
面番所。
というところで案外早く関所の見学を終え、京口御門から出る。
国道一号線に出て、箱根ホテルのところが本陣跡があるとのことだったが、うっかり解説板を見逃してしまった・・・残念。
最後に平和を願う碑と駅伝記念碑、駅伝を讃える碑を見て、この日の街道歩きを終了。
ふとバスターミナルを見ると、小田原行きのバスが見えた!
なんとか間に合い、乗り込む。
1台あとの方が新道経由のバスで結果的には早く着いたようだけれど、座れたのでまあよしとしよう。
バスは元箱根からたくさんの人をのせ、結構ぎゅうぎゅう。
揺れるバスの中でうつらうつら、こちらも揺れる(笑)。
6時前にバスは小田原駅に到着。
6時9分に始発の上野東京ラインがあったのでまたまた座り、爆睡。
いやはやよく寝た・・・
東京駅から中央線に乗り継ぎ、国分寺到着は8時半。
もちろん?庄やに入って、カンパーイ!
生ビール2杯、細巻き3種(ねぎとろ、ごぼう、きゅうり)、三陸わかめと三陸いさだの出汁巻き玉子で夕食。
帰宅は9時半すぎだった。
約4万歩。
箱根前半は終了。次回は後半部分を歩きます。
(完)
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