« レイチェル・ウェルズ『通い猫アルフィーの奇跡』 | トップページ | 新宿御苑:ビストロ マガザン・ルージュ »

2018/04/14

「いつか眠りにつく前に」

本日の映画

いつか眠りにつく前に [DVD]
movie-7 「いつか眠りにつく前に」  Evening 2007年米独

DIR:ラホス・コルタイ
CAST:クレア・デーンズ、トニ・コレット、ヴァネッサ。レッドグレーヴ、パトリック・ウィルソン、ヒュー・ダンシー、ナターシャ・リチャードソン、メイミー・ガマー、バリー・ボストウィック、メリル・ストリープ、グレン・クローズ
STORY:人生の最期を迎えようとしているアンは、しきりとハリスと私がバディを殺したと口走る。困惑する娘たち。40年前、いったい何があったのか・・・

☆☆☆ベストセラー小説の映画化。

重い病で、二人の娘に見守られながら最期を迎えようとしているアン。
娘たちの知らない男性の名を口走り、しかも自分とその男性が、バディを殺したと・・・

ここで一気に40年前へと遡る。

歌手としての成功を夢見るアンは学生時代の親友ライラの結婚式に呼ばれ、医者のハリスと出会い恋いに落ちる。
ハリスはライラの初恋の相手だが、ハリスに恋愛感情はないと言われ、別の男性と結婚することになるが、ふっきれてはいない・・・
ライラの弟バディはかねてからアンのことが好きで、とうとう告白するが、アンにはいい友人というだけ・・・

いろいろな思いが交錯する中、ある悲劇が・・・

という過去の物語と、現在の物語がクロスする。
アンの長女は、クラブで歌う母のことが理解できず、母のような人生を送りたくないと常々思っていた。次女ニナは何をやっても中途半端で自堕落な生活を送ってきていた。当然姉妹は馬があうわけもなく・・・
この現在のパートでは、母の病気を通して、次第に姉妹、そして母娘は和解へと向かうけれど、過去のパートでは、悲劇をきっかけにすべてがバラバラに・・・

最後の最後で、過去のわだかまりも溶け・・・
ほっとするシーンも用意はされてはいるのだけれど、なんというか、どうも過去の物語では誰に感情移入していいのやら・・・
バディがかわいそうじゃん!という感想しか持てなかったという・・・
いや、彼もあの子供っぽさが駄目なんだけれど。

ワタクシ、C・デーンズは好きなんだけれど、常に眉をひそめてイライラしてるこの映画での演技はちょっとしっくりこなかったし、M・ストリープの実の娘エイミー・ガマーも母親の七光りで出たんじゃないかという・・・
年取ったライラを演じたストリープはさすがなんだけど・・・

実際の母娘、V・レッドグレーヴ(老いたアン役)とN・リチャードソン(長女役)はすごく自然でよかったですが。

なんかこうもやもやが残った映画でした。

« レイチェル・ウェルズ『通い猫アルフィーの奇跡』 | トップページ | 新宿御苑:ビストロ マガザン・ルージュ »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「いつか眠りにつく前に」:

« レイチェル・ウェルズ『通い猫アルフィーの奇跡』 | トップページ | 新宿御苑:ビストロ マガザン・ルージュ »

twitter

google


  • Google

    WWW
    ブログ内

amzon