東海道五十三次歩き(第20回) 箱根~沼津1
前週に引き続いての東海道歩き。
またまた今回も火曜から水曜にかけて雨が降り・・・
しかも、前週よりも雨の量が多く、今回は箱根西坂で下りが多いため、大丈夫かなあと一瞬心配になったものの、まあストックがあればなんとかなるか・・・ということで予定通り出かけることに。
朝から晴れていて、中央線の中から富士山もちらりと見えたので、この日もバッチリに違いない!とこの時は思っていたのだが・・・
6時56分のこだまに乗って、早速朝ご飯。
今回も箱根ベーカリーのパン。やっぱりおいしいなあ。
30分ほどであっという間に小田原に到着。
7時45分の箱根町港行きのバスに乗り込む。
前回の帰りのバスでは爆睡してしまったので、今回はずっと景色を見て行こうと思ったが、やはり途中で寝てしまった。
ふと目覚めると、曇っている。霧もかかっている。むむむ、これでは富士山が見えないではないか。
案の定、箱根町港に到着しても、富士山はすっぽりと雲に覆われていた。
8時55分、気を取り直して歩き始める。
駅伝広場のレリーフ、駅伝折り返し地点の石柱を撮影。
往路ゴールと書いてある裏には復路スタートと書いてある。
道は国道1号線から旧道へと入っていくが、その角に山の神の祠があり、中に馬頭観音と地蔵菩薩が。関白道と書かれた石もある。小田原征伐の際、秀吉が通ったという。
すぐ先に駒形神社。
箱根宿が創設された時、付近に狼がたくさんいたため、唐犬2匹を手に入れて狼を退治したものの、犬は傷付いて死んでしまった。そこで、犬塚明神が建てられたという。
この石造物は犬かな、やっぱり。
斜め向かいに芦川の石造物群があり、ここから坂道が始まる。
前日大雨だったせいで、水が上から流れてくる。
石畳がはじまるが(向坂)、あちこち枝が折れて散らばっており、風も強かったのかもしれない。石畳は結構ぬれているので慎重に上る。この日もストックがかかせない。
国道合流直前に挟石坂の石碑があった。
この坂に至るまでに赤石坂、釜石坂、風越坂があったはずなのだけど、説明板を全部見落としてしまったようだ。下ばかり見て歩いてたもんで・・・
ここからはしばらく国道を歩いて箱根峠へと向かう。
箱根峠は標高846メートル。気温は13度と出ている。やはり下よりはだいぶ気温が低い。
静岡県に突入(函南町)!
箱根峠バス亭のところにあったのが、箱根の親不知(脚気地蔵)。
放蕩息子の行方を捜してこの峠まできた父親が脚気で倒れたところを、若い籠かきが介抱すると見せかけて刺し殺し財布をとろうとした。今一度顔を見るとなんと父親。自分ののどに短剣を突きつけたものの、死にきれず、山中の宿で相果てたという。
その先はエコパーキングの裏に歩道があり、途中に峠の地蔵がある。この後いくつか出てくる新箱根八里記念碑の一つで、女性8人の碑がある。橋本聖子、杉本苑子、橋田寿賀子、黒柳徹子、穐吉敏子、向井千秋、宮城まり子、桜井よしこ。
一番ビビッときたのは向井千秋さんのだが、形がおもしろいのは黒柳徹子かな。
玉ねぎ型で。
茨ヶ平の説明板のところで旧道へ入る。
八手馬頭観音がある。これ好き!
井上靖の碑もあった。
ここからは兜石坂を下っていくが、竹笹のトンネルになっていて、おもしろい。
兜石跡の碑があるが、実際の兜石はもうちょっと先にある。
なるほど!兜の形だ。
秀吉が兜を置いたとも言われるけれど、こんな大きな石におけるのかなあ。という疑問。
向かいにあった徳川有徳(吉宗)遺蹟碑(吉宗がここの茶屋で休憩した)のあたりが26里目(石柱は見逃してしまった)。芦の湖畔に24里目があったが、ここは26里。25里は欠番なのだ(120から126里に修正したためという)。
少し道をそれて小高い丘に登ってみる。
明治天皇宸賞之處の碑と東山魁夷の碑がある。
残念ながら富士山は見えなかった。
まあでも駿河湾の眺めはとてもよい。
東海道に戻り、明治天皇御小休跡碑を見て(明治天皇ありすぎ!)石割坂を下りていった先に念仏石。
南無阿弥陀仏と掘られた石もあり、これはこの先にある宗閑寺が行き倒れの人を弔うために建てたという。
大枯木坂を下りると開けて眺めがよい。
農家?の庭先を通るのだが、お庭がとてもキレイだ。
(2へ続く)
« サントリー 頂 極上ZERO | トップページ | 東海道五十三次歩き(第20回) 箱根~沼津2 »
「街道歩き」カテゴリの記事
- 中山道六十九次歩き(第34回) 北浦和~浦和宿~蕨宿~板橋宿~日本橋6(2024.05.04)
- 中山道六十九次歩き(第34回) 北浦和~浦和宿~蕨宿~板橋宿~日本橋5(2024.05.03)
- 中山道六十九次歩き(第34回) 北浦和~浦和宿~蕨宿~板橋宿~日本橋4(2024.05.02)
- 中山道六十九次歩き(第34回) 北浦和~浦和宿~蕨宿~板橋宿~日本橋3(2024.05.01)
- 中山道六十九次歩き(第34回) 北浦和~浦和宿~蕨宿~板橋宿~日本橋2(2024.04.29)
コメント