東海道五十三次歩き(第19回) 箱根1
3週間ぶりの東海道歩き。
前々日と前日と雨だったので迷ったのだが、当日は晴れということで、箱根を歩くことに。雨で滑らないかとちょっと心配ではあったものの、まあ大丈夫かなと。
前回箱根湯本で終わりだったので、ロマンスカーで行くことに。
いつもより早い電車に乗って(いつ中央線は遅れるかわからないので)、でも特に遅れることもなく、出発時間より相当早く新宿に着いてしまった。まあ、でも乗れなくなるという事態は避けたいですからね。
今回乗ったのは7時発の箱根湯本行きのロマンスカーだったのだけれど、3月17日にデビューしたばかりの新車両。
これがカッコいい!
窓がすごく大きくて眺望がいいし、いろいろと設備は整ってるし。
ということでご機嫌で乗り込み、朝食を。
我が地元でつい最近オープンした箱根ベーカリーのパンである。
箱根で買えって話だけれど(笑)、寄っているヒマもないので・・・
さすが!おいしいパンで感激。
いつも安いパンでの朝食だったのもので。次回も箱根ベーカリーにしようかな。
箱根湯本には8時27分到着。
前回の終わり、三枚橋まで戻り歩き始める。
まずはかわいらしい道祖神。
前回、伊豆型の道祖神を見たので、そんな感じになるかと思いきや、違ってましたね。まあ、箱根は伊豆・・・ではないか。
はじめに寄ったのは、早雲寺。中門はリニューアル中らしくなかった。
茅葺屋根の立派な鐘楼は秀吉が石垣山一夜城で使用したと言われている。
奥にはいろいろなお墓が。
北条五代のお墓。
右から1代目早雲、2代目氏綱、3代目氏康、4代目氏政、5代目氏直の墓である。
連歌師宗祇、稲津祇空の墓もあった。
江戸時代には多くの俳諧師が宗祇の墓に詣でたという。
二代将軍秀忠の侍医のお墓なるものもあった。
厄除石垣神社由来の説明板を通り過ぎ(神社自体はパス)、正眼寺へ。
入ってすぐのところ大きなお地蔵さん(石造大地蔵)があるが、これは前回行った紹太寺から、このお寺の焼失してしまった地蔵菩薩像の身代わりとして招聘されたものとのこと。
奥に曽我堂。小田原の手前からちょくちょく曽我兄弟関連が出てくる。
兄弟を供養するため親類縁者により建立されたものらしい。
供養塔もある。
曽我五郎の槍突石。五郎が病回復の証に槍で突いたとの言い伝えが残る。
道を少し進むと茶屋の道祖神がある。
斜め向かいに一里塚跡の碑。22里目である。
白川洗石生家跡の説明板もあった。象嵌細工の技法にミシンを応用することを考え、新しい木象嵌技法の普及につとめた人だそうだ。
箱根旧街道入り口にきた。
いよいよ石畳のはじまりだ。もっとも、はじめの石畳は約255メートルで終わり、すぐに県道へと合流する。
猿橋を渡った先で、猫発見!
この日は会えないかもと思っていたが、ぽっちゃり猫(笑)に遭遇できてうれしい。
いったん下った道はまた登り、石畳が終わるすぐ手前に箱根観音福寿院があった。
崖の上にあるお寺である。
下の温泉街がよく見える。
滝の音が聞こえていて、行ってみたかったが今回はカットした。滝マニアとしては残念だ・・・
しばらくは歩道のない県道を歩く。
駒沢橋を渡った少し先に観音坂の石碑。
関所まで名前のついた坂が実に13もあるとのことで、写真を撮るのに忙しい。
といいつつ、その先の葛原坂の説明板は見逃してしまったのだが・・・
えらく派手な門が見えてきた。
新興宗教の箱根大天狗山神社天聖院とのことで、中は撮影禁止。
これは目立つな~
須雲川インターを過ぎた先に初花の瀑碑。
初花とは浄瑠璃の箱根霊験記の登場人物で・・・夫の病気の治癒と敵討ちの成功を祈願してうたれた滝と言われるが、残念ながら滝を見ることはできなかった。ホテルはつはなのあたりからは見えるのだろうか?
須雲川の集落に入ってきた。
駒形神社に登ってみると、集落が見える。
ここには庚申塔などの石造物があった。
小さい滝を通り過ぎて鎖雲寺。
初花堂の中には、菩薩像の前に初花の像がある。
そして勝五郎、初花の墓(五輪塔)。
お寺の犬にベロベロになめられた手をふいて(笑)、小休憩。エネルギーチャージのゼリーの飲んで出発。
女転がし坂の石碑。
少し先に案内板があったが、馬にのった婦人がこのあたりで落馬し死んでしまったことからこの名がついたという。怖い・・
派手な鳥居!(なぜか天使がついている)と思うと先ほど見たのと同じ箱根大天狗山神社の鳥居だった(この先にももう一つあった)。
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