カタリーナ・インゲルマン=スンドベリ『老人犯罪団の逆襲』
本日の本
book-9 『老人犯罪団の逆襲』 カタリーナ・インゲルマン=スンドベリ著 創元推理文庫
STORY:絵画誘拐を成功させた老人犯罪団ネンキナーの面々はほとぼりが覚めるまでラスベガスで豪遊していたが、故郷が恋しくなり帰国。再び犯罪を計画するが・・・
☆☆☆スウェーデン産ミステリ第2弾。
おとぼけミステリの2作目である。
5人で合計400歳の老人たちがまたもや大暴れ!
といっても、やはり計画通りに行かず・・・
綿密にたてたはずの計画はボロボロだし、うっかりミスが多すぎるし、気づくと盗んだものがどっかいっちゃうし(笑)。
それでも決してめげないネンキナー!
この明るさがいいんですねぇ。
困ったら、「大丈夫ボケたふりをすればいいから。」などと言うのだけど・・・
確かに注意力が散漫になってるところはあるものの、頭脳明晰だし、何より元気。
やっぱりハリがあるからかしら?と思いますね。
犯罪はよろしくないけれど、生きがいがあるというのはいいことで、まだまだやってくれそうな?
ミステリ的にはちょっとご都合主義的な気もするけれど、老人パワーに免じて許しましょう(笑)
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